報恩寺(鳴虎) 京都観光

報恩寺(鳴虎)

報恩寺(鳴虎)

 

 

報恩寺(鳴虎)とは?(基本データ)

名前
報恩寺(鳴虎)(ほうおんじ(なきとら))
エリア
北野・西陣
ジャンル

寺社 通称寺 除夜の鐘

建立・設立
創建年不詳(室町中期まで八宗兼学の寺院として一条高倉付近に)
1501年(文亀元年)、後柏原天皇の勅旨で慶誉が再興
天正年間(1573~92)、現在地に移転
創始者
慶誉(再興)
宗派
浄土宗(本山は知恩院)
山号
尭天山
院号
佛牙院
本尊
阿弥陀如来像
寺紋
 
札所等
通称寺の会(京の通称寺霊場)
アクセス
  • 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車 3番出口より徒歩約10分
  • 京都市営バス「堀川上立売」(9・12・67号系統)下車 徒歩約2分
駐車場
自家用車10台(無料)
拝観料
境内自由
■特別拝観(寅年の1月1日~3日、鳴虎を含めた寺宝展)
└500円
お休み
-
拝観時間
10:00~16:00
住所
〒602-0066
京都府京都市上京区小川通寺之内下ル射場町579
電話
075-414-1550
FAX
075-414-2428
公式サイト
鳴虎(報恩寺) 通称寺の会

報恩寺(鳴虎)の地図

報恩寺(鳴虎)のみどころ (Point in Check)

京都市上京区小川通寺之内下ル射場町にある浄土宗寺院。
「鳴虎(なきとら)」の通称でしられており、山号は尭天山、本尊は阿弥陀三尊(伝快慶作)。

前身は定かではなく、創建年も不明ですが、寺伝では室町時代に今の京都御所、昔の内裏の北東にあたる一条高倉にて開創したとあり、「法園寺」または「法音寺」という天台・浄土兼学の寺であったといいます。

室町中期までは八宗兼学の寺院でしたが、その後1501年(文亀元年)に後柏原天皇の勅旨により慶誉(きょうよ)が堀川今出川の舟橋の地に再興、浄土宗寺院となり「報恩寺」に改められました。

その後、天正年間(1573-92)の1585年(天正13年)に豊臣秀吉によって現在地に移転され、秀吉自身も数回来寺しているといいますが、その豊臣秀吉が寺宝の虎図を聚楽第に持ち帰り床に飾ったものの、毎晩夜中に虎が吠えて眠ることができず、すぐに寺に返したところ静かになったというエピソードから「鳴虎(なきとら)」として有名になりました。

この点、この「虎の図」は1501年(文亀元年)に後柏原天皇より下賜されたもので、中国の画人・四明陶佾(しめいとういつ)の署名があることから、宋か明の時代に中国で描かれたと推定されています。
水を飲む虎が描かれたもので、その姿は毛の色や長さ、方向が一本一本さまざまに描き分けられており、立体の像に見えることから左右から違って見えるといい、寅年の正月3が日に限り公開されています。

境内の「梵鐘」は平安末期の作で国の重要文化財にも指定されているほか、「撞かずの鐘」の伝説で知られています。
その昔、西陣の機屋はこの鐘の音を聞いて仕事の手を休めたといいますが、ある日寺の近くの織屋に奉公していた丁稚(でっち)と織子(おりこ)が、暮六つの鐘がいくつ鳴るかで口論となり、自分が主張した数の鐘が鳴らなかったために織子が狂い死にしたことから、以後は朝夕の鐘は撞かれなくなり、除夜と大法要のときのみ撞かれるようになったといいます。
現在は大晦日の「除夜の鐘」にて一般の参拝者も撞くことができます。

また門前の石橋は秀吉の侍尼・仁舜尼の寄進で、擬宝珠に「慶長七年(1602年)」架橋の銘を持ち、本法寺の石橋とともに現在は埋められてしまった小川(こがわ)の名残を止める貴重な遺構の一つです。

この他にも江戸初期の1623年(元和9年)に筑前福岡藩の初代藩主の黒田長政が急死した客殿の上段の間には長政の位牌および長政の父で秀吉の名軍師として知られる黒田官兵衛(如水)の位牌が安置されているほか、快慶作の本尊・阿弥陀三尊像や、織田信長・豊臣秀吉の画像直筆など、多数の国の重文指定の寺宝を有することでも知られています。

報恩寺(鳴虎)の施設案内

 

境内

  • NO IMAGE
    寺号標

    東側の小川通沿いの入口に建つ

  • NO IMAGE
    山門

    東側の小川通から入る

  • NO IMAGE
    石橋

    小川通の名前の由来の現在は埋め立てられた小川跡の名残り

  • NO IMAGE
    藤棚

     

  • NO IMAGE
    鐘楼

    報恩寺梵鐘が架かる

  • NO IMAGE
    水子地蔵尊

     

  • NO IMAGE
    墓所

    秀吉の侍尼・仁舜尼や福山藩祖・阿部正勝の墓碑

  • NO IMAGE
    政長稲荷大明神

     

  • NO IMAGE
    地蔵堂

     

  • NO IMAGE
    賓頭盧頗羅堕闍尊者(びんずるはらだじゃそんじゃ)

     

  • NO IMAGE
    庫裡

    拝観受付

  • NO IMAGE
    五重石塔

     

  • NO IMAGE
    金剛力士像

     

  • NO IMAGE
    客殿(方丈)

    本尊阿弥陀三尊、阿弥陀如来と脇侍の観音、勢至菩薩

  • NO IMAGE
    客殿前庭

    白砂の枯山水庭園

  • NO IMAGE
    中庭

    庫裡奥

  • NO IMAGE
    賀陽宮墓

     

  • NO IMAGE
    南口

    上立売通

周辺

報恩寺(鳴虎)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

 
修正会

 

3月彼岸
春彼岸会

 

 
盂蘭盆会

 

9月彼岸
彼岸会

 

 
十夜法要

 

12/31
除夜会・除夜の鐘

23:45~25:00頃まで重文の除夜の鐘を撞くことができる

花ごよみ

 
桜(サクラ)

政長稲荷大明神前

報恩寺(鳴虎)のレポート・旅行記

    表示する記事はありません

もっと記事を見る

報恩寺(鳴虎)の口コミ

平均:  
 (0 件のレビュー)
口コミ投稿フォーム
1
2
3
4
5
送信する
     
キャンセル

口コミを投稿する

TOPへ

access-rank