高台寺
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豊臣秀吉の正室・北政所ゆかりの「ねねの寺」
豊臣秀吉正室の北政所が秀吉の菩提を弔うため創建。 臥龍池と偃月池を中心とした庭園は小堀遠州作で国の史跡名勝。秋のライトアップで池に反射する紅葉は見事。 枝垂桜が美しい方丈前庭では春・秋限定ライトアップで現代アートの展示も。 傘亭・時雨亭は桃山時代の茶室建築の代表で重文
高台寺とは?(基本データ)
- 名前
- 高台寺(こうだいじ)
- エリア
- 祇園・東山
- ジャンル
-
寺社 山 東山連峰 茶室 史跡 名勝 桜 紅葉 竹林 馬酔木 萩 撫で仏 東山花灯路 七夕 お精霊さん・万灯会 観月祭 除夜の鐘 涅槃会 茶会・献茶祭 開山忌・御忌
- 正式名
- 高台寿聖禅寺(こうだいじゅせいぜんじ)
- 建立・設立
- 1606年(慶長11年)
- 創始者
- [開基] 高台院(北政所・ねね)(こうだいいん(きたのまんどころ・ねね))
[開山] 弓箴善疆(きゅうしんぜんきょう)
[中興開山] 三江紹益(さんこうしょうえき) - 宗派
- 臨済宗建仁寺派
- 山号
- 鷲峰山(じゅぶざん)
- 本尊
- 釈迦如来
- 寺紋
- 菊桐紋(五七桐と菊紋)
- アクセス
- 駐車場
- 24時間の大型駐車場あり
├大型バス20台分(予約制) 2時間3,000円(以後1時間1,500円)
└乗用車150台分 1時間500円(超過30分250円・23~8時は1時間100円)
※拝観された方は無料扱いや各種特典あり - 拝観料
- ■通常拝観
├大人 600円(団体500円)
├高校・中学生 250円
├小人 無料(要保護者同伴)
└障害者 無料(通常拝観時)
※拝観料は掌美術館を含む
※団体割引は30名以上
■3ヵ所共通割引拝観券(高台寺・高台寺掌美術館・圓徳院)
└900円 - お休み
- 無休
- 拝観時間
- ■通常拝観
└9:00~17:30(受付17:00まで)
■夜間特別拝観(ライトアップ)あり
├春(枝垂桜) 3月中旬~5月初旬
│ 日没後~21:30(受付終了)
├夏(燈明会) 8/1~8/18
│ 日没後~21:30(受付終了)
└秋(臥龍池・臥龍廊) 10月中旬~12月初旬
日没後~21:30(受付終了) - 住所
- 〒605-0825
京都府京都市東山区高台寺下河原町526 - 電話
- 075-561-9966
- FAX
- 075-561-7387
- 公式サイト
- 鷲峰山 高台寺
高台寺 Twitter
鷲峰山 高台寺 Facebook
圓徳院
京・洛市 ねね 門前会
高台寺 掌美術館
高台寺の地図
高台寺のみどころ (Point in Check)
京都市東山区下河原町、東山を代表する観光スポットの北側の八坂神社や円山公園と南側の二年坂・産寧坂・清水寺とをつなぐ「ねねの道」沿いに位置する臨済宗建仁寺派の寺院。
「ねねの寺」とも通称され、禅寺でありながら女性的な優しい雰囲気を持ち、女性から人気の高い寺院です。
1606年(慶長11年)に豊臣秀吉の正室である北政所(高台院・ねね)が秀吉の菩提を弔うため創建。
寺号は北政所が出家した後の院号である「高台院」にちなんだものです。
創建当初は曹洞宗の寺でしたが、1624年(寛永元年)に建仁寺の三江紹益(さんこうしょうえき)を中興開山として迎えた際に臨済宗に改められました。
造営の際には江戸幕府を開いた徳川家康からも援助を受け、伏見城の遺構の一部を移築するなどし壮観を極めたと伝わりますが、度重なる火災で伽藍の大半を焼失しており、方丈など現在の主な建物は明治以後に再建されたものです。
この点、難を逃れた建造物はいずれも重文に指定されており、戦国武将の加藤清正が寄進した「表門」、開山・三江紹益を祀る「開山堂」、秀吉とねねを祀る「霊屋(おたまや)」、庭園の中ほどに建つ秀吉遺愛の「観月台」、そして利休の意匠による秀吉好みの茶室で伏見から移築した「傘亭」と「時雨亭」が、当時の面影をとどめています。
創建の経緯から、釈迦如来を本尊とする禅宗寺院であるとともに、秀吉と北政所を祀る「霊廟」としての性格をもった寺院で、それを象徴するかのように霊屋(おたまや)には秀吉と北政所の坐像が安置されています。
そして霊屋の内陣の須弥壇(しゅみだん)と厨子(ずし)には、桃山時代の漆工芸の粋を集めた華麗な蒔絵(まきえ)文様の装飾が施されており、「高台寺蒔絵」として知られています。
この他にも北政所が所持していたと伝えられる蒔絵調度類を多数蔵していることから、「蒔絵の寺」の通称でも親しまれています。
高台寺は茶道とも縁が深く、千利休の意匠とされる「傘亭」「時雨亭」の秀吉好みの2つの茶室が残されており、桃山時代の茶室建築の代表的するものとして国の重要文化財にも指定されています。
また茶会がよく開かれることでも知られていて、「新緑茶会」や「七夕茶会」、そして「観月茶会」など、季節に合った茶会が数多く開かれています。
庭園も見どころの一つで、方丈および書院の東にある「高台寺庭園」は小堀遠州の作と伝わり、鶴島と亀島が見事な石組で作られ「鶴亀の庭」とも呼ばれています。
東山を借景に東に臥龍池(がりょうち)と西に偃月池(えんげつち)を配した池泉廻遊式の庭園で、開山堂を中心として書院へと続く楼船廊と、霊屋へと続く臥龍廊の2つの廊橋がかかり、楼船廊の途中には北政所が秀吉を偲んで月を眺めたという秀吉遺愛の観月台があり、往時を偲ばせます。
秋には萩(ハギ)の名所としても知られおり、桃山時代の庭園を代表する庭園として国の史跡・名勝にも指定されています。
一方、方丈前には白砂の広がる「波心庭」があり、春には枝垂桜が美しい花を咲かせ、見る者の心を奪います。
また春、夏、秋のライトアップでは、光のアートやプロジェクションマッピングなど、例年趣向を凝らしたライトアップが実施されることでも有名で、昼間とは違った幻想的な情景を味わうことができます。
高台寺は桜と紅葉スポットとしても有名で、中でも秋には境内約1,000本のカエデが紅葉に彩られ、特にライトアップされた臥龍池の水面に紅葉が鏡のように反射して映し出される光景は息を飲む美しさです。
有料拝観エリア外にもチベットの寺院などで多く見られる一度回すと大蔵経という経典を読むのと同じご利益があるとされている「マニ車」や京都市内を眺望できる「駐車場」からの眺めなどの見どころがあるほか、「御茶所」も新設され気軽に珈琲を楽しみに訪れることができるようにもなりました。
他にも伝統的な日本文化に親しめるよう座禅や茶道の体験を行っており、初めて方でも気軽に参加することができるようになっています。
門前を通る「ねねの道」を挟んだ向かいには塔頭「圓徳院」がありますが、ここは北政所が晩年を過ごした場所で、秀吉との思い出深い化粧御殿や伏見城の前庭などを移築し、亡くなるまでの19年間をこの地で過ごしたといわれています。
この点、伏見城から移築された前庭が「旧圓徳院庭園」として国の名勝にも指定されているほか、境内には豊臣秀吉像や秀吉と北政所のゆかりの品を集めた「掌美術館」や気軽にショッピングを楽しめる「京・洛市ねね」も整備されています。
