京都御苑
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京都御所を囲むように整備された緑豊かな国民公園
北は今出川通、東は寺町通、南は丸太町通、西は烏丸通に囲まれ東西700m、南北1300mの広大な敷地を持つ国民公園。 明治維新後に東京に遷り空家となった公家屋敷を撤去し御所を囲むように整備され、現在は市民の憩いの場に。 葵祭や時代祭の行列はここからスタート。春は桜の名所としても有名
京都御苑とは?(基本データ)
- 名前
- 京都御苑(きょうとぎょえん)
- エリア
- 京都御所
- ジャンル
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公園 茶室 桜 紅葉 梅 蝋梅 馬酔木 山茱萸 木蓮 桃 雪柳 射干 山吹 沙羅双樹 百日紅 杜鵑草 銀杏 名木 名水 三名水 葵祭 時代祭 五山の送り火
- 建立・設立
- 1869年(明治2年)、明治天皇の東京行幸後に京都御所周辺の公家屋敷の大半が空き家となり荒廃
1877年(明治10年)、明治天皇が京都御所の保存を命じる、これを受け京都府が火災延焼を防ぐため御所周辺の空家となった公家屋敷を撤去して整備
1883年(明治16年)、保存工事がほぼ完了
1915年(大正4年)、大正大礼に際し建礼門前大通りの拡幅・改修工事が完了、ほぼ現在の京都御苑の姿に
1949年(昭和24年)、国民公園として広く開放される
1971年(昭和46年)7月、環境庁(現・環境省)発足に伴いその管理下に(京都御所・仙洞御所・京都大宮御所は宮内庁、京都迎賓館は内閣府の管理) - アクセス
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■北側(今出川)から
- 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車 徒歩約1分
- 京阪鴨東線「出町柳」駅下車 徒歩約10分
- 叡山電鉄叡山本線「出町柳」駅下車 徒歩約10分
- 京都市営バス「烏丸今出川」(51・59・急102・201・203号系統)下車 徒歩約1分
- 京都バス「烏丸今出川」(45・51系統)下車 徒歩約1分
■南側(丸太町)から
- 駐車場
- ■中立売西駐車場
├バス20台 3時間1300円(以降1時間毎200円)
└自家用車250台 3時間500円(以降1時間毎100円)
7:40~19:30(出場は24時間可)
■清和院東駐車場
└自家用車80台 3時間500円(以降1時間毎100円)
8:40~20:00(20:00以降閉鎖) - 拝観料
- ■京都御苑
└無料
■拾翠亭(九條家茶室)
├参観料 100円
└呈茶 600円(葵祭・時代祭・御所一般公開は休止)
■閑院宮邸跡(公家町遺構)
└無料(予約不要)
■運動施設(富小路広場・今出川広場・テニスコート・ゲートボール場)
└各施設毎に料金が必要
国民公園協会京都御苑(TEL:075-211-6364) - お休み
- ■京都御苑
└無休
■拾翠亭(下記のみ参観可能)
├3~12月の毎週金・土曜日
└葵祭・時代祭・京都御所一般公開日
■閑院宮邸跡
├月曜日
└年末年始(12/29~1/3)
■運動施設(富小路広場・今出川広場・テニスコート・ゲートボール場)
└年末年始 - 拝観時間
- ■京都御苑
└苑内自由(閉門なし)
■拾翠亭
└9:30~15:30
■閑院宮邸跡
└9:00~16:30(受付16:00まで) - 住所
- 〒602-0881
京都府京都市上京区京都御苑3 環境省 京都御苑管理事務所 - 電話
- 075-211-6348
- FAX
- 075-255-6433
- 公式サイト
- 京都御苑 環境省
京都御苑 一般財団法人国民公園協会
京都御所 宮内庁参観案内
京都迎賓館 内閣府
京都御苑の地図
京都御苑のみどころ (Point in Check)
京都市上京区にある京都御所の周囲に整備された国民公園。
北は今出川、東は寺町、南は丸太町、西は烏丸の4つの通りに囲まれ、東西に約700m、南北に約1,300m、面積にして約92ha(うち御苑部分は65ha)の広大な敷地を有しています。
石積み土塁で囲まれた外周には9か所の御門と5か所の切り通しがあり、それぞれよりいつでも自由に入ることができます。
ただし現在は京都御所、仙洞御所、大宮御所は宮内庁、2005年(平成17年)4月開館の京都迎賓館は内閣府、それ以外は環境省と管理者が分かれており、このうち御所と迎賓館については入場できる日時が制限されています。
794年(延暦13年)の平安京遷都当時、天皇の暮らす大内裏は今よりもずっと西側の千本丸太町付近にあり、今御所がある地は平安京の北東角にあたり、古くより貴族の邸宅が多く建ち並ぶ地域でした。
しかし大内裏は960年(天徳4年)に初めて焼失した後、再建と焼失を繰り返し、鎌倉時代の1227年(安貞元年)の焼失以降は再建されることはなく、天皇の居所としては主に摂関家の邸宅を一時的に皇居(仮御所)とする「里内裏」が置かれることとなります。
里内裏は当初は時代ごとに場所も変遷していましたが、鎌倉末期の1331年(元弘元年)に京都を脱出した後醍醐天皇の後任として鎌倉幕府が擁立した光厳天皇が現在の京都御所の位置にあった「東洞院土御門殿(つちみかどひがしのとういんどの)」で即位したのを機に、1336年(建武3年)に北朝が成立した際に御所として定められました。
その後時代が下るとともに拡大整備され、天正年間(1573年~1592年)には豊臣秀吉が行った大規模な都市改造計画の一環として御所の周辺に宮家や公家の屋敷が集められ、江戸時代には大小200もの公家屋敷が立ち並ぶ公家町が形成されました。
明治維新が成り1869年(明治2年)に明治天皇が東京に移ると、天皇に従い多くの公家たちも東京に移住したため、周辺は一時期荒廃。
しかし1877年(明治10年)に明治天皇が京都に還幸した際にその荒れ果てた様子を哀しみ御所の保存と旧観維持の沙汰が下されると、皇宮付属地として整備され、更に戦後には国民公園として市民に開放され現在に至っています。
現在の京都御苑は御所と一体となった庭園としての由緒ある景観を維持しつつも、古都の中心部における特別な緑の空間として様々な役割を担っています。
まず公園として散策や休養など市民憩いの場としても親しまれているのはもちろん、御所をはじめ九条池や拾翠亭などの旧公家屋敷跡や庭園の歴史的遺構が点在し、幕末の「蛤御門の変(禁門の変)」の際に激戦地となった蛤御門なども残されているなど、歴史と触れ合える場所にもなっています。
また自然の宝庫として、500種以上の植物が生息しているといわれ、樹木は約5万本が生育し、その中には樹齢百年を越えるものも多いといいます。
