伊根の舟屋
伊根の舟屋とは?(基本データ)
- 名前
- 伊根の舟屋(いねのふなや)
- エリア
- 宮津・伊根
- ジャンル
- 建立・設立
- 伊根の史料上の初見は、建久2年(1191年)「長講堂所領注文」にみられる「伊根庄」
宮津市の日吉神社に残る天文18年(1549年)の年号が書かれた棟札に伊根庄の有力者の名前があることから、その頃には伊根庄に集落が形成されていたとみられる
現在の舟屋群は江戸末期から昭和初期にかけて建てられたもので、2005年(平成17年)7月22日に「伊根町伊根浦」として「重要伝統的建造物群保存地区」に指定 - 札所等
- 伝統的建造物群保存地区
- アクセス
- 駐車場
- ■伊根町町営駐車場
├大西駐車場(伊根町字日出)37台
├伊根浦公園駐車場(伊根町字平田)22台
└七面山駐車場(伊根町字平田)67台
8:00~21:00 30分まで無料、以降30分毎に100円
21:00~8:00 30分毎200円
※1日最大3000円
■道の駅「舟屋の里伊根」駐車場
110台(大型車4台・普通車106台) - 拝観料
- 施設による
- お休み
- 特になし
■伊根町観光協会
年中無休(※年末年始を除く) - 拝観時間
- なし
■伊根町観光協会
9:00~17:00 - 住所
- 〒626-0401
京都府与謝郡伊根町字平田
■伊根町観光協会
〒626-0423
京都府与謝郡伊根町平田491 - 電話
- 0772-32-0277(伊根町観光協会)
- FAX
- 0772-32-0773(伊根町観光協会)
- 公式サイト
- 伊根町観光協会
伊根の舟屋・伊根湾 京都府
伊根湾めぐり遊覧船 丹後海陸交通株式会社
舟屋の里 伊根 近畿 道の駅
道の駅「舟屋の里伊根」 道の駅公式ホームページ 全国「道の駅」連絡会
伊根町
伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区 伊根町
伊根町伊根浦 文化遺産オンライン
伊根の舟屋の地図
伊根の舟屋のみどころ (Point in Check)
京都府与謝郡伊根町の伊根地区にある「舟屋の里」として有名な舟屋と呼ばれる民家の群落。
京都府の北端、日本海側にある丹後半島の東の端に位置し、伊根湾を囲むように周囲約5kmの湾岸に沿って230軒余りの舟屋が建ち並んでいます。
「舟屋」とは伊根において生活拠点で主に山側に建てられる母屋とは別に、湾岸沿いの道を隔てた海側に建てられる別棟で、1階部分に海に向かって大きな口を開けた船のガレージ(収納庫)を備え、その上に住居(居間)があるという珍しい建築様式の建物です。
伊根湾は日本海側では珍しい南向きの湾で、穏やかで干満の差が小さいことから海岸にせり出すような形で海面すれすれに建てることができ、船などで海側から眺めるとまるで家が海に浮かんでいるような独特の景観が楽しめます。
古くから天然の良港として知られ、暮らしの中心には常に漁業があり、舟とともに暮らすこの地区特有の伝統的建造物です。
舟屋は江戸中期、1800年代前後から存在していたといいますが、当時は茅葺きの小屋であったといいます。
現在のような木造2階建てに建て替えられたのは明治中期から昭和初期にかけてのことで、集落に道路を敷いた際、海側に舟置き場や蔵などを集積させたのが現在の特長ある伊根の町並みのはじまりだといいます。
伊根町ではこれらが今でも大切に残されており、観光地というよりも普段の生活が息づく漁村といった雰囲気を醸し出し、その美しく壮観な眺めの中にもどこか懐かしさを感じさせる「日本の原風景」を形作っているといえます。
そしてこれだけの数の舟屋がまとまって残っているのは全国的にも大変珍しいことから、2005年(平成17年)に「伊根浦」として漁村では全国で初めて国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。
この他にも「丹後天橋立大江山国定公園」の丹後半島海岸地区の一部を構成するほか、「日本で最も美しい村」連合にも加盟。
近年では伊根町内での映画やドラマのロケ地として映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982)」「釣りバカ日誌5(1992)」や、NHKの連続テレビ小説「ええにょぼ(1993)」などの舞台にもなるなど全国的な知名度も徐々に上昇しています。
湾内ではブリやタイの養殖などが営まれ、また水深の深い伊根湾は絶好の釣りスポットで、黒鯛(チヌ)釣りや夜釣りを存分に楽しめる場所として人気なほか、観光地としても人気で、とりわけ徒歩あるいはレンタサイクルを利用して街並みを散策するのがオススメです。
初めて訪れたのにまるで故郷に帰ってきたかのような、どこか懐かしい古きよき日本の原風景を体験できると評判になっています。
これらの舟屋はいろいろなお店として活用されているほか、「民宿」として客室に利用されている場合もあり、舟屋でさざ波の音を聞きながら情緒たっぷりの海の景色を眺めることができます。
また遊覧船や海上タクシーに乗り海から眺める舟屋群は一見の価値があり、中でも「伊根湾めぐり遊覧船」では舟屋群を眺めつつ船に群がるカモメにエサをあげるのも、醍醐味の一つです。
この他にも湾岸から陸地の方に向かっては丘陵地が広がっているため、丘の上にある道の駅「舟屋の里公園」の展望台からは伊根湾を一望できる絶景が楽しめると人気で、また公園内には、伊根漁港で揚がった新鮮な活魚を調理し提供してくれるレストランやお食事処があるほか、海の幸がたくさんのお土産店やラウンジ、観光案内所などもあります。
ソメイヨシノや枝垂桜といった桜から、ツツジ、アジサイ、サルスベリまで、四季折々の美しい花が咲き競う花公園もおすすめで、また色々なイベントも多数催され、シーズンにはシーカヤックで舟屋めぐりも楽しむことができます。
伊根の舟屋の施設案内
小坪・日出・高梨地区
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伊根湾めぐり日出バス停
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伊根湾めぐり遊覧船のりば(日出桟橋)
丹後海陸交通株式会社が運行する遊覧船
日出の乗り場発着で、舟屋が立ち並ぶ伊根湾を約25~30分かけて周遊する
陸から見るのとはまた一味違った湾を取り囲むようにして建つ舟屋の風景と趣を満喫できる
音声ガイド案内も
また船に群がるカモメにエサをあげるのも醍醐味の一つ
運行時間は9:00~16:00、毎時0分、30分毎に運航(繁忙期・多客時には15分毎)
一度に150名様まで乗船できる
料金は大人680円、子供340円
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日出売店
遊覧船の売店
カモメのエサのほか各種お土産物も取り揃える
新鮮な魚を使った熱々の「焼きちくわ」が大人気
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駐車場とクジラのオブジェ
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大西の入江(舟屋の町並み)
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八坂神社
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弁財天
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丹後天橋立大江山国定公園の石碑
