元伊勢外宮 豊受大神社 京都観光

元伊勢外宮 豊受大神社

元伊勢外宮 豊受大神社

「元伊勢」の一つで、伊勢神宮外宮・豊受大神宮の元宮

伊勢神宮が三重に落ち着く前に遷座された元伊勢の一つ、大江の元伊勢三社の一角。 農業神・豊受大神を祀り伊勢神宮外宮・豊受大神宮の元宮との伝承から元伊勢外宮と称される。 KTR大江高校前駅北、前方後円墳状の船岡山に鎮座し神明造の本殿を中心に末社37社をコの字に配置。 全国2例の珍しい黒木鳥居も

元伊勢外宮 豊受大神社とは?(基本データ)

名前
元伊勢外宮 豊受大神社(もといせげくう とゆけだいじんじゃ)
エリア
福知山
ジャンル

寺社 自然環境保全地域 初詣 神楽・湯立神楽

建立・設立
天照大神は古くは宮中に祀られていたが、この状態を畏怖した天皇の命で紀元前92年(第10代崇神天皇6年)から鎮座地を求めて各地を点々とする
紀元前5年(垂仁天皇25年)に三重県の伊勢に落ち着くが(伊勢神宮)、それまでの間に訪れた一時遷座地は20ヵ所以上もあり「元伊勢」と呼ばれている
その内の一つが福知山市大江で、紀元前59年(崇神天皇39年)に大和から天照大神の神鏡・八咫鏡を移してより4年の間鎮座し、三重県の伊勢神宮よりも54年も前に祀られたといわれる由緒を持つ
大江には3つの社があり元伊勢内宮皇大神社、天岩戸神社および元伊勢外宮豊受大神社は総称して「元伊勢三社」と呼ばれる
これらの社は伊勢へ遷座後も「元伊勢」として厚く信仰され、特に江戸~明治時代には元伊勢参りが盛んで多くの旅館が立ち並ぶほどだった
現在も「福知山十景」に数えられる丹後丹波を代表するパワースポット
このうち豊受大神社は丹後へ下った農業の神様「豊受大神」を祀った神社で、創建年代不詳だが紀元前より鎮座する古社
478年(雄略天皇22年)に遷宮した伊勢神宮外宮・豊受大神宮の元宮との伝承を持つことから「元伊勢外宮」と称される
祭神
豊受大神(とようけのおおかみ)
[相殿]
日子番能邇邇芸尊(ひこほのににぎ)
天児屋根命(あめのこやね)
天太玉命(ふとだまのみこと)
ご利益
農業・漁業守護、五穀豊穣、産業振興、開運招福、厄除け
例祭
4/26(元伊勢春の例大祭)
他に元伊勢八朔祭(9/1)などが知られる
神紋・社紋
左三つ巴
札所等
福知山十景
アクセス
  • 丹鉄宮福線「大江高校前」駅下車 徒歩約15分
  • 丹鉄宮福線「大江」駅より福知山市内自主運行バス(大江バス)で約5分「外宮」下車
  • 京都縦貫自動車道「舞鶴大江IC」より約15分
駐車場
無料駐車場あり
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
拝観自由
住所
〒620-0325
京都府福知山市大江町天田内60 船岡山
電話
0773-56-1560
FAX
-
公式サイト
元伊勢三社 福知山市
京都の自然200選 元伊勢三社(皇大神社、豊受大神社、天岩戸神社) 京都府
福知山十景 福知山観光協会

元伊勢外宮 豊受大神社の地図

元伊勢外宮 豊受大神社のみどころ (Point in Check)

京都府福知山市大江町天田内、大江山の南、KTR大江高校前駅北、前方後円墳状の船岡山に鎮座する「元伊勢」の一つとされる神社。

「伊勢神宮」は三重県伊勢市に鎮座する神社で、正式には単に「神宮」で、この他に「伊勢大神宮」「大神宮」と呼ばれるほか、「お伊勢さん」の愛称で広く親しまれています。

皇祖神(皇室の祖先の神)である天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(内宮)(こうたいじんぐう(ないくう))、および農業や食事などを司る豊受大神(とようけおおかみ)をまつる豊受大神宮(外宮)(とようけたいじんぐう(げくう))の両社の総称で、内宮・外宮の両社のほかに別宮と摂社・末社、所管社の計125社で構成されています。

三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)を御神体とする皇大神宮(内宮)の創建の経緯についてはは「古事記」「日本書紀」に記述が見られます。

「天孫降臨(てんそんこうりん)」とは、天孫の邇邇藝命(ににぎのみこと)が、天照大神の神勅を受けて葦原の中つ国を治めるために、高天原から筑紫の日向の襲の高千穂峰へ天降ったことをいい、邇邇藝命は天照大神から授かった三種の神器を携えて高天原から地上へと向かいました。