松(マツ)、欅(ケヤキ)、椎(シイ)・樫(カシ)類、銀杏(イチョウ)などのほか、1000本以上あるという桜(サクラ)や梅(ウメ)、桃(モモ)、百日紅(サルスベリ)などの花の咲く木やスミレ、タンポポどの草花や400種以上あるというキノコ類も多く見られ、桜や紅葉はもちろん、四季折々の草花が楽しめます。
苑内には植物のみならず生物も多く見られ、アオバト、ビンズイ、トラツグミ、ゴイサギなど100種以上が確認されている野鳥の観測地としても知られているほか、チョウやトンボ、セミなどの昆虫類も多く見られます。
そしてこれらの豊富な自然と触れ合い親しむ場所として「母と子の森」や「トンボ池」「出水の小川」なども整備され、バードウォッチングや自然観察会などに訪れる人も多いといいます。
スポーツ・運動施設も充実しており、テニスコート、グランドなどが整備されているほか、京都の主要なイベントの舞台にもなっており、京都三大祭のうち5月の「葵祭」と10月の「時代祭」では行列の出発点となるほか、8月の「五山の送り火」では大文字の観賞スポットとしても知られています。
京都御苑の施設案内
アクセス
京都市の中央に位置し、それぞれ北を「今出川通」、東を「寺町通」、南を「丸太町通」、西を「烏丸通」の京都を代表する通りに囲まれています。
3つの御所を囲むようにして広がる面積約65haの国民公園で、東西約700m、南北約1,300mの広大な敷地の外周は石積み土塁で囲まれ、その東西南北各所に9か所の御門と5か所の切り通しが設けられていて、どこからでも自由に入ることができます。
そして最寄駅は北東角に京阪・叡山「出町柳駅」、南東に京阪「神宮丸太町駅」、南西に地下鉄烏丸線「丸太町駅」、そして北西に地下鉄烏丸線「今出川駅」と、四つ角すべてにあるため、交通の便は非常に良く、目指す場所や目的に合わせて自由にアクセスする駅を選ぶことができます。
苑内
多くの木々が生い茂る苑内には、休憩所やベンチ、手洗所も各所に整備されていて、市民の憩いの場として多くの人々に利用され親しまれています。
そして主に次のようなもので構成されています。
京都御所・仙洞御所・大宮御所の3つの御所と宮内庁京都事務所、皇宮警察本部京都護衛署などの宮内庁・皇宮警察関連の施設
内閣府管轄の京都迎賓館
公園の管理を行う環境省京都御苑管理事務所
明治維新以前の宮家・公家屋敷の遺構
白雲神社・宗像神社・厳島神社の3つの神社
樹齢100年超の数多くの名木や四季折々の季節の草花
広場や森、グラウンドやテニスコートなどのスポーツ・レジャー施設
まず中央やや北西寄りに「京都御所」が広大な敷地を構え、御所の南側にある建礼門院前から「建礼門前大通り」と呼ばれる幅の広いメインストリートが南へと伸びていて、「葵祭」や「時代祭」の行列はここを通って南側中央の「堺町御門」から御所の外へと旅立っていきます。
そしてこの「建礼門前大通り」の東側に「大宮御所」と「仙洞御所」、そしてその北側・京都御所の東側に「京都迎賓館」があり、これらを囲むようにして御苑の様々なスポットが点在しています。
この点3つの御所以外にも、苑内には公家の邸宅をはじめとする明治維新前の御所の遺構が数多く残されています。
宮家のものとしては南西角に「閑院宮家」の邸宅が保存されており、また北端中央の「桂宮家邸跡」には内部の建物などは二条城に移築されたものの築地塀と表門と勅使門が残されています。
その他にも北西角に枝垂桜の名所で知られる「近衛邸跡」と、南端中央に九條池や拾翠亭などの遺構が残る「九条邸跡」が有名です。
また豊かな自然も見どころの一つで、苑内には500種以上の植物、約5万本の樹木が生育しており、その多くは明治以降に植栽されたものですが、樹齢100年を超え名木と呼ばれるものも数多く見られます。
入苑
9か所の御門と5か所の切り通しがあり、それぞれよりいつでも自由に苑内に入場することができます。
ただし宮内庁が管轄する京都御所や仙洞御所、大宮御所の3つの御所や、内閣府が管理する京都迎賓館などは、自由に立ち入ることはできず、入場できる日にちや時間が決まっているため、事前に確認しておく必要があります。
また一部私有地になっているエリアもあり、そのエリアについては一般の人間は立ち入りは不可となっています。
周辺
まず御苑北側には同志社大学・同志社女子大学の今出川キャンパスや相国寺の境内などがあります。
また御苑東側には南北に走っている寺町通沿いを中心に廬山寺や梨木神社、下御霊神社や行願寺(革堂)などの寺社が数多く見られます。
一方、御苑南側には京都地方裁判所、そして御苑西側には護王神社などの神社のほか、下立売通をやや西へ進んだ先の京都府庁や京都府警、烏丸通沿いのKBS京都、京都新聞社などのマスコミ・報道機関などがあり、公的機関などが多く見られるエリアとなっています。
南側(堺町御門・九條邸跡)
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堺町御門
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イチョウ
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九條邸跡
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九條池
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高倉橋
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拾翠亭
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紅葉
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堺町休憩所
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百日紅
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梅
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鷹司邸跡
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黒木の梅
建礼門前大通り・京都御所
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建礼門前大通り
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WC
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山桜
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凝華洞跡
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凝華洞の松
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凝華洞跡のイチョウ
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山桜
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WC
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スダジイ
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有栖川宮邸跡
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里桜
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百日紅
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建礼門
南西側(間ノ町口・椹木口・下立売御門・出水口)
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間ノ町口
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藤
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ツツジ
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ムクロジ
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ツツジ
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百日紅
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閑院宮邸跡
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東門
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紅葉
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国民公園協会
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環境省京都御苑管理事務所
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長屋門
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椹木口
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旧二条城の復元石垣
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雪柳
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京都観光神社
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クスノキ
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WC
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下立売御門
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出水広場
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里桜
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クスノキ
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賀陽宮邸跡
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胎範碑
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出水の枝垂桜
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出川の小川
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山吹
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ツツジ
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里桜
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紅葉
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WC
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梅
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出水口
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西園寺邸跡
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WC
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エノキ
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枇杷殿跡
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梅林
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皇宮警察本部京都護衛署
西側(蛤御門・中立売御門)
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蛤御門
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桃林
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紅葉
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穂波家の松?
