概要
京都府南部、南山城に位置し西側の大半は枚方市など大阪府に接している。日本全国「八幡」が付く4つの市のうちの一つで人口約7万3千人。
北を淀川水系に接する淀川水運と京都と大阪を結ぶ街道筋の街で、三川合流地点の南岸に位置する男山山頂に鎮座する石清水八幡宮の門前町として発展。
1970年代以降、大阪府枚方市の京阪樟葉駅に近い男山地区で京阪や日本住宅公団(現都市再生機構)などがくずはローズタウンや男山団地などの大規模住宅を造成した影響により大阪市方面のベッドタウンとして人口が急増加。この人口増により1977年市制を施行した。
市の南東から反時計回りに市域を囲むように木津川が流れ、市の北西で桂川、宇治川と合流し淀川となる。
三川合流地点にはかきわた自然運動公園および桜の名所として名高い淀川河川公園背割堤地区があり、北側対岸には天王山がそびえる乙訓郡大山崎町を望むことができる。
東西に通過する名神高速道路とは大山崎JCTと大山崎から接続する国道478号京滋バイパスの久御山淀ICでつながっており、対岸へのアクセスも容易。
この三川合流の南岸、市の北西にある標高142.5mの男山近辺が市の中心で、男山山頂に石清水八幡宮、男山北麓に市を代表する駅である京阪八幡市駅、そして山を取り巻くように住宅地や田園が広がり、特に男山西側は「男山団地」と呼ばれる人口集積地。
京都駅より続く市の北東から南西にかけて国道1号が縦断し直交する形で府道や市道が整備、北側の名神高速・京滋バイパスも含め道路事情は良く交通渋滞は少ない地域。
このうち国道1号の西側は胴ヶ峠を越えて大阪府枚方市に接しており、枚方側の京阪本線樟葉駅が特急停車駅でもあることからこちらを利用する人も多く、バス路線の多くも八幡市駅のみならず樟葉駅を発着する形になっているなど地域的なつながりは強い。
他方国道1号を挟んだ東側は人口の減少も目立つ地域で木津川にかかる上津屋橋(流れ橋)が目立つ
1889年(明治22年)の町村制の施行により、綴喜郡に八幡町および都々城村・有智郷村が発足
1954年(昭和29年)、都々城村・有智郷村が八幡町に編入
1977年(昭和52年)、八幡町が市制施行して八幡市となり、綴喜郡を離脱
主なスポット
- 寺社
- 石清水八幡宮・単伝庵(らくがき寺)
- その他
- 淀川河川公園背割堤地区・松花堂・流れ橋
- ショッピング
アクセス
- 祇園四条駅から京阪本線で約25分
- 京阪本線「八幡市」