八大神社 京都観光

八大神社

八大神社

宮本武蔵と吉岡一門の決闘の地として有名な北の祇園

1294年創建。古くから北天王=北の祇園と称され八坂神社と同格の皇居守護神12社の1つ。一乗寺の産土神・氏神で方除・厄除・縁むすび・学業の神様。 1604年に宮本武蔵が境内の一条下り松で吉岡一門と決闘した当時の松の古木を本殿西に保存、武蔵像も建立。 鎮守の森には国指定天然記念物の淡墨桜も

八大神社とは?(基本データ)

名前
八大神社(はちだいじんじゃ)
エリア
一乗寺・修学院
ジャンル

寺社 必勝祈願 縁結び 鳳輦・神輿 夏越祓・茅の輪 初詣 神楽・湯立神楽

建立・設立
1294年(永仁2年)創建、のち応仁の乱により焼失
1596年(慶長元年)再建
1604年(慶長9年)、宮本武蔵が境内の一条下り松で吉岡一門と決闘
2003年(平成15年)、決闘当時21歳の宮本武蔵の銅像が建立される
祭神
素盞嗚命(すさのおのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
八王子命(はちおうじのみこと)
ご利益
禊祓い、農耕・水、森林・山、縁結び・和歌、方除け・厄除け、学業・教育
例祭
5/5(神幸祭(氏子祭))
他に八朔祭(お千度)・鉄扇音頭(7/31)などが知られる
神紋・社紋
五瓜に唐花(木瓜)・左三つ巴
札所等
京都洛北・森と水の会(修学院・一乗寺)
アクセス
  • 叡山電鉄叡山本線「一乗寺」駅下車 曼殊院道を東へ徒歩約12分
  • 京都市営バス「一乗寺下り松町」(5・北8号系統)下車 東へ徒歩約7分
  • 京都バス「一乗寺下り松町」(18・56系統)下車 東へ徒歩約7分
  • 京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅より車・タクシーで約10分
  • 京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅より車・タクシーで約15分
  • 名神高速道路「京都南IC」より約40分
  • 名神高速道路「京都東IC」より約30分
駐車場
詩仙堂拝観と共通駐車場
├乗用車 約20台 1時間500円
└バス3~4台 1時間2,000円(要電話予約)
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
境内自由
└社務所 9:00~17:00
住所
〒606-8156
京都府京都市左京区一乗寺松原町1
電話
075-781-9076
FAX
075-712-4499
公式サイト
八大神社
八大神社 Twitter
八大神社 Facebook
八大神社 Instagram
八大神社公式ブログ
八大神社 京都洛北・森と水の会

八大神社の地図

八大神社のみどころ (Point in Check)

京都市左京区一乗寺松原町、白川通と曼殊院の交差点を東へ進み、坂道をしばらく登り、詩仙堂のすぐ隣りに鎮座する神社で、一乗寺の産土神、氏神として崇敬を集めています。

鎌倉時代の1294年(永仁2年)3月15日に創建され、室町時代の「応仁の乱」により焼失し荒廃しましたが、安土桃山時代の慶長元年(1596)に再建されています。

東北隅の表鬼門に位置し、古くから方除け・厄除けの神として知られ、また祇園社と同格で「北天王」「北の祇園」と称し皇居守護神十二社中の一社にも数えられていました。
このため後水尾天皇や、霊元天皇、光格天皇らの修学院離宮行幸の時には同社に立ち寄り、白銀などが奉納されたといいます。

また剣豪・宮本武蔵ゆかりの神社としても知られ、1604年(慶長9年)に八大神社の境内地である「一乗寺下り松(さがりまつ)」にて武蔵と吉岡一門が決闘した「一乗寺下り松の戦」当時の下り松の古木が、武蔵が戦いの前に八大神社に立ち寄った縁から本殿西に保存されているほか、参道の右手にはガラス張りの掲示板があり、その中には中村錦之介、後の萬屋錦之介主演の「宮本武蔵~一乗寺での決闘」のポスターやパネルがずらりと展示されています(高倉健が佐々木小次郎役で出演)。