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清水谷家の椋
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宜秋門
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白木蓮
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車返桜
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紫木蓮
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京都御苑中立売西駐車場
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中立売南休憩所
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中立売御門
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中立売北休憩所
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WC
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ツツジ
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センダン
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センダンのコブ
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清所門
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百日紅
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皇后門
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一條邸跡
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イチョウ
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紅葉
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宮内庁京都事務所
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縣井
北西側(乾御門・近衛邸跡)
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乾御門
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紅葉
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WC
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ツツジ
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児童公園
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児童公園休憩所
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近衛邸跡
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近衛池
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山桜
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枝垂桜(糸桜)
北側・北東側(今出川御門・桂宮邸跡・今出川広場・石薬師御門)
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今出川御門
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タイワンフウ
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山藤(ヤマフジ)
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朔平門
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紅葉
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双胴の松
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桂宮邸跡
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猿ヶ辻
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白木蓮?
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中山邸跡
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イチョウ
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祐ノ井
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今出川口
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イチョウ
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今出川広場
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山桜
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WC
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ケヤキ
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石薬師御門
東側(母と子の森・京都迎賓館・土御門第跡)
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母と子の森
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アカマツとクロマツ
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五松
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イチョウ
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紅葉
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花ごよみ(樹の花)
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御苑のチョウ
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バードバス(野鳥の水場)
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御苑の野鳥
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花ごよみ(草花)
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原っぱの住人
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キノコ
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森の文庫
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紅葉
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染殿井(染殿第跡)
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紅葉
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コオロギの里
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紅葉
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ドングリのなかま
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メタセコイヤ
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御苑のトンボ
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森のしくみ
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清和院御門
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京都御苑清和院東駐車場
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WC
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土御門第跡
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バッタが原
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京都迎賓館(旧饗宴場跡広場)
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南門
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正門
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橋本家跡(和宮生誕地)
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学習院跡
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イチョウ
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桜松
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紅葉
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建春門
南東側(大宮御所・仙洞御所・富小路広場)
関連
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冷泉家時雨亭文庫
周辺
京都御苑の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1月下
冬の自然教室
環境省京都御苑管理事務所と国民公園協会京都御苑が、春夏秋冬の季節に合わせ年4開催する自然観察のイベント
野鳥・キノコ・植物・昆虫の4つのテーマについて講師の解説を聞きながら、豊かな緑の中を散策する- 4月下
春の自然教室
環境省京都御苑管理事務所と国民公園協会京都御苑が、春夏秋冬の季節に合わせ年4開催する自然観察のイベント
野鳥・キノコ・植物・昆虫の4つのテーマについて講師の解説を聞きながら、豊かな緑の中を散策する- 5/15
葵祭(あおいまつり)(賀茂祭)
「賀茂祭」ともいい、賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)の例祭で京都三大祭の一つに数えられる祭
千四百年ほど前、凶作に見舞われて飢饉疫病が蔓延したときに欽明天皇が「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源
雅で華やかな平安装束に身を包んだ総勢500余名、馬、牛、牛車の約1キロに及ぶ大行列が京都市内を巡行する「路頭の儀」と賀茂の神に進物を捧げる「社頭の儀」で構成
現在では1956年(昭和31年)に追加された斎王に代わる「斎王代」を中心とした「女人列」が一番の見どころとなっている
10:30 京都御所→10:50頃 堺町御門→河原町丸太町→11:15頃 河原町今出川→11:40頃 下鴨神社、社頭の儀、14:20 出発→下鴨本通→14:40頃 洛北高校前→14:55頃 北大路橋→賀茂川堤→15:30頃 上賀茂神社- 5月下の金土日
新緑のトンボ池一般公開
苑内南東の富小路広場グラウンドの向かいにあり、普段は生態系保全のため立入りを制限している「トンボ池」を公開
トンボが水田や原っぱを飛び交う日本の原風景を都会の人たちにも身近に親しんでもらうため、1994年(平成6年)に深さ50㎝ほどの人工池を造成し、1996年(平成8年)より公開している