また周辺の塔頭4院を含めた高台寺の周辺にある9種類のポイントを巡る「東山路傍の触れ仏」は、仏像や仏具に触れることでご利益を授かることができるとして人気を集めています。
北政所が夫・豊臣秀吉の菩提を弔うために創建
高台院(北政所)について
北政所(きたのまんどころ 1548?-1624)は、安土桃山時代に活躍した豊臣秀吉(とよとみひでよし)の正室。
尾張国(現在の愛知県)の出身で、幼名は禰々(ねね)またはおねといい、名は吉子または寧子。
生年には1541年(天文10年)、1548年(天文17年)、1549年(天文18年)と諸説あるといい、杉原定利の娘として生まれ、後に織田家足軽組頭・浅野長勝の養女となります。
1561年(永禄4年)、14歳の時に木下藤吉郎(のちの秀吉)と結婚し、織田信長も賞賛したほどの才媛で夫の出世を支えました。
秀吉は足軽として信長に仕えた後、1573年(天正元年)に長浜にて初めての城主となり、1578年(天正6年)から播磨そして中国の毛利を攻め、1582年(天正10年)に信長が「本能寺の変」で倒れると、有名な「中国大返し」を行い「山崎の戦い」で明智光秀を破って信長の仇を討ちます。
1583年(天正11年)には「賤ヶ岳の戦い」で有力家臣だった柴田勝家を破って信長の後継者としての地位を確立し、1590年(天正18年)の「小田原征伐」で北条氏を下し、天下統一を果たしました。
1585年(天正13年)に秀吉が従一位・関白となると、摂政・関白の正妻に贈られる称号である「北政所(きたのまんどころ)」の名で呼ばれるようになり、秀吉の室の中でも別格の高い地位を保っていました。
しかし秀吉の死後は後継者の豊臣秀頼を生んだ淀殿が一目置かれることとなり、大阪を離れ京都へ移り住み出家します。
もっとも秀吉の菩提を弔うことに専念することは周囲が許さず、加藤清正や福島正則、徳川家康(とくがわいえやす)ら反石田三成派の武将たちが高台院の元に集うことで豊臣の家臣は淀殿派と二分され、決定的な対立を生むこととなりました。
そして「関ヶ原の戦い」で天下は徳川のものとなり、更に「大坂の陣」で大坂城が落城し、豊臣家は滅亡することとなります。
「高台寺」の創建
天下人となった豊臣秀吉が伏見城で病死したのは 1598年(慶長3年)8月18日のことでした。
秀吉の正室・北政所(ねね)は秀吉の死後、大坂を出て京都に移り住んで落飾し出家。
1603年(慶長8年)に後陽成天皇より院号を贈られ「高台院湖月尼」となりました。
そして東山の現在地に秀吉の菩提を弔うための寺院の建立を発願、1605年(慶長10年)には秀吉との思い出の深い伏見城の化粧御殿とその前庭を移築し、自らの居所としました。
高台寺の門前、ねねの道を挟んで向かいにある塔頭「圓徳院(えんとくいん)」がその跡であり、1624年(寛永元年)9月6日に77歳で没するまでの余生19年間をここで過ごしたと伝わっています。
秀吉の亡き後、1600年(慶長5年)の「関ヶ原の戦い」に勝利し新たな天下人となった徳川家康は、政治的配慮もあって高台院(北政所)を手厚く扱い、その意を汲んで高台寺の普請担当に自らの配下の武将たちを任命します。
京都所司代・板倉勝重(いたくらかつしげ)を普請奉行にするなど錚々たる顔ぶれでしたが、中でも普請掛に任命された堀直政(ほりなおまさ)の働きは目覚ましく、現在高台寺の開山堂には直政の木像が祀られています。
そして1606年(慶長11年)、曹洞宗の禅僧・弓箴善疆(きゅうしんぜんきょう)を開山に新たな寺院が創建され、高台院(北政所)の名前にちなんで「高台寺」と命名。
創建に際しては、京都の寺町にあった北政所の実母・朝日局(あさひのつぼね)の眠る康徳寺(こうとくじ)も吸収されています。
臨済宗への改宗
創建当初は曹洞宗に属していましたが、1624年(寛永元年)に臨済宗建仁寺派の大本山である建仁寺295世・三江紹益(さんこうしょうえき ?-1650)を中興開山として迎えた際に臨済宗に改められました。
ちなみに北政所の兄・木下家定は建仁寺および三江紹益と関係が深かったらしく、家定の七男が三江紹益のもとで出家しているといいます。
創建当時の高台寺の仏殿は康徳寺の堂を移築・改造したもので、また方丈や傘亭と時雨亭の2つの茶室、そして観月台は、伏見城の遺構として移築されました。
そして高台寺が最も隆盛だった天明年間(1781-89)の記録では塔頭が9か寺、末寺が4か寺あったとされ、壮観を極めたと伝わります。
度重なる火災による焼失と再建
その後、度重なる火災や地震、幕末の1863年(文久3年)には公武合体派の福井藩主・松平慶永(春嶽)の宿所となったことから倒幕派浪士により放火されるなどし、仏殿や方丈など堂宇の大半を焼失しました。
現在の主要な建物は明治以降の再建で、方丈は大正元年(1912)に再建されたものの、仏殿は再建されることはなく、本尊・釈迦如来は現在は方丈に安置されています。
そして創建当時の建物として現存しているのは、加藤清正が寄進した表門、開山・三江紹益を祀る開山堂、秀吉とねねを祀霊屋(おたまや)、庭園の中ほどに建つ観月台(かんげつだい)、そして利休の意匠による茶室で、伏見から移築した傘亭と時雨亭の6つで、いずれも重文に指定されています。
また塔頭寺院も現在は圓徳院、春光院、月真院、岡林院の4院のみで、このうち常時拝観しているのは圓徳院のみとなっています。
高台寺の施設案内
アクセス
東山を代表する観光スポットに囲まれた位置にあり、北側には八坂神社や知恩院、円山公園、南側には二年坂と産寧坂、そして八坂の塔(法観寺)や清水寺などがあります。
そしてその中間に南北に通る「ねねの道」沿いに高台寺の伽藍はあります。
東山の観光名所へアクセスする場合の最寄駅は四条大橋の両サイドにある阪急河原町駅と京阪祇園四条駅か、やや北の地下鉄東山駅になります。
四条大橋の両駅からの場合は、四条大橋から四条通を東に見える八坂神社の朱塗りの西楼門を目指して歩き、門前の「祇園」の交差点に出るのがポイントです。
「祇園」の交差点で右折して南北を通る東大路通を南へと歩いていき、緩やかな上り坂を進み最初の四差路を左折して再び坂を上がっていくと、すぐに左手に八坂神社の南側の出入口である南楼門と大きな石鳥居が見えてきます。
ここで右折し、南楼門から南へまっすぐ伸びている下河原通を進んでいくと、大谷祖廟の入口前を通過してすぐに最初の四差路があり、ここを左折して老舗料亭や旅館がある細い道を上がっていくことになります。
そして1~2分歩くと、ほどなく左手に大雲院という寺が門を構えるT字路に出ることになり、ここを右折して南へと続く道が「ねねの道」になります。
このT字路の分岐には石標があり、「左 北 圓山公園(円山公園)・知恩院 右 南 高臺寺(高台寺)・清水寺」と書かれているので、右に曲がればいいということが分かるかと思います。
ちなみに大雲院には「祇園閣」という祇園祭の鉾をイメージして作られ、銅葺きの屋根から「銅閣」とも通称される塔のような建物があり、この印象的な建物が左手に見えるので目印にされるとよいかと思います。
「ねねの道」も車1台が通れるほどの小道ですが、築地塀と石畳が続く風情のある道で、両脇には老舗料亭なども店を構えており、その店先に「ねねの道」と書かれた提灯が下がっており、京都らしい趣きを感じさせてくれる場所です。