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青島の眺望と蛭子神社
黒花、水門横、お宮前、発射カン
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駒形の舟屋(鯨舟屋)
唯一残る駒形の舟屋
駒形の舟屋は捕獲された鯨が解体された場所で、柱が内側に傾斜しているため切妻面が将棋の駒に似た形となっていることから「駒形」と呼ばれる
かつて伊根湾では鯨漁が行われ、江戸初期の1656年(明暦2年)~1913年(大正2年)までの257年間に計355頭を捕獲したという記録が残る
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高梨バス停
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舟屋・喜左衛門(江戸時代の舟屋)
最も古い江戸時代の舟屋
屋根の下に小さな明り取りがあるのが当時の特徴なのだとか
内部は人の背丈ほどしかない高さに梁(はり)があり、近代の2階が居室になっている舟屋とは異なり、2階に床板はなく、網干し場として使われていた
当時は舟屋は船を入れるところで住まいではなかったという
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大乗寺
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正法寺
優しい顔の地蔵が多く鎮座
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平田地区(西平田・東平田)
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平田バス停
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舟屋の町並み
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八坂神社
境内から伊根全体が見たわせる 伊根祭では太刀振りや神楽が奉納される
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かもめ
へしこ茶漬け
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向井酒造
舟屋群の一角にある、1754年(宝暦4年)創業の造り酒屋
東京農業大学農学部醸造学科を卒業後、実家の向井酒造を継いだ女性杜氏の向井久仁子が活躍する
蔵の前の海に浮き桟橋を作り、 船、ヨット、カヤックでもお酒を買いに行くことができるという
看板商品は「伊根満開」「夏の想い出」など
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靑青竈(チンザオ)
舟屋カフェ
台湾茶葉専門
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海蔵寺
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よしむら
丹後の魚処、宿泊
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伊根バス停
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京都北都信用金庫
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伊根交差点
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伊根浦公園
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伊根町商工会
公衆トイレ
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伊根町観光案内所
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伊根小学校
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七面山(伊根桟橋)
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舟屋の町並み
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七面山駐車場
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公衆トイレ
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七面堂
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舟屋の町並み
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雅
舟屋和カフェ
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なぎさ鮨
干しなまこ丼、干しなまこのストラップ
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鳥屋バス停
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鳥屋桟橋
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舟屋日和
観光交流施設
カフェ、鮨割烹、物販スペース
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舟屋の里公園への階段
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道の駅 舟屋の里伊根
伊根湾がみわたせる小高い丘の上に位置し、ダイナミックな海の展望も
舟屋をイメージした建物内には伊根湾の産物である海の幸が豊富
地元の伊根漁港で水揚げされた新鮮な旬の活魚を調理し、提供してくれるレストランやお食事処の他に、お土産店やラウンジ、観光案内所も
ドライブ途中の休憩に、お食事に、情報収集や旅の記念のおみやげ購入などに便利
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売店
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お食事処油屋
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レストラン舟屋
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駐車場
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スクリュー・モニュメント
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展望台への階段
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サツキ公園(花公園)
四季折々の様々な花が咲き競うガーデン
ツツジ・桜(シダレザクラ、ソメイヨシノ)・アジサイ・サルスベリ
