藤森神社
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深草の産土神、競馬関係者からの信仰も厚い勝運の社
深草の産土神で3座12柱を祀る。1800年前に神功皇后が旗塚を作り祭祀を行ったのが起源。 菖蒲(端午)の節句発祥地で5月の藤森祭では神輿や武者行列に馬上妙技が人気の駈馬神事も。 転じて勝負の神様として競馬ファンの信仰が厚く競走馬の絵馬も奉納。 宝物殿、御神水の不二の水のほかアジサイでも有名
藤森神社とは?(基本データ)
- 名前
- 藤森神社(ふじのもりじんじゃ)
- エリア
- 伏見・桃山
- ジャンル
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寺社 紫陽花 名水 伏見名水 腰痛 必勝祈願 伏見五福 十六社朱印 珍しい狛犬 新撰組 鳳輦・神輿 夏越祓・茅の輪 火焚祭 初詣 節分祭 茶会・献茶祭 生け花展・献花祭 蹴鞠 縁日・市 神楽 御弓神事 駈馬・流鏑馬
- 建立・設立
- 203年(神功摂政3年)、三韓征伐から凱旋した神功皇后が深草藤森の地に軍旗を立て兵具を納め塚を作り祭祀を行ったのが起源
759年(天平宝字3年)、藤尾(現在の伏見稲荷神社付近)の地に日本書紀の撰者で日本最初の学者としても知られる舎人親王を祀る「藤尾社」を創建
794年(延暦13年)、第50代・桓武天皇より弓兵政所の称号が授けられ、遷都奉幣の儀式が執り行われる
800年(延暦19年)、塚本の地に桓武天皇の弟で藤原種継暗殺事件に連座して非業の死を遂げた早良親王を祀る神社「塚本社」を創建
1438年(永享10年)、後花園天皇の勅令により、室町6代将軍足利義教が藤尾社を藤森の地に遷して合祀し、東殿となる
1470年(文明2年)、応仁の乱で焼失した塚本社が藤森の地に合祀され西殿となる、この際に「藤森神社」と改められる - 祭神
- 以下の12柱を祀る
[本殿(中座)]
├主祭神・素盞鳴命(すさのおのみこと)
├別雷命(わけいかずちのみこと)
├日本武尊(やまとたけるのみこと)
├応神天皇(おうじんてんのう)
├仁徳天皇(にんとくてんのう)
├神功皇后(じんぐうこうごう)
└武内宿禰(たけのうちのすくね)
[東殿(東座)]
├舎人親王(とねりしんのう)
└天武天皇(てんむてんのう)
[西殿(西座)]
├早良親王(さわらしんのう)
├伊豫親王(いよしんのう)
└井上内親王(いがみないしんのう) - ご利益
- 勝運・馬・学問
- 例祭
- 5/5(藤森祭)
他に節分祭並追儺式(2/3)、駈馬神事(5/5)などが知られる - 神紋・社紋
- 上がり藤に一文字
- 札所等
- 伏見五福めぐり
京都十六社朱印めぐり - アクセス
- 駐車場
- バス10台分 無料
自家用車50台分 無料 - 拝観料
- 境内自由
■紫陽花苑(第一紫陽花苑・第二紫陽花苑共通券)
└入苑料 300円(団体250円)
※団体割引は30名以上 - お休み
- 無休
- 拝観時間
- 9:00~16:00
- 住所
- 〒612-0864
京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609 - 電話
- 075-641-1045
- FAX
- 075-642-6231
- 公式サイト
- 勝運・学問と馬の神社 藤森神社
藤森神社 Twitter
藤森神社 京都十六社朱印めぐり
藤森手づくり市 Facebook
藤森神社の地図
藤森神社のみどころ (Point in Check)
京都市伏見区深草藤森の地にある、勝運と馬の神様で知られる神社。
平安遷都より遥か昔、神功皇后によって創建され、古くから皇室や武家のみならず地元の産土神として庶民からも厚く信仰を集め、後に近郊にあった3つの社が合祀されて現在の形となっています。
203年(神功摂政3年)に「三韓征伐(さんかんせいばつ)」から凱旋した神功皇后(じんぐうこうごう)が、深草藤森の地に軍旗を立て、兵具を納め、塚を作り、祭祀を行ったのが起源。
その後も朝廷より篤く崇敬され、794年(延暦13年)の平安遷都に際しては第50代・桓武天皇より「弓兵政所(ゆずえまんどころ)」の称号が授けられ、また遷都の無事を祈願して神に奉幣を捧げる「遷都奉幣」の儀式も執り行われています。
一方759年(天平宝字3年)には藤尾(現在の伏見稲荷神社内の末社・藤尾社付近)の地に天武天皇の子で「日本書紀」の撰者として、また日本最初の学者としても知られる舎人親王(とねりしんのう)を祀る神社として「藤尾社」を創建。
また800年(延暦19年)には塚本(東福寺の西側の伏見街道付近)の地に、桓武天皇の弟で藤原種継暗殺事件に連座して非業の死を遂げた早良親王を祀る神社として「塚本社」が創建されています。
そして1438年(永享10年)、後花園天皇の勅令により室町幕府第6代将軍・足利義教が藤尾社を藤森の地に遷して合祀して「東殿」とし、また1470年(文明2年)には「応仁の乱」で焼失した塚本社を合祀して「西殿」とし、この際に「藤森神社」と改められています。
現在の本殿および拝殿は江戸中期の1712年(正徳2年)に第114代・中御門天皇より御所の宮中内侍所を賜ったもので、特に拝殿は中央に通路が設けられているのが珍しいいわゆる「割拝殿(わりはいでん)」として特に有名です。
毎年5月5日に行われる例祭の「藤森祭」は、鎌倉末期には行われていた記録の残る歴史を持ち、当初から武者行列が有名であったことから、五月人形(武者人形)を飾る「菖蒲の節句(しょうぶのせっく)」の発祥の祭といわれていて、家々に飾られる武者人形には藤森の神が宿るといいます。
