丹州観音寺(丹波あじさい寺)
100種1万株が境内を埋め尽くす「丹波のあじさい寺」
福知山市東部にある高野山真言宗の寺院。720年法道が十一面千手観音菩薩を安置し創建、市聖と称される空也中興の古刹。2/11の観音寺大護摩大祭は100年の伝統。 丹波のあじさい寺として知られ見頃には100種1万株が境内を埋め尽くす。他にも四季折々の草花が楽しめる関西花の寺二十五カ所第一番札所
丹州観音寺(丹波あじさい寺)とは?(基本データ)
- 名前
- 丹州観音寺(丹波あじさい寺)(たんしゅうかんのんじ(たんばあじさいでら))
- エリア
- 福知山
- ジャンル
- 建立・設立
- 720年(養老4年)、法道が本尊十一面千手観音菩薩を刻み草堂に安置したのがはじまり
961年(応和元年)、空也により中興され七堂伽藍が建立される
鎌倉時代には北条時頼・貞時らの厚い庇護を受け、25余坊の寺坊を持つ寺院として栄える
1576年(天正4年)、明智光秀による焼き討ちにより焼失
1784年(天明4年)、大聖院・多聞院・本堂が再建される
1896年(明治29年)、補陀洛山観音寺として統合
20世紀半ば頃、秘仏本尊開帳時に万灯万華を供養しようと発願、その万華の花として選ばれたアジサイが多種植栽され、以後「丹波のあじさい寺」として有名に - 創始者
- 伝・法道
- 宗派
- 高野山真言宗
- 山号
- 補陀洛山(ふだらくさん)
- 本尊
- 十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音)
- 寺紋
- 札所等
- 関西花の寺二十五カ所 第1番
丹波古刹十五ケ寺霊場 第15番
丹波西国 第1番
福知山花の十景 - アクセス
- 駐車場
- 駐車場90台(無料)
- 拝観料
- 境内自由
■あじさい期間のみ
├大人 350円
└中高生 200円
■御朱印
└300円 - お休み
- 無休
- 拝観時間
- 9:00~17:00
- 住所
- 〒620-0803
京都府福知山市観音寺1067 - 電話
- 0773-27-1618
- FAX
- 0773-27-4427
- 公式サイト
- 京都 福知山 丹州観音寺 丹波あじさい寺
丹州觀音寺 Facebook
華観音寺 Instagram
第1番 丹州觀音寺 関西花の寺二十五カ所
福知山花の十景 福知山観光協会
丹州観音寺(丹波あじさい寺)の地図
丹州観音寺(丹波あじさい寺)のみどころ (Point in Check)
京都府福知山市観音寺、福知山市東部のJR石原駅から徒歩15分の所にある高野山真言宗の寺院。
山号は補陀洛山(ふだらくさん)、本尊は十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音)。
奈良時代の720年(養老4年)、インドの帰化僧・法道が一霊木から本尊十一面千手観音菩薩を刻み草堂に安置したのがはじまり
平安中期の961年(応和元年)、「市聖」と称される空也により中興され、七堂伽藍が建立され、丹波地方の観音信仰の中心として栄え、鎌倉時代には北条時頼・貞時らの厚い庇護を受け、25余坊の寺坊を持つ大寺院となり最盛期を迎えますが、戦国時代の1576年(天正4年)に戦国武将・明智光秀による焼き討ちにより焼失します。
その後、江戸後期の1784年(天明4年)に大聖院・多聞院・本堂が再建され、更に明治時代に入った1896年(明治29年)に「補陀洛山観音寺」として統合され現在に至っています。
現在は「丹波のあじさい寺」として有名ですが、これは戦後間もない頃、観音菩薩の霊力で眼病が治ったお礼にと、一人の老女が山門近くに七色に変化する光の花・紫陽花(アジサイ)を数本植樹したのが「あじさい寺」のはじまり。
その後、1964年(昭和39年)に本尊の秘仏・十一面千手千眼観世音菩薩の御開帳する際、多数の灯明と花を供える「万灯万華会(まんとうまんげえ)」を開催せんとの発願があり、以前植樹された紫陽花がよく育ったこともあって万華の花として選ばれ、様々な種類のものが植樹されることになったといいます。
そして現在は見頃の時期には100種1万株ともいわれる青やピンク、白色の色とりどりの紫陽花(アジサイ)が、仁王門前や参道の両脇、七観音霊場など境内全体を埋め尽くし、訪れる人の目を楽しませています。
その他にも新緑や紅葉、冬の蝋梅など、四季折々の草花を楽しむことができ「関西花の寺二十五カ所」の第1番札所にも選ばれています。
行事としては毎年2月11日に開催される「大護摩大祭」は100年の伝統を誇る丹波地方で最大の祈祷祭で、多くの僧侶や行者によって交通安全や商売繁盛、良縁拝受、心願成就などの各種の祈祷が行われます。
また紫陽花の見頃に時期に合わせて毎年6月の第4日曜日には「あじさいまつり」も開催され、アトラクションや住職の心安らぐ法話などの様々なイベントで境内は賑やかな雰囲気に包まれます。
丹州観音寺(丹波あじさい寺)の施設案内
境内
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総門
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参道
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駐車場
仁王門の横
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あじさい会館
集会所
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便所
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境内図
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寺号標
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仁王門
周辺に多くのあじさい
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拝観受付
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参道
参道の両脇に無数のあじさい
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石段
参道突き当たり左
本堂へ続くが紫陽花の時期の順路では帰りに下ることになる
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手水舎
参道突き当たり正面
近年は花手水もしている模様
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成田不動
参道の一番奥
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山門
参道突き当たり右
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わらべ仏
山門前左 ようおまいりとある
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心休庵
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庫裡
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寺務所
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位牌堂