新緑の時期にはモリアオガエルや泡状の卵塊、ツチガエル、モノサシトンボ、クロスジギンヤンマ、ホシミスジ、テングチョウなどの生き物を見ることができる- 7月下
夏の自然教室
環境省京都御苑管理事務所と国民公園協会京都御苑が、春夏秋冬の季節に合わせ年4開催する自然観察のイベント
野鳥・キノコ・植物・昆虫の4つのテーマについて講師の解説を聞きながら、豊かな緑の中を散策する- 8月上の金土日
夏のトンボ池一般公開
苑内南東の富小路広場グラウンドの向かいにあり、普段は生態系保全のため立入りを制限している「トンボ池」を公開
トンボが水田や原っぱを飛び交う日本の原風景を都会の人たちにも身近に親しんでもらうため、1994年(平成6年)に深さ50㎝ほどの人工池を造成し、1996年(平成8年)より公開している
夏休み期間中の8月上旬の場合は蓮(ハス)を観賞しながら、オオシオカラトンボやリスアカネなどのトンボの仲間や、モリアオガエルやツチガエルなどのカエルの仲間など、水辺の生き物の観察ができる
また7月に開催される場合もあり、その場合はこの季節にのみ葉の一部が白くなる半夏生(ハンゲショウ)を観察することができる- 8/16
五山の送り火(ござんのおくりび)
- 10/22
時代祭(じだいまつり)
平安神宮の創建と平安遷都1100年祭を奉祝する行事として、1895年(明治28年)に初開催
明治維新により著しい衰退を見せた京都の町おこし事業の集大成として平安神宮が創建され、町おこしにかける人々の熱意の象徴として創始された
祇園祭・葵祭とともに京都三大祭の一つに数えられ、京都全市域からなる全11社の市民組織「平安講社」の運営により毎年平安遷都の日である10月22日に開催される
「神幸祭」
10/22の当日は7:00より総長・奉行が参列し祭典の後
8:00より2基の御鳳輦に御霊代を遷し、行列を整えて9:00に神幸列が平安神宮応天門を出発、10:00頃に京都御所の建礼門前に設けられた行在所に到着する
「行在所祭」
10:30より崇敬者ならびに市民代表が参列し神事
神饌講社(京都料理組合)より神饌が献じられ、白川女による献花奉仕も行われる
「時代風俗行列」
12:00より山国隊の奏する笛、太鼓の音色を先頭に行列は京都御所の建礼門前を出発、行列は8つの時代を20に分けられ約2000人が参加し、京の街を練り歩く
京をゆかりに活躍した歴史上の人物に扮した行列が、明治維新から平安京の造営された延暦寺代へと古い時代にさかのぼって登場し、最後に御鳳輦の神幸列、そして弓箭組列が続いていく
綿密な時代考証の下、京都の伝統工芸技術の粋を集めて復元された1万2000点にもおよぶ調度、衣裳、祭具も見どころ
12:00 京都御所→12:30頃 烏丸通丸太町→御池通→13:20頃 市役所前→河原町通→三条通→13:40頃 三条京阪→神宮道→14:30 平安神宮到着- 11月中
秋の自然教室
環境省京都御苑管理事務所と国民公園協会京都御苑が、春夏秋冬の季節に合わせ年4開催する自然観察のイベント
野鳥・キノコ・植物・昆虫の4つのテーマについて講師の解説を聞きながら、豊かな緑の中を散策する
毎日・月並行事
京都御所一般公開
御所通年公開・仙洞御所参観拡充 京都御所は、年末年始(12月28日~1月4日)を除く通年、土日曜・祝日を含め申し込み手続き不要の公開となりました。参内の玄関にあたる御車寄せ、控えの諸大夫の間、平安時代には天皇の日常の御生活の場として使用された清涼殿、小御所や回遊式庭園の御池庭や遣水の流れる御内庭など巡ることができます。 また、仙洞御所も事前申請に加え、当日受付が現地にて行なわれるようになりました。 月曜日(祝日の場合は、翌日)は参観休止となります。京都迎賓館一般公開
京都迎賓館は、日本の歴史・文化を象徴する京都で海外からの賓客を迎える施設です。和風の端正な佇まい見せる建物と京都の伝統の技が生きる作庭や調度など、多くの見どころを見学できるようになりました。
花ごよみ
- 1月~2月
蝋梅(ロウバイ)
御苑南側にある宗像神社の北側に素心蝋梅、1月初~2月中旬(1月下旬に満開)
御苑北西にある児童公園にも蝋梅があり1月下旬に先始める(2月上旬に満開)
宗像神社にも- 2月~3月
梅(ウメ)
御苑の南西、蛤御門南側を中心に白梅と紅梅で20種約250本
御苑の南側の堺町御門付近、建礼門から南に続く通路にも面した所にある「黒木の梅」は濃紅色、大輪の八重咲きの梅で、御苑を代表する銘木の一つ
元は九條邸にあったが大正天皇即位大礼の際に現在地に移転、その後枯れてしまったものの接木により植継ぎされ立派に成長、1本だけだが抜群の存在感を誇る- 2月~4月
馬酔木(アセビ)
御苑の北東側、染殿井の南側など
- 3月
山茱萸(サンシュユ)
今出川御門西側
- 3月~4月
木蓮(モクレン)
中立売通門を入って左側にシモクレン(紫木蓮)
御所の北東角にある鬼門封じの「猿が辻」横の森にハクモクレン(白木蓮)- 3月~4月
桃(モモ)
御苑の西側、蛤御門を入った少し先、約200本ある梅林の北隣に「桃林」があり、京都市内では屈指の名所として知られる
約70本あり色は白色、淡紅色または濃紅色で見頃は梅の後の3月中~4月中旬
散策路やベンチも整備されていてゆっくり楽しめる桜(サクラ)
- 4月
雪柳(ユキヤナギ)
御苑南西の椹木口付近など
- 4月~5月
射干(シャガ)
京都迎賓館の東側、染殿井の周辺に群生
- 4月~5月
山吹(ヤマブキ)
御苑北西部の縣井戸の付近は後鳥羽院などの歌にも詠まれている山吹の名所
また御苑の南西部「出水の小川」では遅咲きの里桜とのコラボも楽しめる- 6月~7月
沙羅双樹(サラソウジュ)
御苑西の中立売御門をくぐってすぐ左手、御苑東の染殿井のそば
- 7月下~9月下
百日紅(サルスベリ)
御苑南部、堺町御門の近くの九條池の池畔(拾翠亭周辺)にある
九條池に架かる高倉橋からの眺めは御苑の夏を代表する風景の一つ、建礼門や寺町御門のそばなど至る所で見られるサルスベリの名所- 10月
杜鵑草(ホトトギス)
御苑東にある白雲神社の鳥居前
- 11月下~12月中
紅葉(こうよう)
多くの動植物が生息するほか桜や紅葉など四季折々の草花も楽しめる
こちらのPDFファイルに見どころが整理されている- 11月~12月
銀杏(イチョウ)
建礼門のやや南の凝華洞跡、御苑北東の母と子の森、御苑北西の乾御門付近のイチョウは京都市の区民誇りの木
他に御苑南の堺町御門そば、御苑北西の一条邸跡近く、御苑北東の中山邸跡、御苑中央の建春門近くの学習院跡、御苑南東の寺町御門の近く、御苑南西の丸太町沿いの烏丸丸太町バス停前などにもイチョウの巨木がある
京都御苑のレポート・旅行記
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2017年05月15日
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平安神宮 時代祭2016 時代行列
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