勧修寺
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氷室の池の睡蓮、桜に紅葉も見事な格式高い門跡寺院
真言宗山階派大本山。900年醍醐天皇が母藤原胤子の供養のため創建、皇室や藤原家の信仰を集め門跡寺院に。 3世代の幹が絡み合う臥竜の老梅に参道白壁の築地塀付近の桜、氷室の池を中心とする氷池園の睡蓮、秋の紅葉と四季の草花が楽しめ水戸光圀寄進の勧修寺型灯篭と樹齢750年のハイビャクシンも見所
勧修寺とは?(基本データ)
- 名前
- 勧修寺(かじゅうじ)
- エリア
- 山科・醍醐
- ジャンル
- 建立・設立
- 900年(昌泰3年)、醍醐天皇が若くして亡くなった生母・藤原胤子の供養のため生母の外祖父で宇治郡郡司・宮道弥益の邸址に寺を建立
1988年(昭和63年)5月、勧修寺氷池園が京都市の名勝に指定 - 創始者
- [開基] 醍醐天皇
[開山] 承俊 - 宗派
- 真言宗山階派大本山
- 山号
- 亀甲山(きっこうざん)
- 本尊
- 千手観音
- 寺紋
- 十六菊紋(裏八重菊)
- 札所等
- 真言宗十八本山 第10番
- アクセス
- 駐車場
- バス5台分 無料
自家用車40台分 無料 - 拝観料
- 大人 400円(団体320円)
小中学生 200円(団体160円) - お休み
- 年中無休
- 拝観時間
- 9:00~16:00
- 住所
- 〒607-8226
京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6 - 電話
- 075-571-0048
- FAX
- -
- 公式サイト
- 真言宗山階派 全日本仏教会
勧修寺の地図
勧修寺のみどころ (Point in Check)
京都市山科区にある真言宗山階派(やましなは)大本山の門跡寺院。
寺名は「かじゅうじ」が正式名ですが、「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれることもあり、また周辺の地名「勧修寺●●町」は「かんしゅうじ」と読むので注意が必要です。
山号は亀甲山で、本尊は千手観音。
皇室と藤原氏にゆかりが深く、醍醐天皇の勅願寺で、開山(初代住職)は東大寺出身の法相宗の僧・承俊。
「勧修寺縁起」などによると、平安中期の900年(昌泰3年)、醍醐天皇が若くして死去した自らの生母・藤原胤子(つぎこ)の追善のため創建。
胤子の同母兄弟である右大臣・藤原定方に命じ、胤子の祖父にあたる宮道弥益(みやじいやます)の邸宅跡を寺に改めたのがはじまりとされています。
ちなみに胤子の父(醍醐の外祖父)は藤原北家の流れを汲む藤原高藤で、高藤と胤子の母・宮道列子のロマンスは「今昔物語」に玉の輿伝説として伝えられています。寺名の「勧修寺」も高藤の諡号(しごう)を取って名づけられたものだといいます。
創建当初から皇室と藤原氏の援助を受けて繁栄し、その後も代々法親王が入寺する宮門跡寺院としての格式を誇りました。
室町時代の1470年(文明2年)に兵火で焼失していますが、江戸時代に入り徳川氏と皇室の援助で復興されています。
山門にいたる参道の両側には、門跡寺院であることを示す白壁の築地塀が続き、本堂・書院・宸殿など皇室下賜の堂宇も見られます
このうち「宸殿」と「書院」はともに江戸時代に入り宮中の建築物を移築したもので、明正天皇(めいしょう)の御対面所を移した「宸殿(しんでん)」は京都市指定文化財。
他方、後西天皇(ごさい)の旧御殿を移した「書院」は国指定の重要文化財に指定されています。
また境内の大部分を占める「勧修寺庭園」は平安時代の面影を今に伝える池泉回遊式の庭園で、1988年(昭和63年)5月に京都市の名勝に指定。
そしてその中心にある氷室池(ひむろ)は、平安時代には1月2日に池に張った氷を宮中に献上しその厚さによって五穀豊穣を占ったといわれる由緒ある場所です。
現在は、蓮や睡蓮、杜若や花菖蒲などの四季折々の草花が楽しめることで有名なほか、桜と紅葉の名所としても知られています。
寺宝としては勧修寺繍帳とも呼ばれ当寺に伝わった「刺繍釈迦如来説法図」は国宝で、現在は奈良国立博物館に寄託されています。
また書院前庭のハイビャクシンの中に埋もれるように建つユーモラスな形の石灯籠は、水戸光圀より寄進されたと伝わり「勧修寺型灯籠」として有名です。
勧修寺の施設案内
参道~山門
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参道
150607-1948
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看板
150607-1940 1943 110404-3730
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石標
150607-7537 110404-3731
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境内図
150607-7538
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地蔵堂
150607-1945
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さねかずら
150607-1948
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桜並木
150607-7543 7974 110404-3732
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築地塀
150607-7979 110404-3738
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山門
150607-7546 7972 110404-3734
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門番所
150607-7943
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馬車まわし
150607-7551 7935
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庫裡
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大玄関
150607-7553 7940
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説明板
150607-7557
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亀甲垣
150607-7554
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受付
150607-7555 7936 7947
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手洗所
150607-7926 7929
宸殿・書院~本堂
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勅使門
150607-7554 7559 7563 7922 7937 110404-3736
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参道
150607-7562 7570 7924
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ハイビャクシン
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さざれ石
150607-7566 7568
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山桃老木
150607-7718-7722
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茶室舞鶴亭跡
150607-7703 7712 7714
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宸殿
150607-7565 7571 7581
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ハイビャクシン
150607-7583-7587 7911
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書院
150607-7589 7598 7606 7908
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庭園
150607-7910 7912
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光圀石燈籠
150607-7590-7595 7599 7604 7608
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千年杉
150607-7599-7603
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半月水盆
150607-7909
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老梅
150607-7596 7610 7913