また「菖蒲」は「尚武(武道・武勇を重んじること)」、そして「勝負」に通じるほか、祭神として神功皇后など武神が多く祀られていることや、また戦前は周辺が軍用地であったこともあり、現在は「勝運」を呼ぶ神様として特に信仰を集めています。
更に藤森祭にて奉納される「駈馬神事」が馬の神事であることから「馬の神」としても信仰されていて、馬主や騎手などの競馬関係者や競馬ファンからも厚く信仰され、境内の絵馬舎には競走馬の絵馬が多数奉納されています。
他にも日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王を祭神として祀っていることから、「学問の神様」としても信仰されています。
また紫陽花(アジサイ)の名所としても知られていて、6月から7月にかけては境内に2か所ある「紫陽花苑」が公開され、3,500株の紫陽花が境内を彩ります。
藤森神社の施設案内
アクセス
京阪墨染駅とJR藤森駅の中間に位置し、一帯は深い木々に覆われた広大な森となっています。
その森の西側にあるのが藤森神社で、東側にある「京都教育大学」とは隣り合う形で鎮座しています。
まず京阪には藤森駅もありますが、最寄駅は「墨染駅」で、駅を出てすぐ東にある「墨染」の交差点を左折して、直違橋通(伏見街道)を北へ200mほど進むと、信号のあるT字路に差し掛かります。
ここを右折してあとはまっすぐ150mほど進めば、ほどなく藤森神社の石標と鳥居が見えてきて、「南門」より境内へ入ることができます。
またここを右折せずに直違橋通(伏見街道)を更にまっすぐ240mほど進んで、「西門」から境内に入ることもできますが、この場合は南参道をまったく通らず、本殿の方まで行くことになります。
一方「JR藤森駅」の場合は駅を出て通りを西へ400mほどまっすぐ進めば、「南門」へ到着することができます。
途中には京都教育大学の門の前を通るので目印になるかと思います。
境内
境内は縦長で、南側の入口から北へ南参道が200m余り続いており、本殿や拝殿などの主要な建造物はほぼ北側に集中しています。
南参道は深い森に覆われており、両脇は駐車場や公園、第一あじさい苑などになっているほか、参道は5月5日の「駈馬神事」の際には馬場として使用されます。
南参道を進み、拝殿および拝殿に近づいた付近から右手に参集殿や宝物殿、左手に休憩所や絵馬舎、第一あじさい苑への入口などが姿を見せ、本殿と拝殿を囲むようにして様々な社殿や社が建てられています。
摂社・末社は本殿の北側に集中しており、また北側には第二あじさい苑もあり、本殿の右側に見頃の時期になると受付が設置されます。
また西門から入場した場合は、西参道を通って本殿および拝殿の近くまで直接行くことができます。
周辺
京阪墨染駅を西へ進むと墨染桜で有名な「墨染寺」、更にその南には伏見大仏として知られる「欣浄寺」もあります。
またそのまま南の方へ進むと琵琶湖疏水の「伏見インクラン(墨染インクライン)」も徒歩圏内です。
更に距離はありますが直違橋通(伏見街道)を南へと進めば「丹波橋」や「伏見桃山」の方へと通じているほか、南門をを80mほどJR藤森駅の方へ進んだT字路は伊達政宗ゆかりの「伊達街道」と呼ばれていて、ここを右折して伊達街道を南へ進んでいくと、平安遷都を行った桓武天皇の御陵や伏見桃山城の模擬天守のある伏見桃山城運動公園へ向かうこともできます。
南参道
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南門(正門)
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石標
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道標
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説明版
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藤森神社第一駐車場の看板
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藤森手づくり市の看板
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南参道
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藤ノ森消防分団祭器庫
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公園
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お手洗
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藤森神社第一駐車場
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蒙古塚
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休憩所
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絵馬舎
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絵馬
