京都帝釋天(福寿寺) 京都観光

京都帝釋天(福寿寺)

京都帝釋天(福寿寺)

 

 

京都帝釋天(福寿寺)とは?(基本データ)

名前
京都帝釋天(福寿寺)(きょうとたいしゃくてん(ふくじゅじ))
エリア
南丹
ジャンル

寺社 名水 除夜の鐘

建立・設立
伝・780年(宝亀11年)
創始者
伝・和気清麻呂
宗派
曹洞宗
山号
紫雲山
本尊
帝釈天
寺紋
 
札所等
丹波寿七福神(宝の道七福神) 第2番(毘沙門天)
アクセス
  • JR嵯峨野線(山陰本線)「八木」駅下車 帝釈天駐車場まで車・タクシーで約10分
  • JR嵯峨野線(山陰本線)「吉富」駅下車 帝釈天駐車場まで徒歩約45分(本堂までの参道は登り坂で徒歩15分)
  • 京都縦貫自動車道「八木西IC」より車で約7分
駐車場
10台(無料)
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
9:00~17:00
住所
〒629-0101
京都府南丹市八木町船枝志里ノ内1
電話
0771-42-3315
FAX
0771-42-3315
公式サイト
福寿寺 曹洞宗近畿管区教化センター
福寿寺 曹洞禅ナビ

京都帝釋天(福寿寺)の地図

京都帝釋天(福寿寺)のみどころ (Point in Check)

「福寿寺」は南丹市八木町船枝、八木町船井地区の帝釈天山の中腹にある曹洞宗の寺院。
山号を紫雲山、本尊は帝釈天で、通称「京都帝釋天(きょうとたいしゃくてん)」の名で知られる帝釈天を祀る「帝釈天堂」を管理していることで知られている寺院です。

この点「帝釋天」は元々はインドの神話に登場する天空や雷を司る英雄神・インドラといい、これが仏教に取り入れられ、仏教の守護神である天部の1柱とされました。
天上界の神々を統率し、持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王を側近に従え、厄、難、邪、悪、病魔等を打ち払ってみなぎる力を与え給い、更に、百施の王者として「心から信ずる者の願いごとを叶えてくださる」霊験あらたかな力強い仏神で、いつとはなく「小遣いや金銭に不自由しない」といわれるようになり、この面でも幅広く信仰を集めています。
全国的には人気映画「男はつらいよ」の影響もあってか、寅さんの実家の団子屋前にある東京都葛飾区の柴又帝釈天がよく知られています。

福寿寺所蔵の「紫雲山小倉寺縁起」によれば、奈良時代の780年(宝亀11年)、に和気清麻呂により丹波国吉富ノ庄舟枝千谷(当時)の地にて帝釈天像を感得、一宇を建立して「紫雲山小倉寺」と称したのがはじまり。

以来、京都の仙洞御所や歴代の園部藩主など多くの人々から「願いごとの叶う神」として崇敬を集め、また帝釈天を庚申(こうしん・かのえさる)の日にお祀りしたことから「庚申さん」と呼ばれて親しまれ、古くから近畿における庚申信仰の一大拠点されました。

応仁年中、寛永年中に2度の火災に遭っていますが帝釈天の尊像は不思議に難を逃れたといい、現在の堂宇は江戸中期の1688年(貞享4年)、時の園部藩主・小出伊勢守を初めとする各地の信者からの浄財により再建されたもので、京都府指定文化財に指定されています。

現在は「宗教法人 福寿寺 帝釋天堂」として福寿寺が京都帝釋天を有し、代々福寿寺の住職が山主を務め、京都帝釋天の管理や祭日の運営は福寿寺檀家の講社員と、町村合併以前からの船枝村住民の講社員が行っているといい、現在でも庚申の日には多くの人が参詣するといいます。

本堂須弥壇には本尊・帝釈天立像を安置し、草創当時は四天王像がその帝釋天を守る形で東西南北に配置されていたものと考えられていますが、現在は脇侍として増長天立像、多聞天立像(毘沙門天立像)を安置されています。

そして本尊は古来よりのしきたりで30年~40年に一度しか開帳が行われていないといい、近年では1917年(大正6年)、1953年(昭和28年)、1992年(平成4年)に開扉されていて、今後は庚申(かのえさる)の年にともいわれているそうです。

帝釈天堂は、福寿寺の本坊から離れた山上にあり、山麓から本堂の石段下まで約700mの参道には「願いの鐘」と呼ばれる鐘が数珠玉と同じ数という108基並んでいて、参拝者はそれを1つずつ静かに打ち鳴らすことにより、帝釈天に願いを聞いてもらうことができるようになっていて、また人気映画「男はつらいよ」でおなじみの「寅さんの鐘」も上納されています。

そして願いの鐘を打ち鳴らしながら参道を登っていくと、城壁を想わせる石垣の高みに本堂が建っており、その本堂前には生まれ年(十二支)のお守り本尊が種子としての梵字で刻まれているという「金色の法輪」が設置されていて、大晦日の夜には百八の願の鐘に引き続き、全ての法輪に灯明が灯り、心身を清め健康を呼ぶという「火の輪くぐり」を行うことができます。

その他にも境内には庚申にちなんで猿に関連した石像や木像などが多く見られます。

京都帝釋天(福寿寺)の施設案内

 

