今熊野観音寺(観音寺)
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弘法大師が開創、ぼけ封じにご利益ある頭の観音さん
弘法大師空海が開創し平安末期後白河上皇が熊野権現を勧請し新熊野社を創建した際現在名に。 頭痛、智恵授け、ぼけ封じなど頭の観音さんとして信仰厚く五智水や枕宝布の授与品。 西国三十三所観音霊場第十五番札所で京都七福神巡りの恵比須。 山の緑が美しく鳥居橋、子護大師像、大師堂を中心に紅葉の名所
今熊野観音寺(観音寺)とは?(基本データ)
- 名前
- 今熊野観音寺(観音寺)(いまくまのかんのんじ(かんのんじ))
- エリア
- 東福寺・稲荷
- ジャンル
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寺社 桜 紅葉 新緑 梅 名水 ぼけ封じ・中風・頭痛・撫で仏 泉山七福神 西国三十三所 洛陽三十三所観音 ぼけ封じ十楽観音 神仏霊場会 通称寺
- 建立・設立
- 天長年間(824~834年頃)、嵯峨天皇の勅願で弘法大師空海が十一面観音菩薩像を本尊に開創
1160年(永暦元年)、後白河上皇が熊野権現を勧請し新熊野社を創建した際に新那智山の山号を寄せられ「今熊野観音寺」となる
1713年(正徳3年)、本堂再建(中興)し現在に至る - 建立・設立
- [開基] 弘法大師空海
[中興] 宗恕祖元 - 宗派
- 真言宗泉涌寺派 泉涌寺塔頭
- 山号
- 新那智山
- 本尊
- 十一面観世音菩薩(秘仏)
- 寺紋
- 今熊野浪(今熊野波)
- 札所等
- 泉山七福神巡り 第3番(恵比寿)
西国三十三所巡礼 第15番
洛陽三十三所観音霊場 第19番
ぼけ封じ三十三観音 1番
神仏霊場巡拝の道 第122番
通称寺の会(京の通称寺霊場) - アクセス
- 駐車場
- 自家用車15台分 無料
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 8:00~17:00
- 住所
- 〒605-0977
京都府京都市東山区泉涌寺山内町32 - 電話
- 075-561-5511
- FAX
- 075-551-2779
- 公式サイト
- 今熊野観音寺
第十五番 新那智山 今熊野観音寺(観音寺) 西国三十三所
第十九番札所 今熊野観音寺 洛陽三十三所観音巡礼
第一番札所 今熊野観音寺 ぼけ封じ近畿十楽観音霊場
今熊野(観音寺) 通称寺の会
今熊野観音寺(観音寺)の地図
今熊野観音寺(観音寺)のみどころ (Point in Check)
京都市東山区、東山三十六峰の今熊野山の裾野に広がる泉涌寺山内にある真言宗泉涌寺派の寺院で、泉涌寺の塔頭の一つ。
今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)とも称され、一般的には「観音寺」の名称よりも「今熊野」や「今熊野観音」の呼び名の方で親しまれています。
山号は後白河法皇より賜ったという「新那智山」。
平安初期の弘仁年間(825年頃)に弘法大師空海が熊野権現の化身から観音霊地の霊示を受け、嵯峨天皇の勅願により自ら観音像を刻んで本尊とし草堂に安置したのがはじまり。
また斉衡年間(854~857)に左大臣・藤原緒嗣が伽藍を造営したとも伝えられています。
唐からの帰国後に空海が東寺で修業をしていた時、東山に綺麗な光が指すのが見え、不思議に思い光の指すほうへ向かってみると、白髪の老翁が現れて、空海に一寸八分の十一面観世音菩薩と宝印を与えてその場から立ち去ります。
「熊野権現(くまのごんげん)」の化身だというその老翁のお告げを受けた空海は、堂を建立するとともに自ら一尺八寸の十一面観世音菩薩を彫り、その体内に熊野権現から授かった観音像を胎内仏として納め、本尊として安置したといいます。
この弘法大師作と伝わる本尊十一面観音像は、脇士の不動明王、毘沙門天像とともに古くより厄除・開運を願う人々から篤い信仰を集め、現在も「西国三十三所」の第15番札所などの観音霊場として多くの巡礼者が参拝に訪れています。
中でも平安後期に後白河法皇が長い間悩まされていた持病の頭痛を観音様が枕元に現れて鎮めてくれたという伝承が霊験記に残されていることから、とりわけ頭痛に加え知恵授けや学業成就、ぼけ封じなども含めた「頭の観音さん」として広く人々の信仰を集めています。
ちなみに観音寺は当初は「東山観音寺」と称していましたが、熊野詣に熱心であった後白河上皇が1160年(永暦元年)に紀伊国の熊野権現を勧請して京都に新熊野神社を創建した際に「新那智山」の山号を贈られるとともに「京都にある新しい熊野=今の熊野」という意味を込めて「今熊野観音寺」と称することになったといいます。
その後も1234年(文暦元年)に後堀河上皇を寺域に埋葬するなど、歴代朝廷の崇敬を得て大いに栄え、応仁の乱以前は泉涌寺をしのぐ大寺だったといいますが、「応仁の乱」の兵火で衰退。
江戸中期の1713年(正徳3年)に中興の祖である宗恕祖元によって本堂が再興され現在に至っています。
境内の見どころとしては、まず泉涌寺参道の途中を左に折れて坂を下った先の境内入口前に架かる「鳥居橋(とりいばし)」と呼ばれる風情のある朱塗りの橋が印象的。
更に鳥居橋を渡って奥へと進んでいくと姿を見せる、「子護(こまもり)大師」像は子供の心身健康や学業成就・諸芸上達・交通安全にご利益があるとされています。
さらに奥に進むとと本尊・十一面観世音菩薩を祀る「本堂」と弘法大師空海を祀る「大師堂」があり、そのそばには空海がこの地を開いた時、地面を錫杖でついた際に湧き出したという「五智水(ごちすい)」があり、現在も病気平癒などにご利益があるとされています。
その他にも1983年(昭和58年)に建立された小高い丘の上にそびえる高さ16mの「多宝塔」があるほか、境内は豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色が広がることでも知られていて、春には梅や桜、夏には新緑、そして秋には紅葉を楽しむことができます。
行事としては毎年9月21~23日に行われる「四国八十八ヶ所お砂踏法要」が有名。
空海が行った「四国八十八ヵ所巡礼」を起源として1953(昭和28年)から始められたもので、大講堂に八十八の霊場の本尊を祀り、敷きつめた四国の各霊場のお砂を踏みながら参拝することで、京都にいながらにして四国の霊場を巡拝したのと同じ功徳を得ようという法要です。
また普段使用している枕に付けたり、中に入れて寝ることで、頭のご利益を授かるという枕カバーの授与品「枕宝布」が人気を集めています。
今熊野観音寺(観音寺)の施設案内
主要伽藍
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石標
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参道
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石標
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境内図
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鳥居橋
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今熊野川
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参道