その天孫降臨の際、天照大神は三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)に自身の神霊を込めたとされ、この鏡は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の日向三代を経て、初代・神武天皇(じんむ)に伝えられ、以後、第10代・崇神天皇(すじん)の代まで代々の天皇の側に置かれ、皇居の中に祀られていたといいます。

しかし、崇神天皇5年に疫病が流行し多くの人民が犠牲となると、疫病を鎮めるべく崇神天皇は八咫鏡を傍に置くことを畏れ多いこととして別殿を設けて祀ることとし、初めは大和国の笠縫邑(かさぬいのむら)(現在の奈良県)に祀りますが、その後さらに良い鎮座地を求めて最初の斎宮と伝えられる皇女・豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)を御杖代(みつえしろ)に伊賀、近江、美濃、尾張など各地を移動して回ります。

そして遂に垂仁天皇26年、五十鈴川(いすずがわ)上流の現在地に鎮座したと伝承されています。
ちなみに第11代・垂仁天皇(すいにんてんのう)は崇神天皇の第3皇子で、伊勢神宮内宮の鎮座に関わったほかほか、当麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)とに相撲をとらしむと「垂仁紀」にあるように相撲の起源となり、また殉死の風習をやめさせて埴輪(はにわ)に代えさせたなどの伝承が伝えられている天皇です。

一方、豊受大神宮(外宮)の鎮座に関わる由緒については「古事記」「日本書紀」には記述がなく、それを記す最古の書である平安初期の804年(延暦23年)撰の「止由気宮儀式帳(とゆけぐうぎしきちょう)」によると、雄略天皇22年7月、天照大神の神託により丹波国の比治真奈井原(ひじまないはら)(後に丹後国として分割、現在の京都府北部)より豊受大神を現在地である伊勢山田原(やまだがはら)に遷座したことが起源と伝えられています。

その後は皇祖神(皇室の祖先)を祀る宗廟として皇室から最高の尊崇を受け、明治以後は国家神道の中心として国により維持されましたが、1946年(昭和21年)に宗教法人となりました。

正殿は「神明造り(しんめいづくり)」といわれる神社建築様式の代表的なもので、天武天皇の時代に定められた20年毎に作り替える「式年遷宮」の制が今も行われていることでも有名で、直近では2013年10月に第62回遷宮の儀式が行なわれています。

「私幣禁断(しへいきんだん)」といって古くは私幣(天皇以外が幣帛(へいはく)=お供えすること)は禁止されていましたが、鎌倉時代以後は一般人も参宮するようになり、また伊勢参宮を目的に組織され た「伊勢講」も生まれ、更には江戸時代には庶民による「お伊勢参り」が大流行するなどし、現在も「日本人の心のふるさと」として広く日本国民から親しまれる存在となっています。

一方、三重県の伊勢に落ち着くまでの約90年間の移動中、一時的に遷座された地は20か所以上もあるといわれ、「元伊勢」として各地で語り継がれたといいますが、福知山市大江もそれら元伊勢伝承地の一つとされている場所です。

「倭姫命世記」には伊勢神宮に遷座される54年も前の紀元前59年(崇神天皇39年)、天照大神の神鏡・八咫鏡を奉じた豊鋤入姫命が鎮座地を求めて丹波国へ遷幸し「吉佐宮(よさのみや)」を築いて4年間奉斎したと記されていますが、当社はその「吉佐宮」の旧跡にあたるといいます。

一方、豊受大神社は元々丹後地方の当地に天下り祀られていた農耕の神様で、創建年代不詳であるものの、紀元前より鎮座する古社ですが、天照大神が第11第・垂仁天皇(すいにんてんのう B.C.69-70)の代に伊勢へと遷座された後、第21代・雄略天皇(ゆうりゃくてんのう 418-479)の代の478年(雄略天皇22年)に天照大神の夢告によって、伊勢山田原(三重県)に迎えられたのが現在の伊勢外宮のはじまりとされ、この伝承から当社はその元宮であり「元伊勢外宮」と称されています。

そして大江にはこの伊勢神宮外宮・豊受大神宮の元宮であるとの伝承を持つ「元伊勢外宮 豊受大神社」のほかに伊勢神宮内宮・皇大神宮の元宮であるとの伝承を持つ「元伊勢内宮 皇大神社」および「天岩戸神社」の3つの社があり、総称して「元伊勢三社」と呼ばれていて、これらの社は伊勢へ遷座後も伊勢神宮にゆかりのある「元伊勢」として厚く信仰され、特に江戸~明治時代には「元伊勢参り」が盛んとなり、周辺には多くの旅館が立ち並ぶほどだったといいます。