このねねの道を距離にして約150m南へ歩いていくと、左手に高台寺への入口が見えてきます。右側が「掌美術館」の白壁が続き、入口のそばに案内所と全景図があるので、ここまで来れば迷うことはないかと思います。
入口は「台所坂」と呼ばれる坂道の石段になっていて、この坂を上がっていくと門があり、門をくぐると左手に庫裏と方丈が姿を現します。
そして庫裏を突き当たって左奥に拝観受付があります。
以上が四条大橋と八坂神社側からアクセスした場合のルートですが、バスを利用する場合は、最寄の「東山安井」バス停で降りて南へ進むとほどなくして右手に安井金比羅宮の鳥居が見え、反対の左手にも立派な石鳥居のある四差路に出ます。
ここを左折し石鳥居をくぐった先の道は「高台寺南門通り」と表記されており、緩やかな坂道を上がっていくと、ほどなくしてかなり広い四差路となり、正面に「高臺寺」と書かれた石標が見えてきます。
この分岐も東山観光の起点の一つで、まっすぐ東へ進むと道は維新の道と名前が変わり、坂本龍馬の墓もある京都霊山護国神社や霊山歴史館、また右に曲がり南の小道を入っていくと、一念坂から二年坂、そして産寧坂を経て清水寺へと通じています。
また高台寺の駐車場はこの分岐をまっすぐ行った先にあるので、車を利用する場合もこのルートを通ることになります。
そして左へ曲がった北へ続く石畳の道が「ねねの道」で、分岐を左折して右手に高台寺公園を見ながらまっすぐ進んでいくと、ほどなく高台寺の入口が右手に見えてきます。
境内
創建当時存在した仏殿は近世に焼失した後は再建されておらず、大正時代に再建された方丈が中心的な堂宇となり、本尊もここに安置されています。
方丈の西に庫裏、北に書院があり、ねねの道沿いの「台所坂」を上がって門をくぐると、左手に見える「庫裏」の方へと進んで左奥にある「拝観受付」から境内へと入場することとなります。
ちなみに庫裏の前の一帯南側は自由に入場できるエリアで、除夜の鐘が撞かれる「鐘楼」のほか、「天満宮(高台天神)」やその「なで牛」、「マニ車」、そして「湖月茶屋」もあり休憩することもできます。
その更に南側が広大な駐車場になっており、西側は開けていて京都タワーや八坂の塔なども見える京都市街が一望できる見事な眺望が広がっています。
更に南には土産物屋の「高台寺賑店」とコーヒーなども楽しめる「高台寺茶店」が近年整備され、気軽に利用できるようになっています。
拝観受付を済ませると手洗所「東司」の前を通って右奥から伽藍の中心へと進んでいくことになります。ほぼ一方通行で、ポイントとなる地点には順路を示す道標も設置されています。
参道を進むとまず鬼瓦席・遺芳庵・湖月庵の3つの茶室の前を通り、ほどなくして左手に庭園と右手に建物が見えてきます。
左手の庭園は小堀遠州作の「高台寺庭園(鶴亀の庭)」で奥に「開山堂」があり、右手の建物は「書院」で、開山堂と書院をつなぐようにして「楼船廊」がかかります。
この楼船廊を通り抜けて奥へと進むこともできますが、一般的な拝観順路としては、ここでまず書院の入口から「書院」と「方丈」の内部を拝観することになります。
建物の内部は撮影禁止になっていますが、秀吉像など見ごたえのある寺宝などもあり、順路に従って進むと、やがて方丈の南側へと出て、方丈南庭「波心庭」が姿を現します。
白砂の庭園で、奥には「勅使門」が見え、右奥にある「枝垂桜」は春には見事な花を咲かせます。
この庭園を鑑賞し終わると方丈を反時計回りに回って再び書院の方へと戻り、先ほど入った入口のすぐそばの出口から再び外へ出ます。
その後は高台寺庭園を方丈の間を通り、左に折れて「中門」から「開山堂」とその内部を見学したり、秋は紅葉の見事な「臥龍池」を眺めてから、更に奥へ進み、高台にある秀吉とねねの像を祀る「霊屋」、更に奥にある「傘亭」と「時雨亭」と回った後、「竹林」の間を通って高台から麓へと下りてきます。
最後に茶室「雲居庵」で休憩などしてから出口を出ると、再び庫裏の前へと戻ってくることができます。
周辺
塔頭寺院は4つあり、いずれも「ねねの道」沿いに門を構えています。
北側には「岡林院」と「月真院」、南の高台寺公園の向かいに「春光院」がありますが、普段は非公開の寺院で、何といっても高台寺入口の台所坂の向かいにある「圓徳院」が一番の見どころになります。
ねね(北政所)が晩年を過ごした場所で、伏見城から移築した前庭などもあり、落ち着いた雰囲気で庭園を眺めることができます。
また境内には秀吉とねねのゆかりの品を展示する「掌美術館」や、ショッピングを楽しんだり休憩することもできる「京・洛市ねね」もあるので、合わせて回るのがおすすめです。
ちなみに「圓徳院」と「掌美術館」も有料拝観エリアですが、高台寺との「3ヵ所共通割引拝観券」があるので、通常はこれを利用して3か所をセットで回ります。
台所坂・庫裏
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門前
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ねねの道の石標
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説明版
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案内所
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全景図
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台所坂
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石標
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門
書院・方丈・庭園
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拝観入口
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唐門
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庫裏
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門
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受付
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東司
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参道
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土蔵
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分岐
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東屋