この他に2002年(平成14年)10月27日には、拝殿前に決闘当時の若い頃の姿を再現したという二刀流で構えた宮本武蔵像も建立されているほか、お守りも二刀流の宮本武蔵にちなんで「刀の鍔型武蔵お守り」、絵馬も「宮本武蔵絵馬」など、「宮本武蔵ゆかりの神社」として歴史ファンなどから人気を集めています。

比叡山麓の一帯にはかつて七里(ななさと)それぞれに産土神、即ち一乗村には八大神社、高野村には御霊社(祟道神社)、修学院村には天主社(鷺森神社)、舞楽寺には天王社(八王子社)、藪里には比良木天王社(牛頭天王社)、山端には牛頭天王社、白川村には天王社(北白川天満宮)が祀られていました。
そしてこのうちの藪里・牛頭天王社および舞楽寺・八大天王社が1873年(明治6年)に八大神社に合祀され現在に至っています。

祭神は祇園社(八坂神社)と同神で、古くは牛頭天王(ごずてんのう)、婆梨采女(はりさいにょ)、八王子(五王子三王女)の神仏習合の祭神を祀り、現在は素盞嗚命(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八王子命(はちおうじのみこと)が祀られています。
この点、八柱御子神は八島篠見神、五十猛神、大屋比売神、抓津比売神、大年神、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘売命の8神をいいます。

一乗村の産土神として地元の人々に厚く信仰され、また東北隅の表鬼門に位置し、古くから「方除け・厄除け」の神として信仰を集めたほか、素盞嗚命が出雲国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したこと、また宮本武蔵の由緒から勝負事・受験の「必勝祈願」、更に八岐大蛇退治がきっかけで素盞嗚命と奇稲田姫命が結婚したことから「縁結び」のご利益でも知られ、神前結婚式も行われているほか、大国主命(オオクニヌシノミコト)の教育を素戔嗚命が請け負ったことから、「学業成就」のご利益でも知られています。

現在の本殿は1926年(大正15年)の造営で少し高い位置に鎮座し、その横に末社が綺麗に並ぶようにして配され、境内奥には御神木の巨大な樅木(もみのき)もあります。

そしてこの他に境内の参道脇の「鎮守の森」には、国指定天然記念物の「淡墨桜(うすずみざくら)」が植えられていることでも知られています。
満開を過ぎると花弁が淡いピンク色から薄い墨色に変わる大変珍しい桜で、岐阜県本巣郡根尾村より1993年(平成5年)に八大神社の鎮座七百年祭の記念として植樹されたものです。

また境内を出て少し南へ下がった鳥居のそばにある武蔵の決闘の地にもなった「一乗寺下り松」は、一乗寺のシンボル的存在として有名です。
一帯は平安の昔から、近江から京に通じる交通の要所であった場所で、旅人の道しるべに松の木が植えられてきたといい、名前の由来は平安中期から南北朝時代頃までこの地にあった「一乗寺」という寺の名前にちなんだものです。
寺は衰退して現存しませんが、下り松は旅人の目印として代々引き継がれ、現在の松は4代目です。

他にも八大神社には「柏」「龍」「菊」の3基の大きな剣鉾があり、毎年5/5の「神幸祭(氏子祭)」の際には神輿のほかに剣鉾巡行も行われ、京都市無形民俗文化財にも指定されている見事な「剣鉾差し」を楽しむことができます。

八大神社の施設案内

 

境内

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    看板

    一乗寺下り松そば

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    一乗寺下り松

     

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    宮本 吉岡 決闘之地の石碑

     

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    大楠公戦陣跡

     

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    公衆トイレ

     

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    鳥居

    一乗寺下り松そば

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    社号標

     

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    道標

     

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    曼殊院道

     

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    駐車場

     