そして現在も「福知山十景」に数えられるなど、丹後・丹波地域を代表するパワースポットとして多くの参拝者が訪れています。

境内には伊勢神宮を思わせる格式の高い神明造茅葺の本殿を中心に、4社の別宮と末社37社がコの字に配され、樹齢1500年を超えるとされる御神木「龍燈の杉」などの巨木に覆われていて、「元伊勢」と呼ばれるにふさわしい荘厳な雰囲気が漂っていて、また京都嵐山の野宮神社にも見られる全国に2例しかないという珍しい「黒木鳥居」も見どころの一つです。

行事としては9月の第1日曜日に皇大神社とともに開催される「元伊勢八朔祭」が有名。

八朔(はっさく)は旧暦8月1日(朔日)の事で、この時期に台風や病害虫の被害から頻発することから、順調な農作物の成長による五穀豊穣と家内安全を祈願して行われる行事として各地で行われていますが、当社のものは江戸初期の1658年(明暦4年)の夏にこの地方が大干ばつに見舞われた際に、奉行ら役人たちが元伊勢の両社に参篭して雨乞いの祈願をしたのがはじまりとされています。

武家の供揃えである奴(やっこ)に扮した若者が「鳥毛」という大名行列の際に用いられる重さ約20kgの毛槍(けやり)を豪快に振り回しては人から人へと次々投げ渡し、かつては宮津藩主も祈願のため行列をなして参拝したことにちなむという大名行列を模した「練込」の形で町内を練り歩きます。

元伊勢外宮 豊受大神社の施設案内

 

境内

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    「豊受大神社」の社号標と「元伊勢外宮参道」の看板

    府道9号綾部大江宮津線沿いの交差点

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    参道

     

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    駐車場

     

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    トイレ

     

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    社務所

    石段手前

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    参道石段

    境内は70段余りの石段を上がった高台にある

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    手水舎

     

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    参拝順路の看板

     

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    黒木の鳥居

    鳥居をくぐって左側が境内

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    神楽殿

     

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    境内参道

     

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    本宮拝殿

     

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    本宮本殿

    神明造茅葺

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    土之宮

    本宮右隣 外宮の地主神・大土乃御祖神を祀る

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    多賀之宮

    本殿左隣
    豊受大御神荒御魂を祀る

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    御幸神社

    本宮の正面左手、一番手前
    ここから本宮を囲むように時計回りにコの字形に4社の別宮と末社37社が祀られている

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    九社

    本宮の正面左手
    天田神社・蜂須神社・若宮神社・榊森神社・和幣神社・御釼神社・大若神社・鏡作神社・知恵神社

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    月宮

    月夜見尊荒御魂を祀る

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    四社

    竃原神社・種木神社・瀧之神社・東羅神社

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    龍燈の杉

    本殿の左後方に立つ御神木
    樹高25m、幹周4.98m、樹齢1500年を超えると伝わる
    名前の由来は節分の深夜に龍神が燈火を献ずるとの言い伝えから

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    金刀比羅神社

     

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    四社

    蓬戸神社・神南神社・鹿嶋神社・繁昌神社

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    風宮

    神産みにおいて伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)の間に生まれた神で、風の神として知られる級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀る

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    七社

    横河神社・青榊神社・保浪神社・平岡神社・磯之神社・甲之神社・小篠神社

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    十一社

    白鬚神社・福徳神社・南野神社・榊原神社・姫若神社・椿本神社・祓戸神社・日吉神社・酒造神社・保養神社・岩崎神社

周辺

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    宮川

    境内の背後を流れる伊勢神宮外宮の近くを流れる宮川と同じ名前の川

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    丹鉄大江高校前駅

     

関連

元伊勢外宮 豊受大神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1月正月
初詣

 

4/26
元伊勢春の例大祭

元伊勢内宮皇大神社と元伊勢外宮豊受大神社にて、同日に執り行われる春の大祭
10時より神前にて春季例大祭の神事が執り行われ、13時からは神楽殿において地元子女の9名の巫女による元伊勢太々神楽の奉納や奉納射会などが行われる

9月第1日曜
元伊勢八朔祭

福知山の大江町の二俣・仏生寺・天田内・内宮の4地区で開催
従来は9月1日に開催されていたが、多くの人が参加しやすいように9月第1日曜開催に変更された
江戸初期の1658年(明暦4年にこの地方が大干ばつに見舞われたとき奉公らが当社に参篭して雨乞いの祈願をしたのがはじまり
笹ばやしや大名行列の練り込みを奉納
中でも毛槍「大鳥毛」を空中に放ち受け渡すダイナミックな「奴振り」は見どころ

11月ないし12月頃
龍燈まつり

2018年(平成30年)に神社本殿屋根のふき替え完成を記念して初開催
豊受大神社氏子会など主催し、神楽殿前に龍燈の杉にあやかって竹で作った龍のつくりものを展示するほか、奉納演奏や野点などもおこなわれる

月並行事

 
 

 

花ごよみ

 
 

 

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