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五大堂
150607-7759 7761-7763
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井戸
150607-7764
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本堂
150607-7765 7771 7772 7784 7785
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半夏生
150607-7777 7780-7783
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無縁仏納骨塔
150607-7779
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井戸
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丸山家観音
150607-7758 7778 7786 7788 7790 7791-7797
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鎮守社
150607-7756
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大師尊像
150607-7733-7737 7747
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八十八霊石
150607-7738 7739 7744 7746
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絵図
150607-7740
氷室池
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氷室池
150607-7615 7619 7620 7634 7686 7688 7692 7693 7702
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参道
150607-7879
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ベンチ
150607-7597 7641 7895 7896
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説明板
150607-7656 7658
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藤棚
150607-7661 7662 7671
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錦鯉の石碑
150607-7657
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大仏萩
150607-7659 7660
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花菖蒲
150607-7616 7628 7631-7633 7672-7683 7689-7691 7704-7710 7868-7873 7891 7897
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睡蓮
150607-7622 7652 7666-7668 7867
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緑鴨洲
150607-7620 7624 7643 7884
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集仙島
150607-7649
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注意書
150607-7684
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西国三十三カ所観音
150607-7696
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臥牛石
150607-7902
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観音堂(大悲閣)
150607-7636-40 7727 7881
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洗珠橋
150607-7800
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翠微滝
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不動尊(注意書)
150607-7802 7804 7806
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参道
150607-7807
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天女峰
150607-7823-7824
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弁天堂
150607-7811-7814 7819
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白花渚
150607-7653? 7809? 7815? 7889?
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神変大菩薩像
150607-7830?
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参道
150607-7842
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忘帰亭跡
150607-7837
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無縁仏塔
150607-7838?
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方壺島
150607-7654 7655 7694 7856 7861
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小野道風記念碑
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参道
150607-7853
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蓮
150607-7648 7694 7846
関連
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佛光院(仏光院)
勧修寺の納経所で、閑散期は勧修寺の御朱印もここで授与されている
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納経所
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無心庵
150607-7960
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可笑庵
150607-7961
周辺
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宮道神社
150607-7993
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勧修寺公会堂
150607-8065
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八幡宮
150607-8012
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山科消防署 勧修寺消防出張所
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地下鉄小野駅
勧修寺の主な年間行事・カレンダー
花ごよみ
梅(ウメ)
親子孫三代の木が支え合う「臥龍の老梅」は江戸時代に京都御所から移植されたもの
馬酔木(アセビ)
山茱萸(サンシュユ)
桜(サクラ)
藤(フジ)
氷室池に藤棚があるほか、白藤、杜若も楽しめる
- 5月上~下
杜若(カキツバタ)
京都市指定の名勝庭園「氷池園」の氷室池にて、池の水面に咲く睡蓮との競演も
- 5月中~8月中
睡蓮(スイレン)
京都市指定の名勝庭園「氷池園」の氷室池にて、池の水面に白やピンクの花が咲き誇る、同じ頃の水際にはたくさんの花菖蒲も群生
花菖蒲(ハナショウブ)
京都市指定の名勝庭園「氷池園」の氷室池にて、6月に杜若や睡蓮に続いて咲く
半夏生(ハンゲショウ)
氷室池の岸辺、紫陽花や花菖蒲、睡蓮などとともに楽しめる
- 7月中~8月中
蓮(ハス)
平安時代に作庭されたと伝わる池泉回遊式庭園の名勝「氷池園」にある氷室池の阿弥陀堂の前あたりにハスと睡蓮
紅葉(こうよう)