お精霊さん・万灯会 京都の伝統行事

お精霊さん・万灯会 (Oshorai Mandoe)

 

 

イベント名 エリア スポット名 ポイント
NO IMAGE 五山の送り火   京都市内各所
誓願寺 盆施餓鬼法要
(精霊送り)
三条寺町・四条河原町 誓願寺
矢田寺 送り鐘 三条寺町・四条河原町 矢田寺
千本釈迦堂(大報恩寺) 精霊むかえ・六道詣り(六道参り) 北野・西陣 千本釈迦堂
(大報恩寺)
8月8日~12日の9:00~20:00までお盆精霊迎えとして「六道まいり」が行われ、8月16日には精霊送りが行われるほか、境内で「手づくり市」も開催される
六道信仰に基づいて作られた寺宝の一つ「六観音菩薩像(重文)」と縁を結ぶことで、6つの道に迷える先祖や縁者のすべての精霊を迎え、罪障消滅と開運招福を祈願する
ちなみに六観音像は運慶の弟子・定慶により仏像で、全国で唯一、聖観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・准胝観音・如意輪観音の6体が一同に安置されている
また「六道」とは、あの世(冥土・冥界)にある地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天上道の6つの世界のことで、各界で寿命が来ると別の世界へ輪廻転生すると考えられている
期間中は通常非公開の本尊・釈迦如来像の特別開帳も行われ、釈迦如来像の手に結ばれた白い布とつながる「迎え鐘」を撞いて先祖を迎える
境内には奉納されたイラスト入りの万灯が並べられ、幻想的な雰囲気に包まれる
千本えんま堂(引接寺) お精霊迎え・お精霊送り 北野・西陣 千本えんま堂
(引接寺)
壬生寺 盂蘭盆万灯供養会 二条城 壬生寺 先祖の霊を供養するお盆の伝統行事
京都市内で行われる万灯会としてはもっとも期間が長く、8月9日から8日間に渡って行われる
また1153年(仁平3年)には行われていた記録の残る歴史あるお盆の行事
期間中、本堂前には先祖の追善供養を願って献灯された1000個以上の灯籠が並べられ、日没とともに点灯
天気が良ければ千体仏塔にも灯りが灯され、境内は幻想的な空気に包まれる
また普段は拝見出来ない本尊の地蔵菩薩立像の姿を拝むこともできる
日没~21:30で境内は自由に拝観できる
初日にあたる8/9と8/10は「精霊迎え火」と呼ばれ、8/9には20:00より本堂前の舞台にて「壬生六斎念仏」が奉納される
「五山の送り火」も行われる最終日の8/16は「精霊送り火」と呼ばれ、「精霊送り施餓鬼(せがき)法要」が営まれた後、送り火が焚かれるほか、20:30より本堂前の舞台にて「中堂寺六斎念仏」が奉納される
大谷祖廟(東大谷) 東大谷万灯会 祇園・東山 大谷祖廟
(東大谷)
東本願寺飛び地境内
六道珍皇寺 六道まいり
(迎え鐘)
祇園・東山 六道珍皇寺
西福寺 六道まいり
(迎え鐘)
祇園・東山 西福寺
六波羅蜜寺 萬燈会
(迎え鐘)
祇園・東山 六波羅蜜寺
高台寺 燈明会・夏の夜間特別拝観 祇園・東山 高台寺 8月1日から豊臣秀吉の命日である8月18日にかけて開催される
参道には「燈明會」と書かれた800~900もの提灯が灯され、開山堂や庭園が幻想的にライトアップされるほか、プロジェクションマッピングなども行われ、境内は幽玄な雰囲気に包まれる
同じ時期に開催されている「百鬼夜行展」にちなみ、台所坂を上がった門の所には百鬼夜行の「お化け提灯」も吊り下げられ、参拝者を出迎える
時間は日没後点灯~22:00(受付21:30まで)
真如堂(真正極楽寺) 精霊送り・精霊送り灯ろう供養会 岡崎・吉田・鹿ケ谷 真如堂
(真正極楽寺)
大覚寺 宵弘法 嵐山・嵯峨野 大覚寺
化野念仏寺 千灯供養 嵐山・嵯峨野 化野念仏寺
車折神社 万灯祭 嵐山・嵯峨野 車折神社
妙心寺 お精霊さん 衣笠・御室・花園・太秦 妙心寺 お盆に行われる先祖供養の法要と万灯行事
8/9と8/10の「お精霊迎え(迎え鐘)」と8/16の「お精霊送り(送り鐘)」で構成
特に「お精霊迎え」では年に一度この機会にのみ撞くことができる「迎え鐘」を鳴らすために多くの参拝客が訪れる
南総門から仏殿にかけて屋台も出て賑わう一方、先祖供養のために奉納された約1000個の絵入りの献灯提灯が法堂や仏殿の周囲を包み、また三門もライトアップされて境内は幻想的な空気に包まれる
寺田屋 伏見万灯流し 伏見・桃山 寺田屋 お盆の先祖供養と家内安全を祈願して行われる
明治維新を迎えるにあたって犠牲となった人々への慰霊法要
寺田屋の前の伏見城外堀跡の濠川・宇治川派流に流した約1000基の灯籠が水辺を幽玄かつ幻想的に照らす
伏見十石舟・三乗船場 伏見十石舟・三乗船場
醍醐寺 醍醐寺万灯会 山科・醍醐 醍醐寺 19:00より「施餓鬼精霊供養法要(せがきしょうりょうくようほうよう)」が執り行なわれ、各家ご先祖の精霊が供養される
当日は合計1000を超えるという醍醐地域の小中学生が奉納した置き灯籠や提灯が参道を照らすとともに、国宝の金堂や五重塔などもライトアップされ幽玄の世界が演出される
また五重塔前の特設子ども広場では、そうめんの接待(先着500食・志納)や夜店としてワンコイン縁日も出て、数多くの家族連れなどで賑わう
日没18:00頃~21:00の開催で、万灯会の時間内は伽藍への入山料は無料
大原三千院 万灯会 大原・八瀬・比叡山 大原三千院 創建以来、極楽浄土への祈りを捧げるという先代から受け継いだ古の祈りと、これから刻む数百年、数千年の祈りを託して営まれる
18:00より観音堂にて「千年の祈り」点灯式
その後奥の院の不動堂・観音堂前広場を中心に境内全域にて献灯、約1万本にも及ぶ蝋燭の灯りが灯される中、世界平和・諸願成就を願って祈りが捧げられる

TOPへ