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参道
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茶室湖月庵
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茶室鬼瓦席
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茶室遺芳庵
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参道
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偃月池
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亀島
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観月台
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鶴島
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楼船廊
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内部拝観入口
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書院
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方丈
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方丈前庭波心庭
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枝垂桜
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廊下
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内部拝観出口
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高台寺庭園
国の史跡・名勝
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門
開山堂・臥龍池・霊屋・竹林
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重関門(中門)
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参道
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開山堂
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臥龍池
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紅葉
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臥龍廊
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石段
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関西統一学社碑
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分岐
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参道
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分岐
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参道
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分岐
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霊屋
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石段
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龍井家墳墓
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参道
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門
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茶室傘亭
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廊下
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茶室時雨亭
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分岐
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展望台
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参道
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参道
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竹林入口
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参道
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竹林
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眺望
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竹林出口
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龍の頭
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茶室雲居庵
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竹風庭
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分岐
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門
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出口
天満宮・湖月茶屋・駐車場
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勅使門
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マニ車
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天満宮(高台天神)
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手水
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なで牛
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札所
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秀吉・ねねの像
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絵馬掛
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湖月茶屋
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掲示板
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全景図
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アイバンク 愛の光の石碑
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鐘楼
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東山の眺望
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高台寺駐車場
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駐車場入口
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高台寺賑店
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お手洗
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龍の頭
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高台寺御茶所
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石段
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南側入口
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利生堂
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洗心寮
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高台寺ゆば
高台寺公園・高台寺南門通り
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公園東口(石段)
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高台寺公園
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公園北口
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東屋
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藤棚
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公園西口
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顕彰碑
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桜並木
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喫煙所
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公園南口(お手洗)
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駐車場
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分岐
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高臺寺の石標
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ねねの道の石標
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参道
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山門
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掲示板
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高台寺南門通り
圓徳院・京・洛市ねね・掌美術館
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長屋門
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石標
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石碑
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参道
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庫裏
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唐門
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秀吉公好み手水鉢
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参道
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方丈