境内

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    道標

    右へ曲がると福寿寺(京都帝釈天寺務所)、直進100mで京都帝釈天駐車場とある

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    福寿寺の寺号標と石段

     

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    福寿寺(京都帝釈天寺務所)

     

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    道標

    Y字の分岐になっており、右帝釈天参道の石標と看板が設置されている

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    道標

    右が帝釈天参道、直進が京都帝釈天駐車場

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    京都帝釈天入口

    京都帝釈天駐車場の北西側の府道25号の分岐の所が入口のようになっていて、左側に寺号標、右側に看板が設置されている
    寺号標上に猿の像があり、下の方に願の鐘のオブジェが釣り下がっている

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    京都帝釈天駐車場

     

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    京都帝釈天参道

     

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    願いの鐘

    700mの参道に108基の鐘が並んでおり、黒い鐘に交じり金色の鐘や寅さんの鐘などがある
    上山時は願いを込めて、下山時は感謝の心で打ち鳴らす

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    道祖神

     

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    疣之神(いぼがみ)

    参道の途中

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    子安観音堂

    安産・子授けの御利益、お礼によだれかけを奉納

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    安産の鐘

    子安観音堂に釣り下がる

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    留学生の鐘

     

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    寅さんの鐘

    人気映画「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督の快諾を得て設置されたという
    「えらい兄貴になりたくて、鐘うちならす帝釈天 寅次郎」というセリフが刻まれている

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    讃岐金比羅宮遥拝所

    参道途中にある金毘羅さんの遥拝所

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    庚申塔

    参道の途中

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    手水舎

    石段の左横

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    本殿への石段

    急勾配

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    仏足石

     

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    本殿(帝釈天堂)

    京都府指定文化財

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    金色の法輪

     

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    猿の木像

    本堂前

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    厄除け身代わり鶴

     

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    小石結び

    本殿の傍らにあり「小石=恋し」ということで、二つの石を赤い糸で結んで良縁を祈願するという

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    三神猿の石仏

    見ざる、言わざる、聞かざる

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    親子地蔵尊

    子供のためなら波に沈んでも構わないという親心が表現されているという

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    梵鐘堂(よろこびの鐘)

     

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    絵馬堂

     

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    稲荷堂

     

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    毘沙門堂

    「宝の道七福神会」丹波壽霊場の第2番・宝毘沙門天を祀る

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    八幡堂

    本堂から約10m

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    庚申の酒の石碑

     

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    奥の院礼拝所入口

    本堂裏手

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    帝釈天御神水いただき所

    奥の院の入口横

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    奥の院参道

    本堂から歩いて15分くらい

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    奥の院

    本堂の上に崖造で建てられている

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    厄難、不運除去の霊場

    本堂前の三宝上に置かれている厄難不運飛ばし鶴を左の手のひらに乗せ、体中の厄や病、不運や不幸などを全部吐き出すつもりで大きな息を吹きかけて飛ばし、次に除厄招福が叶うという「オンの鐘」を自分の年齢に合わせて鳴らす

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    観音と鶴

     

周辺

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    JR吉富駅

     

関連

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    柴又帝釈天(帝釈天題経寺)

    東京都葛飾区柴又にある日蓮宗寺院
    映画「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅さん」の出身地として知られる

京都帝釋天(福寿寺)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1~1/3
初詣

帝釋天と四天王のパワーで厄を吹き飛ばす「厄除け祈祷」のほか、厄除けの鐘、厄難飛ばし鶴
13:30 今年の願い大祈祷

1年最初の庚申の日
初庚申

願いごと成就大祈祷、厄除け祈祷
9:00~15:00

5月第2日曜
春の大祭(京都帝釈天大祭)

11:00より大祭法要
参拝者らは本堂を回った後に山主からの「お土受け(おつちうけ)」で一年の健康や幸せを祈願 船枝区の女性と小中学生によって結成された「紫雲太鼓」が本堂前で和太鼓を奉納するほか、お茶席やうどんなどの接待も

11月第2日曜
秋の大祭

願いごと成就大祈祷

1年最後の庚申の日
終い庚申

年の最後の庚申の日は多くの参拝者で賑わいを見せる
13:30 願いごと成就大祈祷

12/31
除夜の鐘(百八の願いの鐘)

23時頃からお灯明が続く中、本堂までの参道700mの参道に立つ108基の「願いの鐘」を自分の手で打ち鳴らしながら108の灯明に願いを託して上山し、一年の諸願成就を祈願する
最後に除夜の鐘の大つり鐘の音が響き渡ると、108のお灯明が揺らぎ幻想的な雰囲気に包まれる 本殿前の金色の法輪にて心身を清め健康を呼ぶという「火の輪くぐり」もできるほか、ご神酒や金運上昇の名物・年越し黄金そば、健康招福の帝釋ようかんの接待も行われる

月並行事

年6回の庚申日
ご縁日

9:00~15:00(夏は16:00)
13:30 祈祷厳修

随時
写経会

 

花ごよみ

 
桜(サクラ)

参道に山桜ほか、黄桜や丁字桜などの珍しいものも

 
雪柳(ユキヤナギ)

参道途中に雪柳の道

 
躑躅(ツツジ)

 

 
萩(ハギ)

 

 
紅葉(こうよう)

 

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