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藤棚
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拝観受付
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第一紫陽花苑入口
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第一紫陽花苑
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陽開亭
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出口
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神馬像
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手水舎
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倉庫
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かへし石(力石)
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神輿轅蔵
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宝物殿・馬の博物館
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参集殿
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神符守札授与所・ご祈祷受付
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納札所
本殿
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拝殿
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本殿
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斎館
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神楽殿
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楠
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藤森稲荷社
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藤森七福神
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大日如来社
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神輿庫
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不二の水
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神功皇后御旗塚
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受付
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第二紫陽花苑入口
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神鎧像
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第二紫陽花苑
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藤棚
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橋
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出口
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八幡宮社
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祖霊社
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七宮社
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大将軍社
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天満宮社(霊験天満宮)
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金太郎像
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白松
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舎人親王崇敬碑
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学問の祖神 舎人親王御神前の石碑
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納札所
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倉庫
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お手洗
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臨時受付所
西門
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西門
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石標
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道標
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石垣
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西参道
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カヤ
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イチョウ
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鳥居
境内北側
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北口
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第二駐車場
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歩兵連隊碑(京都歩兵聯隊跡)
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北参道
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忠魂碑
関連
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塚本社址
現在は東山本町陵墓参考地となっている
周辺
藤森神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1
歳旦祭(さいたんさい)・初詣
新年を祝い皇室の弥栄と国の益々の発展を祈るとともに、氏子崇敬者と地域社会の平和と繁栄を祈願する
9:30- 1/2
二日祭(ふつかさい)
- 1/3
元始祭(げんしさい)
年頭にあたり天皇陛下の弥栄と国の益々の発展を祈願する
- 1/4
鏡開(かがみびらき)
- 1月成人の日
成人祭(せいじんさい)
- 1/16
御木始・御弓始(おきはじめ・おゆみはじめ)
「御木始」は早朝より開催され、本殿前にて氏子内の大工が奉仕して神事を行い、その年の工事の安全を祈願する
「御弓始」は15:30より開催され、鬼という字を3つ書いた的を神職と氏子代表が矢を射て世の中の悪鬼を祓い、一年間の平穏を祈願する- 2月節分当日
節分祭並追儺式(せつぶんさいならびについなしき)
拝殿および拝殿に向かって設けられた花道を舞台として開催される
太鼓・雅楽・舞楽の奉納に引き続き、追儺式と豆まきが行われるが、夜20:00より開催される「追儺式」は音響効果やスポットライト、スモークなどの派手な演出で知られる
1975年(昭和50年)頃よりパフォーマンス性の高い豆まきが行われているといい、伏見最大級の勇壮な闇夜の節分祭として人気を集めている
ちなみに豆まきで撒かれる福豆はクジ付で、当選者には氏子地域協賛による豪華賞品がプレゼントされる
また厄除けだんごの限定販売のほか、終日甘酒の無料接待あり
10:00「節分祭」
18:00「奉納行事」
藤森太鼓の演奏、雅楽、巫女神楽、舞楽の奉納
20:00「追儺式」
最初に人形焼納が行われ、拝殿前にて町内に配布した人形(ひとがた)の焚き上げが行われる
その後20:30頃より、司会者によるマイク実況つきで追儺式と豆まきが2度にわたって催される
まず1度目は花道より登場したオレンジの鬼と水色の鬼がプロレスの興行さながらに周囲を威嚇し暴れ回った後、奉納行事で舞楽を奉納した子どもたちの豆により退治され、その後氏子や年男年女らによる豆まきが行われる
2度目は1度目よりパワーアップした赤鬼と青鬼の親鬼たちが登場し、同じように周囲を威嚇し暴れ回るが、最後は奉納行事で巫女神楽を奉納した巫女たちの弓矢で退治され、1度目同様に豆まきが行われる- 2月初午当日
末社 藤森稲荷初午祭(ふじのもりいなりはつうまさい)
- 2/11
紀元祭(きげんさい)
神武天皇が即位した建国の日に際して、皇室の繁栄と国の益々の発展を祈願する
- 2/17
祈年祭(きねんさい)
「としごいのまつり」とも読み、皇室の弥栄と国家・国民の一年の安泰とともに、五穀豊穣をはじめあらゆる産業の発展、国力の充実が祈願される
- 3/3
雛祭(ひなまつり)
- 3月春分の日
