金刀比羅神社
讃岐の金毘羅権現を勧請し創建「丹後のこんぴらさん」
1811年第7代峰山藩主・京極高備が讃岐の金毘羅権現の分霊を迎え創建。 商売繁盛や縁結び、海難救助、受験の神様として信仰厚い丹後のこんぴらさん。 境内社木島社には丹後ちりめん発祥の地らしく養蚕にとって天敵の鼠を追い払う狛猫が鎮座。 秋には朱色の楼門を中心に紅葉の名所、春夏秋には祭りも開催
金刀比羅神社とは?(基本データ)
- 名前
- 金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)
- エリア
- 京丹後
- ジャンル
- 建立・設立
- 1811年(文化8年)、峰山藩7代藩主・京極高備が讃岐の金比羅権現の分霊を迎え建立(京極家は代々ゆかりの讃岐金毘羅権現を深く信仰し峰山の地に金毘羅社を勧請したいと念願していたが、同族のよしみから丸亀・多度津の両京極家にあっせんを依頼し金毘羅宮と交渉)
- 創始者
- 峰山藩7代目藩主・京極高備(たかまさ)
- 祭神
- 大物主神(おおものぬしのかみ)
- ご利益
- 縁結び
家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、病気平癒、安産 - 例祭
- 10/10(秋季金比羅大祭)
他に春季大祭(4/9・4/10)・夏季大祭(7/9・7/10)などが知られる - 神紋・社紋
- 丸に金文字
- アクセス
- 駐車場
- 駐車場あり(約30台・無料)
京丹後市役所前市営駐車場利用可 - 拝観料
- 入場無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
祈祷 9:00頃~16:00頃
授与所 8:00~18:00 - 住所
- 〒627-0034
京都府京丹後市峰山町泉1165-2 - 電話
- 0772-62-0225
- FAX
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- 公式サイト
- 丹後峰山のこんぴらさん 金刀比羅神社
丹後峰山の金刀比羅神社 Facebook
金刀比羅神社の地図
金刀比羅神社のみどころ (Point in Check)
京都府京丹後市峰山町、丹後半島の付け根に鎮座する神社で、地元では親しみを込めて「丹後のこんぴらさん」と呼ばれています。
江戸後期の1811年(文化8年)、峰山藩7代目藩主・京極高備(たかまさ)の命により創建されたのがはじまり。
旧峰山藩主・京極家は代々にわたって四国・讃岐国の金毘羅権現(こんぴらさん)を篤く信仰しており、峰山の地にも金毘羅社を勧請することを念願していました。
そして7代藩主・高備の代になると、同族のよしみを通じて丸亀・多度津の両京極家にあっせんを依頼し、金毘羅宮と交渉を続けた結果、永年に渡る悲願が叶い、一国一社の先例を廃して分霊を勧請することができ、現在の峰山町泉の地に社殿を建立して奉祀されたといいます。
以来、丹後一円から信仰を集め、丹後ちりめんの集積地として栄えた商いの町・峰山を象徴する神社として約2万平方メートルにもおよぶ広大な神域と社殿群を有するようになりました。
創建時は神仏混淆の「金毘羅権現社」と称していましたが、明治に神仏混淆が廃された際に社号を現在のものに改めています。
そして1873年(明治6年)には郷社に、1919年(大正8年)には府社に列しています。
その後1911年(明治44年)に行われた鎮座100年祭の際に、山上に鎮座する本殿へと続く120段の石段が設けられ、現在に繋がる神域が整いますが、1927年(昭和2年)3月7日に丹後地方を襲い、峰山の町にも壊滅的な被害をもたらしたマグニチュード7といわれる「北丹後地震」にて社殿がすべて罹災・倒壊。
現在の本殿を始めとするすべての社殿は、この地震より後の1933年(昭和8年)に再建されたものです。
縁結びの神として信仰を集めているほか、家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、病気平癒、安産などの神徳があり、また山の中腹には7社の末社があり、それぞれに女性の守り神や商売繁盛、防火や厄除けなどの神徳があるとされています。
中でも養蚕の神を祀る境内社「木島社(木島神社)」には、養蚕にとっては天敵であるネズミを退治しれくれることから、日本で唯一といわれる狛犬ならぬ「狛猫」が境内に鎮座しており、愛嬌のある顔で参拝者を出迎えてくれます。
行事としては4月9日~10日、7月9日~10日の春夏の大祭には境内が露店で賑わい、また10月第2日曜日の神輿渡御行列には町内の大屋台などの山車や曳き屋台、芸屋台など5基の屋台が毎年輪番で繰り出し、丹後の風物詩となっています。
また秋には紅葉の名所としても知られ、朱色の楼門付近を中心に美しい紅葉が境内を彩るほか、11月下旬には紅葉祭、11月中旬からの紅葉期間中にはライトアップも行われ、多くの参拝客で賑わいます。
この他に毎月第3日曜には、「ゆぅ~っくり のぉ~んびり」をコンセプトとした「こんぴら手づくり市」も開催しています。
金刀比羅神社の施設案内
境内
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大鳥居
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社号標
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参道
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亀の池
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手水舎
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神馬像
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藤棚
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爽香苑
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手洗い休憩所