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ブリとタイのモニュメント
大漁を喜ぶ漁師の気持ちを鰤(ブリ)や鯛(タイ)、踊る波頭で楽しさいっぱいを表現したモニュメント
1992年(平成4年)3月、三澤憲司の作
モニュメントのある高台から眺める景色は格別
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舟屋群展望台
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坂道
道の駅と公園入口をつなぐ
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駐車場
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なでしこ
駐車場の脇にある食堂
筒川そば、筒川そば饅頭
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案内板
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自販機
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舟屋の里公園入口
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舟屋の里公園前バス停
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府道622号(伊根漁協への道)
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大浦・立石地区
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伊根漁港(水揚げ場)
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伊根漁協前バス停
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府道622号
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神社
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おちゃやのかか
民俗資料館兼憩いの場
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伊根郵便局前バス停
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伊根郵便局
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屋台蔵
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土蔵群
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立石中バス停
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亀島丸
舟屋見学、観光用トイレ、海上タクシー
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阿字野神社
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伊根工房
ギャラリー、舟屋カフェ
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立石集会所
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舟屋の町並み
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耳鼻・亀山地区
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舟屋の町並み
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慈眼寺
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海福寺
伊根湾めぐりの最後
臨済宗
1650年創建
境内の金毘羅神社からの眺望は絶景
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慈眼寺下バス停
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耳鼻集会所
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亀山バス停
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赤灯台
ガンジャが鼻の赤灯台
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亀山集会所
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行き止まり
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ムクジブタイ
伊根湾で最も高い山
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周辺
伊根の舟屋の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 7月下の土日
伊根祭(いねまつり)
江戸時代から伝承され300年余の伝統を誇る丹後の夏の風物詩として知られ、毎年多くの人で賑わう
京都の八坂神社から牛頭天王を勧請したと伝わる地元の八坂神社の祭礼
海上での安全や大漁、五穀豊穣、海の安全を祈願して行われ、宵宮では提灯を掲げた船が伊根湾を渡り、例祭では祭礼船、神楽船が亀島から八坂神社・宮の浜へと海上渡御を行い、八坂神社では稚児舞、太刀振り、神楽が奉納される
大漁の年に行われる「大祭」では4艘の船屋台も出される
その船屋台が祇園祭の山鉾が海に浮いているように見えることから「海の祇園祭」と称されるほか、船屋台は「八坂神社祭礼船屋台行事」の名称で京都府登録無形民俗文化財にも登録されている
以前は7/27~7/28の開催だった- 8/20
おべっさん
蛭子神社の祭礼
旧亀島村4地区(高梨・立石・耳鼻・亀山)の若者たちが海の安全と豊漁を祈願して青島に上陸して蛭子神社に奉納をした後、太鼓と横笛の音に合せて手漕ぎの祭礼船で競争(こばりあい)を繰り広げる
- 8月最終土曜
伊根花火
伊根町七面山駐車場付近で行われる夏の風物詩
ライトアップされた重要伝統的建造物群「舟屋群」の街並みを背景に伊根湾に浮かぶ台船から約1200発が打ち上げられ、幻想的な空間に包まれる
月並行事
- 随時
海上タクシー
伊根湾めぐり遊覧船のほかに、地元の船頭さん達が自分の漁船でガイドをしながら伊根湾内を周遊してくれるサービス
約30分の湾内周遊で適宜舟屋に近づくことができるため臨場感があり、カメラ撮影にも最適
定員6~11名、2名以上からで料金は、大人1000円・小学生500円
1人の場合でも2,000円で運行してくれる
現地到着後電話で申し込み
成洋丸、碧海丸、亀島丸、マリネ