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南庭
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渡り廊下
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政所窯
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無盡蔵
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手水
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北書院
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北庭
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茶室
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桧垣の手水鉢
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出口
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大黒門
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大黒天
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歌仙堂
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手水
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三面大黒天
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石碑
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祠
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京・洛市ねね
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都路里
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石段
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東司
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地下街
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石段
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ねねの小径
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門
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石碑
その他の塔頭寺院
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春光院
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摩利支天
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月真院
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山門
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石碑
御陵衛士屯所跡
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布袋
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地蔵尊(天道大日如来)
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庫裏
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門
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本堂
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稲荷社
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有楽椿
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門
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石標
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岡林院
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三地蔵
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道元荼毘の地
周辺
高台寺の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1
大般若祈祷会(だいはんにゃきとうえ)
釈迦が説いた教えを三蔵法師が中国に持ち帰り16年の歳月をかけて翻訳したという「大般若経」を転読する法要
1月は「正す月」ということで「正月」と呼ばれているが、間違いや過ちを正し修正することで、幸多い年になるように祈願する
毎年正月1月1日に、1年の魔除けと家内安全などを祈願して行われ、願い事を書き納められた「願文札」も併せて祈祷される- 12/15~1/15
大般若飾り(だいはんにゃかざり)
「大般若祈祷会」は毎年正月の1月1日に、1年の魔除けと家内安全等を祈願して行われる
その高台寺に継承される「大般若祈祷会」の飾り付けが年末年始の約1か月の間、特別公開される- 1月中~3月初の金土日
冬の夜の茶会「夜咄」(よばなし)
蝋燭(ろうそく)の灯だけで催される幻想的な冬の夜の茶会(要予約)
名勝庭園のライトアップのほか、料亭「羽柴」での点心や石塀小路の喫茶店での喫茶(コーヒー・紅茶)、高台寺の茶席「湖月庵」にて呈茶と盛りだくさんな内容となっている
20名ほどの大寄せの薄茶席で、初心者でも気軽に参加できる
受付は17:00~18:00- 2/1~2月末
涅槃会(ねはんえ)
「八相涅槃図」を方丈にて公開