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斎館・社務所
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儀式殿
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会館
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石段
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鳥居
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粟島社
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絵馬掛
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石段
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神門
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石段
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稲荷社
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石段
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木島社・猿田彦社
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狛猫
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絵馬掛
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鳥居
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八坂社・佐々木社
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石段
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参道
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絵馬舎
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拝殿
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本殿
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秋葉社
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遊歩道
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参拝者駐車場
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山屋台蔵
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神輿蔵
周辺
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府道17号
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御菓子司 大道
神社門前にある菓子店
1900年(明治33年)創業
表裏で阿吽(あうん)となっているという狛猫もなかのほか、おおみちカステラ、でっちようかん、ケーキなども販売
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小野甚味噌醤油醸造
1912(大正元年)の創業
関連
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金刀比羅宮
勧請元にして全国にある金刀比羅神社、琴平神社あるいは金比羅神社の総本宮
香川県仲多度郡琴平町
金刀比羅神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1月
初詣
例年の人出は約2万人
1/1の0時より甘酒のふるまい接待(先着500名・無料)
正月3が日に御神酒のふるまい接待(無料)- 4/9・4/10
春季大祭
4/9の宵祭りと4/10の大祭の両日には、境内から周辺の商店街にかけて数百軒もの露店が立ち並ぶほか、神社奉賛会による「宝籤」も催されて大変な賑わいを見せる
4/9の宵祭り 境内に80軒ほどの露店
4/10の11時より本殿にて祭儀
「宝籖」は4/9の14~21時、4/10の9~15時
災難除開運のお守り(1体500円)を受けるとくじを1回引くことができる
空くじなしで純金小判、御神酒、御鏡餅、自転車、家電製品ほか豪華景品が多数- 7/9・7/10
夏季大祭(夏祭り)
9日の夜は商店街から神社境内まで露店が立ち並び、大勢の参拝客で賑わう
20時からは花火の打ち上げも- 7/29
水無月祭
川裾祭・大祓式
茅の輪くぐり、人形(ひとがた)流しなどの夏越の大祓の儀式が行われるほか、地元有志の会による「夜の市」も開催- 10/10
例祭
- 10月第2日曜
神輿渡御祭(神輿巡行)
前日に宵宮祭
神輿渡御祭では神輿が峰山町内を巡行
8:00の神幸祭の後、9:00に神社を出発し、「金峰神社」を御旅所に昼御饌祭を斎行した後、16:00頃に神社に還幸
この他にも曳き屋台、芸屋台など町内の5基の屋台が毎年輪番で繰り出すほか、須賀神社「杉若太鼓」「杉若神楽」、五幸神社「五幸太刀振」など当地各社で一斉に祭儀が行われる- 11月中
七五三詣
- 11月最終日曜
新嘗祭・紅葉祭
境内は紅葉の名所としても知られ、ライトアップも実施される
本殿で特別祈願が行われた後、よさこい踊りのパフォーマンスや峰山中学の生徒によるブラスバンドの奉納演奏
境内会場ではコッペガニの特売会や特産物市も