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門
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武見太郎像
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駐車場
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手水鉢
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子護大師
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紅葉
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石段
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菩提樹
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茶所
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紅葉
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WC
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手水舎(五智の井)
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本堂
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お守授与所
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地蔵堂
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三重石塔
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大書院
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書院
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茶室福海寮
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桜楓苑
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大講堂
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ぼけ封じ観音像
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身代り石仏
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藤棚
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大師堂
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稲荷社
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熊野権現社
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紅葉
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池
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金龍弁財天
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鐘楼
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五智水
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今熊野西国霊場
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医聖堂
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石碑
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医心方祈念碑
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石碑
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同期の桜
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陸軍甲種幹部候補生之碑
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霊光殿(納骨堂)
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南無観世音?
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藤原三代の墓?
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島津逆修の塔?
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関連
周辺
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後堀河天皇観音寺陵
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宮内庁書陵部月輪陵墓監区事務所
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泉涌寺道
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今熊野観音寺(観音寺)の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1~1/3
修正会
- 1月成人の日
泉山七福神巡り
第3番 恵比須神
- 1/15
新年厄除開運大祈願祭
- 1/18
初観音会
- 1/21
初大師会
- 2/3
節分星供大祈願会
- 3月彼岸中日
春季彼岸会
- 4/21
弘法大師正御影供
弘法大師空海の命日法要
- 6/15
青葉祭
弘法大師空海の誕生法会
- 8/16
盂蘭盆会施餓鬼法要
- 9/21~9/23
四国八十八ヶ所お砂踏法要
- 9月彼岸中日
秋季彼岸会
- 10月吉日
医聖堂例大祭
医界に貢献された人々を祭祀
- 11月中~下
紅葉まつり
- 12/31
お終い参り・除夜の鐘
月並行事
- 毎月15日
永代供養法要
永代供養されている霊位の供養法要
- 毎月18日
観音会法要
観音様の縁日法要
- 毎月21日
弘法大師御影供法要
弘法大師空海の毎月の命日法要