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    鳥居

     

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    看板

     

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    宮本武蔵の絵

     

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    参道

     

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    山ノ神社・牛宮社

     

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    宮本武蔵映画の展示パネル

     

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    手水舎

     

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    社務所

     

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    石段

     

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    本殿

     

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    宮本武蔵像

     

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    剣聖・宮本武蔵と洛北・一乗寺の説明板

     

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    下り松古木

     

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    淡墨桜

    本殿西側

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    皇大神宮社

     

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    末社

    左より日吉大神社、八幡大神社、賢防大神社、諏訪大神社・竈大神社、春日大神社・新宮大神社、赤山大神社・貴布禰大神社、加茂大神社・柊大神社

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    鷺森台神社・大将軍社

     

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    山茶花

     

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    お手洗

     

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    ベンチ

     

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    神輿蔵

     

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    御神木の杉

     

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    御神木の樅(モミ)

     

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    石段

     

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    鎮守の森

     

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    常盤稲荷

     

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    駐車場

     

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    東出入口

     

関連

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    地蔵本公園

    神幸祭(氏子祭)における下一乗寺の御旅所

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    柊社(比良木社)

    神幸祭(氏子祭)における一乗寺住宅自治会の御旅所

周辺

八大神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1
歳旦祭・初詣

 

1/5
初御供祭

 

1/14
御日待祭(お千度)

 

2月上
節分祭(厄除祓神事)

 

2/11
建国記念日祭

 

3/3
祈年祭・草餅御供祭(弥生祭)

 

4月第1日曜
神弓祭(古式弓執神事)・遷御祭(宮座督殿渡し)

 

4月下旬頃
宮座新入座奉告祭

 

5/1
粽御供祭(端午祭)

 

5/4
例祭 宵宮祭

 

5/5
例祭 朝御供祭

 

5/5
例祭 神幸祭(氏子祭)

宮座・氏子に伝承された古式に則って執り行われる春の大祭
上一乗寺・下一乗寺・一乗寺住宅自治会の3つの地域をそれぞれの神輿が各々巡行
剣鉾3基(菊鉾・龍鉾・柏鉾)の鉾差しが行われるのも見どころの一つ

■5/4 宵宮祭
[下一乗寺]
18時半に八大神社を出発、19時15分に地蔵本公園(下一乗寺御旅所)着

■5/5 神幸祭・神幸列
[上一乗寺]
12時半より上一乗寺集会所(上一乗寺御旅所)にて神幸祭の神事の後、奉幣式、奉幣太鼓・鉦
13時より神幸列(大人神輿・子供神輿・剣鉾・踊子(サンヨレ)・稚児・奉幣係など)
16時半~17時頃に八大神社帰着

[下一乗寺]
8時半より地蔵本公園(下一乗寺御旅所)にて神幸祭の神事
9時より神輿巡行(稚児などの行列・子供神輿・女神輿・男神輿)
正午頃に高野交差点にて男神輿と女神輿の差し廻し
13時半頃に地蔵本公園(下一乗寺御旅所)にて還幸祭
15時頃に八大神社帰着

[一乗寺住宅自治会]
9時半頃より柊社(比良木社)(一乗寺住宅自治会御旅所)にて神幸祭の神事
10時より神輿巡行(大人神輿・花神輿・サンヨレ)
14時半頃にひいらぎ公園着

7月上
早苗振祭(夏季湯立祭)

 

7/13
勧農祭・野菜の即売会

 

7/13
祇園の夜祭(お千度)

 

8/7
七夕御供祭・夏越大祓

 

8/31
八朔祭(お千度)・鉄扇音頭

 

10月上
栗御供祭・秋季湯立祭

 

11/3
髪置・袴着・帯解 御供祭(七五三詣祭)

 

11/23
新嘗祭

 

月並行事

毎月1日
月次祭

 

花ごよみ

 
桜(サクラ)

 

 
山茶花(サザンカ)

白い花

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