涅槃図は約660年前の南北朝時代1350年頃の作(作者は不明)、縦182cm、横幅238cmの横長で釈迦が入滅する場面の周囲に誕生から涅槃までの生涯が描かれている 2012年に2年の修復期間を経て公開を再開- 2/3
節分会(せつぶんえ)
邪気を追い払い福を呼び込むことで無病息災を願う行事
- 3月下
春季彼岸会(しゅうきひがんえ)
「彼岸(ひがん)」とは、太陽が真東から真西に沈むことから、西方浄土の「あの世」と「この世」が最も近づく春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)とした7日間を指す
一般的にこの時期には日頃無事に過ごせていることに感謝し、先祖の墓参りをしたり、寺院では先祖の霊を慰め、成仏を祈る法要が執り行われる- 3月上~5月初
春の特別展・春の夜間特別拝観
春の観光シーズンに合わせてライトアップが行われるほか、高台寺の書院や圓徳院、掌美術館にて春季特別展も開催される
高台寺は9:00~22:00(受付21:30まで)
圓徳院は10:00~~22:00(受付21:30まで)
掌美術館は9:30~~22:00(受付21:45まで)
日没よりライトアップが行われ、臥龍池に映し出された木々が美しい高台寺庭園や闇夜に静かに照らし出される竹林の幽玄な世界を味わえる
方丈南庭の波心庭では、毎年趣向を変えた光のアートやプロジェクションマッピングが楽しめ、例年3月下旬頃に見頃を迎える枝垂桜や勅使門が幻想的に浮かび上がる
期間中は利休の意匠による秀吉公好みの茶室「傘亭」に特別茶席が設けられ呈茶も振る舞われる(有料)- 5月のいずれかの週の土日
新緑茶会(しんりょくちゃかい)
清々しい若葉の中、四畳半の茶室「玄路庵」にて薄茶を楽しむことができる茶会(要予約)
受付は14:00~16:00- 6/1~6/7
遺芳庵朝茶席
「遺芳庵(いほうあん)」は書院の北側、拝観受付より入場して最初に現れる3つの茶室の一つ
江戸初期の豪商で茶や和歌などもたしなみ文化人としても知られた灰屋紹益(はいやしょうえき 1607-91)が、島原の太夫で才色兼備を称えられた妻の二代目吉野太夫(よしのだゆう 1606-43)を偲んで作ったといわれる茶室
「吉野窓」と呼ばれる壁に開けられた吉野太夫好みの丸窓が特徴的な、一畳台目向板・向切逆勝手の小さな茶室で、普段は閉じられ、外観を見ることができるのみ
新緑の高台寺にて、1年にわずか1週間、1日1席3名のみが楽しめる特別な朝の茶会で、薄茶のお点前をゆっくり楽しむことができる(要予約)
8:30~- 7/7に近い土日
七夕会(たなばたえ)・夜間特別拝観
庫裏の前庭や駐車場などに飾られた大笹には、子供たちや全国から寄せられた多く人々の夢や願い事が書かれた短冊が吊り下げられる
短冊は東山一帯の幼稚園や保育園で配られるほか、高台寺のホームページからも応募できるという
期間中は七夕飾りのライトアップのほか、境内のライトアップも行われる
受付は日没から22:00(受付21:30まで)- 7/7に近い土日
七夕茶会(たなばたちゃかい)雲居庵
「七夕会」に合わせて開催される茶会(要予約)
願い事を書いた短冊は住職により所願成就の祈祷が施される
受付は17:00~18:00- 7月中~8/31(予定)
百鬼夜行展(ひゃっきやこうてん)
「百鬼夜行(ひゃっきやこう・ひゃっきやぎょう)」とは、鬼や妖怪たちが列をなして深夜の町を集団で徘徊すること
そしてその行列の様子を描いたのが「百鬼夜行絵巻(ひゃっきやこうえまき)」で、室町時代から明治・大正にかけて全国各地で制作されたという
圓徳院にて江戸時代土佐派の「百鬼夜行絵巻」や円山応挙の「幽霊図」、「地獄極楽絵図」などの秘蔵の絵巻物や掛軸が展示される
同時期の8/1~8/18には「燈明会・夏の夜間特別拝観」も開催されている- 8/1~8/18
燈明会(とうみょうえ)・夏の夜間特別拝観
8月1日から豊臣秀吉の命日である8月18日にかけて開催される
参道には「燈明會」と書かれた800~900もの提灯が灯され、開山堂や庭園が幻想的にライトアップされるほか、プロジェクションマッピングなども行われ、境内は幽玄な雰囲気に包まれる
同じ時期に開催されている「百鬼夜行展」にちなみ、台所坂を上がった門の所には百鬼夜行の「お化け提灯」も吊り下げられ、参拝者を出迎える
時間は日没後点灯~22:00(受付21:30まで)- 8月上~中の金土日
夕涼み浴衣の茶会(ゆうすずみゆかたのちゃかい)
「湖月庵」にて真夏の夕暮れに夕涼みがてら、浴衣姿で気軽に参加できる茶会
部屋に飾られた風鈴や京うちわが涼しげで、椅子席のため初心者でも気軽に参加できるのが魅力
合わせて庭園のライトアップも楽しめる
浴衣着用の場合割引あり(要予約)
受付は17:00~18:00- 8/10
盂蘭盆大施餓鬼会(うらぼんおおせがきえ)
「施餓鬼(せがき)」とは、お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つで、生前の悪行により餓鬼道に堕ち、常に飢えと乾きに苦しむ霊や魂に食事を施して供養する法会のこと
- 8/22
開山忌(かいさんき)
開山の忌日(命日)に行なう法要
- 9月上~下の金土日
秋の夜の観月茶会(あきのよのかんげつちゃかい)
夕刻より茶席が設けられ、月を愛でながら虫の音、秋草をしみじみと楽しめる風情溢れるお茶会(要予約)
名勝庭園のライトアップのほか、料亭「羽柴」での点心や石塀小路の喫茶店での喫茶(コーヒー・紅茶)、高台寺の茶席「湖月庵」にて呈茶と盛りだくさんな内容となっている
17:00~20:30(受付は17:00~18:00)- 10/6
北政所茶会(きたのまんどころちゃかい)・島原太夫道中
北政所の遺徳を偲び、命日の旧暦9月6日に合わせ、月命日の毎年10月6日に開かれている茶会
献茶式およびお茶会が催され、当日は表・裏・煎茶・太夫席・陣中席の5つの茶席と点心席を1日かけて楽しむことができる
また高台寺には島原の名妓として知られる2代目吉野太夫ゆかりの吉野窓のある茶室「遺芳庵」がある縁で、2006年(平成18年)からは島原太夫による「太夫道中」やお点前の披露も行われる
茶会開催時間は8:00~15:00(事前にお茶券を求める必要)
献茶式は10:00より高台寺
太夫道中は9時半頃(駐車場→勅使門前)と15時頃(勅使門前→駐車場)で自由に見学が可能
2人の可愛らしい禿(かむろ)に先導されながら高下駄を履き、内八文字の独特なゆるりとした歩き方でゆっくりと道中を進んでいく- 10月中~12月上
秋の特別展・秋の夜間特別拝観
秋の紅葉シーズンに合わせてライトアップが行われるほか、高台寺の書院や圓徳院、掌美術館にて秋季特別展も開催される
高台寺は9:00~22:00(受付21:30まで)
圓徳院・掌美術館は10:00~~22:00(受付21:30まで)
日没よりライトアップが行われ、臥龍池では池の水面に鏡のように映る息を飲むようにな美しさの紅葉や、静かに照らし出された竹林の幽玄な世界を味わえる
方丈南庭の波心庭では3Dプロジェクションマッピングも- 12月初
雪月花(せつげっか)
釈迦が悟りを開いた12月8日の鶏鳴の刻(午前2時頃)に修行僧が暖をとるため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来しているという
