関西花の寺二十五カ所霊場会
「関西花の寺二十五霊場」とは
「花の寺」と称される寺が集まった、花が縁の霊場めぐり
「関西花の寺二十五霊場(かんさいはなのてらにじゅうごれいじょう)」とは、古くから季節の花の名所として知られる関西一円2府4県の25ヵ寺により、宗旨宗派の垣根を超えて結成された霊場めぐり。
年々参拝者数が増加し、2010年は年間7千人、各寺スポットとして2万人近くが訪れているという。2013年には20周年を迎えた。
創設趣旨
四季折々の美しい花を通じて人と寺との接点を作ること。
そしてそれを通じて明るく健やかな社会と心豊かな人生づくりに貢献すること。
参拝のしかた
方法は自由。
仏像や建築物などの文化財や庭園などの見所も多いため、観光気分で巡拝が可能。
他の霊場と同じように札所の番号順に巡るよし、花の開花に合わせて巡るもよし(25ヵ寺にはそれぞれにメインの花とサブの花があり、四季折々の花が楽しめる、特にアジサイとボタンが多い)、団体のツァーで巡り住職の花説法を聞いて巡るなど、様々な方法で巡拝されている。
事務局は福知山市の丹州観音寺内。
「心華帖」
霊場会で発行される専用の納経帳で1冊1000円。
御朱印を貼り付けられるほか寺案内・花案内・道案内なども入っている。
25ヶ寺すべてを回ると満願となり記念品が授与される。
「花の寺祈念珠」
各寺院で菩提樹の珠を1個300円で販売。
それを各寺1個ずつ集めると祈念珠を作ることができる。
「花お守り」
各寺院で花とお堂が描かれた「花お守り」を1個300円で販売。
お守りを納めるための「花お守り収集帖(1,000円)」や「華曼荼羅額(5,500円)」も。
「花説法」
目玉の一つで、10名以上のグループで巡拝すると、各寺の住職による「花説法」と呼ばれる法話を聴くことができる。
花を愛でる心から人生観までユニークな話を聞くことができ、巡拝者に人気。
10名以上集めるのが難しい場合はバスツアーの利用がおすすめ。
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「花法要」
毎年一度、各寺持ち回りで25ヵ寺の住職により執り行われる、花を慈しみ感謝すると共に、世界中の人々が幸せになることを願う法要。
公認ガイドブック・関連書籍
京都府内の霊場一覧
寺社名 | エリア | ポイント | |||
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01 | 補陀洛山 | 丹州観音寺 (丹波あじさい寺) |
福知山 | 丹波のあじさい寺として有名、秋は紅葉 | |
02 | 塩岳山 | 楞厳寺 (丹波のカラス寺) |
綾部 | 春はミツバツツジ、夏はハス | |
03 | 鹿原山 | 金剛院 (慈恩寺) |
舞鶴 | 丹後のもみじ寺として紅葉が有名、初夏は新緑も美しい | |
07 | 宝珠山 | 如意寺 | 京丹後 | 久美浜町、ミツバツツジで知られる、ほかに沙羅など | |
13 | 五位山 | 法金剛院 | 衣笠・御室・花園・太秦 | 「ハスの寺」の別名を持ち、極楽浄土を具現した庭園で知られる 春はしだれ桜が美しい |
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15 | 高雄山 | 岩船寺 | 木津川 | 加茂町、あじさい寺として有名なほかスイレンなども見事 | |
16 | 小田原山 | 浄瑠璃寺 (九体寺) |
木津川 | 加茂町、アセビや山野草 |