縁側に座って斜面のあじさいをゆっくり眺めることができる
ガラスに映るあじさいも幻想的
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小国鶏(しょうこくけい)
寺務所~位牌堂の付近で放し飼いにされている天然記念物の鶏
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七観音霊場のあじさい遠景
位牌堂の縁側からの眺め
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七観音入口
七観音霊場の入口
ここから本堂までがあじさい巡りの道となっている
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1番 千手観音
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2番 馬頭観音
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なげきの展望台入口
七観音めぐりの途中に入口があり高台に通じている
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無常橋
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3番 十一面観音
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4番 聖観音
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奥の池
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5番 如意輪観音
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6番 不空羂索観音
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閼伽水
弘法大師空海お手掘りと伝わる
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霊園入口
永代供養墓、あじさい霊園などの墓所への入口
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7番 准胝観音
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本堂前
七観音霊場を巡った後、本堂の手前右手へと出る
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慈母観音
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不動堂(護摩堂)
慈母観音の左横
不動明王像を安置
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弁天堂
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八体仏
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本堂
丹波を代表する密教建築で府指定文化財
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わらべ仏
本堂そばの木陰に可愛らしい姿をした地蔵群
念珠地蔵など名前のついたものも
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こもり堂
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便所
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鐘楼
本堂西側
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御霊木(観音檜)
鐘楼の中
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庚申堂
帝釈天を祀る
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観音杉
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水子観音堂
庚申堂の右
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石段と鳥居
熊野神社の鳥居
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熊野神社
本堂裏東にある鎮守社
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太子堂
熊野神社の右
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鳥居
境内東奥の熊野神社の左手
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稲荷神社
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弘法大師像
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詩風館
住職の心安らぐ詩画が30枚ほど展示されている展示室「心の伝導室」とあじさい期間のみ営業される寺茶屋「華縁」があり、美しい庭や伽藍を眺めながら、美味しい抹茶やコーヒーを頂ける
周辺
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観音寺公園
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JR石原駅
丹州観音寺(丹波あじさい寺)の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 2/11
大護摩大祭
10:00~15:00(点火は11:00)
- 4/21
無縁経
- 6月第4日曜
あじさいまつり
- 6~7月上
寺茶屋華縁
あじさい期間のみ営業
- 8/9
千日詣り
- 8/16
水子供養大法要
- 12/31
除夜の鐘
月並行事
- 毎月28日
不動護摩祈祷
10:30より不動堂にて
花ごよみ
- 12月~2月
蝋梅(ロウバイ)
- 3月上
山茱萸(サンシュユ)●
- 4月上~
椿(ツバキ)●
- 4月上~
菫(スミレ)●
- 4月上
桜(サクラ)
- 5月上~
藤(フジ)●
- 5月上~
銀盃草(ギンパイソウ)●
- 5月上~
皐月(サツキ)●
- 6月中~7月上
紫陽花(アジサイ)
1964年の本尊秘仏・千手観音の開帳の際に、万灯万華会を催すのに合わせて様々な種類のアジサイを植樹して以来「丹波あじさい寺」として有名に
山道を利用した「あじさい散策道」、仁王門前や本堂前など約1万平方メートルの境内に100種1万株、色とりどりのアジサイが楽しめる
6月下旬には「あじさいまつり」も開催- 6月中~7月上
沙羅双樹(サラソウジュ)●
- 7月上~
桔梗(キキョウ)●
- 9月上~
秋桜(コスモス)●
- 10月上~
酔芙蓉(スイフヨウ)●
- 11月~12月上
紅葉(こうよう)