春分祭(しゅんぶんさい)
- 3/31
是斎定の神事(これいみさだめのしんじ)
- 4/29
昭和の日祭(しょうわのひさい)
- 5/1~5/5
藤森祭(ふじのもりまつり)(春季大祭)
毎年5月1日~5日に行われる「神輿渡御」を中心とした藤森神社の例祭で、別名「深草祭」
祭神の1柱である舎人親王は皇室や藤原氏からの崇敬厚く、平安前期の860年(貞観2年)に第56代・清和天皇(せいわてんのう)の宝祚に際し奉幣の神事を行ったのがはじまりとも、863年(貞観5年)に摂政・藤原良房(ふじわらのよしふさ)が清和天皇の勅を奉じて行った「深草貞観の祭」がはじまりとも伝わる
神輿の他に甲冑姿の「武者行列」が登場する事でも知られているが、これは祭神の1柱である桓武天皇の弟・早良親王(さわらしんのう)が781年(天応元年)に陸奥で起きた反乱の征討将軍の勅を受けた際、藤森神社にて戦勝祈願をし出陣しようとした所、これを聞いた反乱軍は畏れおののき戦わずして乱は平定されたという故事に基づくもので、このことから5月5日に武者人形を飾る「菖蒲の節句」の発祥の祭とされている
祭典は4月29日の「神輿出し(みこしだし)」からはじまり、5月1日に「御出祭」、5月3日には「神輿神霊遷(みこしみたまうつし)」、藤森太鼓保存会による「藤森太鼓(ふじのもりだいこ)」の奉納、そして神輿三郷連合会による「神輿担ぎ(みこしかつぎ)」が行われ、5月4日の「節句祭(せっくさい)」と「宵宮祭(よいみやさい)」と続く
そして5月5日の祭礼当日は「神幸祭(しんこうさい)」が行われ、早朝より3基の神輿と甲冑に身を包んだ4つの「武者行列(むしゃぎょうれつ)」が氏子地区を巡行する
そして境内の南参道では13:00と15:00の2回、疾走する馬上で「逆立ち」や敵の矢が当たったと見せかける「藤下がり」などの勇壮かつアクロバティックな妙技を披露する「駈馬神事」が行われる
また5月1日より露店も立ち並び、多くの人で賑わうほか、期間限定で厄除け・家内安全の「厄除けちまき」の授与も行われる
[4/29]
「神輿出し(みこしだし)」
[5/1]
10:00「御出祭(おいでさい)」
13:00「当町祓」
[5/3]
14:00「神輿神霊遷(みこしみたまうつし)」
その前後に藤森太鼓保存会による「藤森太鼓(ふじのもりだいこ)」の奉納
神輿三郷連合会による「神輿担ぎ(みこしかつぎ)」
18:00「神役お位もらい」
[5/4]
10:00「宵宮祭(よいみやさい)」
10:00「節句祭(せっくさい)」
[5/5]
7:00「神幸祭(しんこうさい)」
8:00~9:00頃「神輿三基出輿」「武者行列巡行」
13:00および15:00「駈馬神事」
16:00~18:00「神楽奉納」
夕刻「神輿還輿」- 5/1
藤森祭 御出祭(おいでさい)
- 5/3
藤森祭 神輿神霊遷(みこしみたまうつし)
神輿に祭神の御霊を遷す神事
- 5/4
藤森祭 宵宮祭・節句祭・みどりの日祭(よいみやさい・せっくさい・みどりのひさい)
10:00からの「節句祭」は神鎧像の前にて、端午の節句(菖蒲の節句)に合わせ男の子の健康と成長を願って行われる
また「宵宮祭」では雅楽などが奉納される- 5/5
藤森祭 神幸祭(ふじのもりまつり しんこうさい)
3基の「神輿」と「女神輿」に加え、「鼓笛隊」と4種の「武者行列」が氏子地区を巡る
3基の神輿とは
第1御輿「宮本下之郷」
第2御輿「深草郷」
第3御輿「東福寺郷」
4種の武者行列とは
「朝渡(あさわたり)」(早良親王東征の行装)
「皇馬(こんま)」(清和天皇勅諚深草祭の行装)
「七福神(しちふくじん)」(七福神の行列)
「払殿(ほって)」(神功皇后凱旋纛旗神祀の行装)
7:00より「神幸祭」の神事
8:00~9:00に3基の神輿と武者行列が出発
神輿は江戸時代に氏子たちが財力を注ぎ込んで作ったもので、京都において最も優雅かつ美術品としての価値も高い
鼓笛隊は明治維新における官軍の行進を再現したもので小中高の男子50名が神社旗を先頭に整然と行進していく
なお神輿渡御の際には10:30~11:00頃に伏見稲荷大社境内の表参道沿いの「藤尾社」に到着し神事が執り行われるが、この場所が藤森神社が現在地に移る前に鎮座していた場所であったことから- 5/5
藤森祭 駈馬神事(ふじのもりさい かけうましんじ)
祭神の1柱である桓武天皇の弟・早良親王が781年(天応元年)に陸奥の反乱に対して征討将軍の勅を受け、藤森神社に祈誓出陣された際の擬勢を象ったものといわれる古い歴史を有する
乗り手が馬を駆りながら馬上で勇壮かつアクロバティックな7種類の妙技を披露することで知られ、1983年(昭和58年)に京都市の無形民俗財にも指定された
時間は13:00からと15:00からの2回で、場所は境内の南参道よりスタートし、拝殿前まで全速力で駆け抜ける
2回目の駆馬行事が終わる16:00頃には、鼓笛隊を先頭に武者行列が氏子地域の巡行を終えて境内へと凱旋する
「手綱潜り」敵矢の降りしきる中を駈ける
「逆乗り(地藏)(さかのり)」後方の敵の動静を見ながら駈ける
「矢払い」敵矢を打払いながら駈ける
「横乗り」敵に姿を隠して駈ける
「逆立ち(杉立ち)」敵を嘲りながら駈ける
「藤下がり」敵の矢に当たったと見せて駈ける
「一字書き」騎乗しながら「寿」や馬の字を左右逆にした「左馬」などの文字を書いて駈ける- 5/20
親王祭(しんのうさい)
- 6/15
紫陽花祭(あじさいまつり)
「紫陽花の宮」として知られ、境内2か所の「紫陽花苑」を6月初旬から約1か月公開