ちなみに雪は豆腐、月は大根、花は人参で表現される
圓徳院の北書院にて毎年変わるテーマで創作された和菓子とお抹茶、高台寺に移動して雲居庵にて香煎茶、最後に高台寺駐車場内の洗心寮で温かいうずみ豆腐粥が振る舞われる
庭園のライトアップも
高台寺と門前会が抽選で招待客を招いて開催- 12月初
鬼瓦濃茶席
遺芳庵とともに高台寺を代表する茶室で、通常拝観を行っていない「鬼瓦席(おにがわらのせき)」にて濃茶(こいちゃ)を頂くことができる特別茶会(要予約)
10:30と13:30の2回開催- 12/15~1/15
大般若飾り(だいはんにゃかざり)
「大般若祈祷会」は毎年正月の1月1日に、1年の魔除けと家内安全等を祈願して行われる
その高台寺に継承される「大般若祈祷会」の飾り付けが年末年始の約1か月の間、特別公開される- 12/31
除夜の鐘(じょやのかね)
先着108組に整理券を配布
22時から1/1の午前2時まで庭園をライトアップ
重文の梵鐘は老朽化のため引退し2011年に約400年ぶりに新調された
年明け1/1の11時より「大般若祈とう会」
花ごよみ
- 1月~12月
竹林(チクリン)
茶室の傘亭と時雨亭のある高台から麓にある茶室・雲居庵の前へと下りてくる途中に周囲を竹林に覆われた参道がある
特別拝観時の夜間ライトアップでは静寂と幽玄の世界が周囲を包み込み幻想的- 1月~12月
椿(ツバキ)●
境内にいくつか見られる 入口参道の台所坂の両脇に紅白の椿
茶室・雲居庵のそばにある龍の頭のオブジェの左
圓徳院にも南庭に白斑入りの侘助椿、北庭にも椿が見られる
塔頭・月真院の山門そばには織田信長の末・織田有楽斎の屋敷から移植されたという樹齢約400年といわれる「有楽椿」があり、京都市の保存樹に指定されている- 3月
馬酔木(アセビ)
境内東の高台にある傘亭・時雨亭へ向かう途中の坂道や、傘亭・時雨亭の周辺など、境内にはたくさんの木が植えられている
- 3月下~4月中
桜(サクラ)
高台寺桜(コウダイジザクラ)、枝垂桜(シダレザクラ)、山桜(ヤマザクラ)など約50本
重関門(中門)西側に高台寺桜、勅使門のすぐ西側、拝観受付を入ってすぐの墓地の周辺などにも桜
方丈南庭の白砂の広がる「波心庭」の右手奥に見事な枝垂桜がある
江戸後期より有名となり、現在のシダレザクラは4代目だという
開花時期に合わせて「春の夜間特別拝観」も開催され、高台寺庭園や竹林がライトアップされるほか、波心庭でもプロジェクションマッピングや幻想的な枝垂桜が楽しめる
ライトアップは日没から22:00(受付21:30まで)
高台寺公園にも多くの桜があり、ねねの道沿いは美しい桜並木となる- 4月~5月
石楠花(シャクナゲ)●
霊屋へと通じる臥龍廊のそばなど、臥龍池の周囲の斜面に多く咲いている
霊屋から傘亭・時雨亭へと向かう石段の途中にも- 9月中~下
百日紅(サルスベリ)●
高台寺庭園の開山堂の手前左
- 9月中~下
萩(ハギ)
小堀遠州作の高台寺庭園(鶴亀の庭)は萩(ハギ)の名所として有名
与謝蕪村が「黄昏や 萩に鼬(イタチ)の 高台寺」と詠んだことで知られる
奥に拝観受付のある庫裏の手前右にも紅白の萩の花
通常非公開の塔頭・月真院でも門から白萩が見える- 11月中~11月下
紅葉(こうよう)
京都の紅葉スポットとして有名で境内に約1,000本が色づく
モダンなオブジェが展示されるなど季節によってデザインが変わる白砂の方丈前庭のほか、臥龍池・偃月池の2つの池の周辺は紅葉が鏡のように池に反射し実に見事
夜のライトアップも有名で、紅葉だけでなく幽玄な雰囲気が漂う竹林や方丈前庭に映る幻想的な光のアートも見どころ
境内南側にの雲居庵では紅葉を眺めながら抹茶も
関連行事
- 3月初~3月中
東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)
京都の夜の新たな風物詩となることを目指して、2003年(平成15年3月)から始められた「灯り」をテーマに始められたイベントで、北は青蓮院から知恩院、円山公園、八坂神社、高台寺を通り、二年坂や産寧坂を経て南は清水寺に至る約4.6kmの路地を行灯で照らす
その他にも公園や普段は夜間拝観は行っていない周辺の寺社などでもライトアップや様々な行事・イベントが開催される
高台寺と塔頭・圓徳院では夜間特別拝観が行われ、高台寺では重文の開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭や方丈前庭、臥龍池、竹林などが、圓徳院では庭園がライトアップされるほか、門前のねねの道や石塀小路の路地も行灯で照らされる
また隣接する高台寺公園でも花のお絵かき行灯や各種企画展などを開催
更に「狐の嫁入り巡行」のゴール地点にもなっている
[公式]- 3月初~3月中
狐の嫁入り巡行(きつねのよめいりじゅんこう)
高台寺周辺で行われる、狐のお面を付けた白無垢姿の花嫁が人力車に乗り込み、ライトアップされた東山の小路を拍子木を鳴らしながら、提灯を持った約30人の行列とともに巡行するイベント
昔の人々は遥か遠方に連なって見える青白い火のことを「狐火」と呼び、狐が嫁に行く際の提灯だと考えたという
そして狐火を多く見かけた年は豊作になるとも伝わり、縁起が良いとされている
ちなみに現在はその怪しい不思議な現象という意味から晴れているのに雨が降る「天気雨」のことを「狐の嫁入り」という
花灯路の期間中は毎日開催される
19:00からと20:00からの1日2回(変更の場合あり)
順路は知恩院三門→円山公園(枝垂桜)→長楽館→円山音楽堂→圓徳院→春光院→高台寺南側道路→高台寺天満宮→高台寺
高台寺のレポート・旅行記
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2017年03月11日
東山花灯路2017 高台寺公園 花の日本酒きき酒会・企画展
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2017年03月11日
東山花灯路2017 狐の嫁入り巡行(高台寺)
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2017年03月5日
東山花灯路2017 狐の嫁入り巡行(高台寺春光院前)
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2017年01月15日
雪の高台寺2017
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2016年12月31日
高台寺 除夜の鐘2016
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2016年11月26日
高台寺圓徳院をぶらり&紅葉2016
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2016年11月26日
高台寺をぶらり&紅葉2016
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