約1500坪5000平方メートルと境内の1/4を占める苑内に、色とりどりのアジサイ約40種3500株が花を咲かせる
社務所ではあじさい鈴守りの販売や期間限定の御朱印も
紫陽花苑開園期間中の土日には蹴鞠(第3日曜日13:00)や雅楽・舞楽・藤森太鼓・琴の演奏など様々な奉納行事が行われる
見頃の時期の6月15日には10:00より「紫陽花祭」を開催し、献花・献茶・神楽奉納などが行われる- 6/30
夏越大祓式(茅の輪神事)(なごしのおおはらいしき(ちのわしんじ))
新年より半年の間、生活して行く上で知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れを祓い清める夏の恒例行事
境内に設置されている「芽の輪」をくぐることで身を清め、家内安全・無事息災を祈願する
15:00より拝殿にて神事の後、神職に続いて一般参拝者も茅の輪をくぐることができる
茅の輪は本殿前に設置され、茅の輪守の授与も行われる- 7/16
海の日祭(うみのひさい)
- 7/25
末社 天満宮祭(てんまんぐうさい)
- 8/7
七夕祭(たなばたさい)
七夕飾りの飾り付け
- 8/27
大日如来祭(だいにちにょらいさい)
- 9月敬老の日
敬老祭(けいろうさい)
- 9/15
摂社 八幡宮祭(はちまんぐうさい)
- 9月秋分の日
秋分祭・祖霊社祭(しゅうぶんさい・それいしゃさい)
- 10月体育の日
体育の日祭(たいいくのひさい)
- 10/28
摂社 大将軍祭(たいしょうぐんさい)
- 11/1
御供祭(ごくうさい)
- 11/5
秋季大祭並火焚祭(しゅうきたいさいならびにひたきさい)
10:00より本殿にて秋季大祭の神事が行われ、雅楽が流れる中で神楽の奉納などが行われる
その後、再び神楽の奉納や大祓詞の奏上などが行われる中、本殿前に設けられた火床で氏子より奉納された約3万5000の火焚木を焚き上げ、五穀豊穣や氏子中の1年間の家内安全・無病息災を祈願する- 11/8
末社 藤森稲荷火焚祭(ふじのもりいなりひたきさい)
- 11/14
舎人親王祭(とねりしんのうさい)
- 11月第2または第3月曜
駪駪祭(シンシン祭)(しんしんさい)
競馬と馬を愛する人たちのための祭典
「駪(シン)」の字は馬へんに先と書き、「多くの馬が我先にと進もうとしているさま」という意味があり、競走馬の馬体の安全や勝馬の祈願、ひいては勝運を祈願する祭事
競馬関係者や駈馬神事の関係者らも参加する中、午の刻である12:00より神事が開始され、雅楽や神楽の奉納の後、トークイベントや抽選会などが行われる
また祭典の斎行にあたっては馬の字が左右逆に書かれ、幸運を招くといわれる縁起物の「左馬」の御朱印が、前々日の土曜日より3日間限定で特別授与される- 11/23
新嘗祭(にいなめさい)
皇室の弥栄と国家・国民の安泰を祈願
祈年祭と対をなす祭で、その年に収穫した五穀を神前に供え、一年間の収穫や発展・充実を感謝する- 12/23
天皇誕生祭(てんのうたんじょうさい)
天皇陛下の誕生日に際して行われる
奉祝の意を表すと共に、陛下の長寿と益々のご健康を祈願
毎日・月並行事
- 毎月1日・5日・15日
月次祭(つきなみさい)
月ごとの決まった日に行われ、皇室の弥栄と国の繁栄、地域と氏子崇敬者の安寧を祈願
- 毎月5日
願駈祭(がんかけさい)
ハズレ馬券を焼納する神事
- 毎月第3日曜
藤森手づくり市
手作り品のみが出品可能で、地元産の採れたて野菜やお菓子などの食べ物や衣類・雑貨などの出店のほか、演奏ライブや大道芸などのイベントや催しも開催される
[Facebook]
寺社めぐり
- 1/1~1/15
伏見五福めぐり(ふしみごふくめぐり)
伏見を代表する5つの社寺を巡拝し、干支が書かれた所定の色紙に朱印を集めていくご利益めぐり
初詣も兼ねて1/1より1/15まで開催され、色紙には購入時点で購入先の社寺の朱印が押してあり、残る4つを集めると記念に干支の土鈴が無料でもらえる
長建寺(開運・商売繁盛・諸芸上達)、藤森神社(勝運・学問)、乃木神社(学業・勝運)、大黒寺(出世開運・金運)、御香宮神社(開運・厄除)の5つの社寺で開催
洛南保勝会が主催し1985年(昭和60年)より開催されている- 3月下~5月末
伏見名水スタンプラリー(ふしみめいすいすたんぷらりー)
伏水会が毎年主催しているスタンプラリー
古くから名水の地として知られ、酒どころとして知られる伏見区内の名水10か所を巡ってスタンプを全て集めると先着で記念品を進呈
また5か所以上のスタンプを集めて応募すると抽選で食事券や伏見の銘酒など伏見にちなんだ賞品が当たる
花ごよみ
- 3月下~4月上
桜(サクラ)●
南門の鳥居前や本殿付近、七福神のそばなどに10本以上の染井吉野(ソメイヨシノ)や八重桜(ヤエザクラ)
- 6月上~7月上
紫陽花(アジサイ)
「紫陽花の宮」として知られ、境内2か所の「紫陽花苑」を6月初旬から約1か月公開
約1500坪5000平方メートルと境内の1/4を占める苑内に、色とりどりのアジサイ約40種3500株が花を咲かせる
社務所ではあじさい鈴守りの販売や期間限定の御朱印も
紫陽花苑開園期間中の土日には蹴鞠(第3日曜日13:00)や雅楽・舞楽・藤森太鼓・琴の演奏など様々な奉納行事が行われる
見頃の時期の6月15日には10:00より「紫陽花祭」を開催し、献花・献茶・神楽奉納などが行われる- 11月~12月
銀杏(イチョウ)●
境内西側、西参道にイチョウの木
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