高瀬川一之船入
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高瀬川一之船入とは?(基本データ)
- 名前
- 高瀬川一之船入(たかせがわいちのふないり)
- エリア
- 三条寺町・四条河原町
- ジャンル
- 建立・設立
- 1611年(慶長16年)頃、豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)により二条と伏見をつなぐ運河として高瀬川が開かれる
1934年(昭和9年)1月22日に京都府の史跡に指定 - アクセス
- 駐車場
- なし
- 拝観料
- なし
- お休み
- 特になし
- 拝観時間
- 見学自由
- 住所
- 〒604-0924
京都府京都市中京区木屋町通二条下ル西側一之船入町537-50 - 電話
- -
- FAX
- -
- 公式サイト
- 高瀬川保勝会
高瀬川 京都市
高瀬川一之船入 京都市
高瀬川一之船入の地図
高瀬川一之船入のみどころ (Point in Check)
京都府京都市中京区木屋町通二条下ルの高瀬川沿いにある、国の史跡にも指定されている船着場跡。
二条木屋町をやや南へ進んだ「島津創業記念資料館」や「がんこ高瀬川二条苑」のすぐそばにあります。
この点、「高瀬川」は江戸初期、慶長年間の1611年(慶長16年)頃に嵯峨の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい 1554-1614)が物資輸送のために鴨川の水を引いて開いた運河です。
高瀬川水運は京都中心部に物資を運び入れるためのもので、二条を起点として鴨川の水を取り入れ、鴨川に平行して十条まで南下した後、さらに鴨川を横断して、11km余り先の伏見まで通じていました。
明治以降は鉄道輸送などの発達でその役割を失い、1920年(大正9年)に廃止となりましたが、全盛期には100数十隻もの舟が上下して大坂などからの物資を京都に運び入れていたといい、近世の京都の経済発展に大きく貢献しました。
この高瀬川の川筋には、往時には多くの問屋が立ち並んで繁栄を極めたといわれ、中でも多くの材木屋が軒を連ねていたといい、一帯の町名・木屋町(きやまち)の名前の由来にもなっています。
そして高瀬川を通行する「高瀬舟」の荷物の揚げ下ろしをするための船着き場を「船入」といい、当時は二条から五条にかけて7つの船入りが設けられていたといいます。
これらの船入のうち、高瀬川の起点に近い二条木屋町の西側にある「一之船入」は唯一現存しており、江戸時代の交通運輸の貴重な遺跡として、1934年(昭和9年)1月22日に国の史跡にも指定されて保存が図られています。
この点、当時の船入は東西133.5m、南北16mの広さがあり、三方から積み下ろしができたといいますが、現在は東西約20m、南北約6mの堀割りが残るだけではあるものの、一之船入手前の高瀬川には復元された「高瀬舟」が浮かべられ、当時を偲ぶことができるようになっており、また高瀬川の両岸に柳の木の枝が枝垂れる景観は京都の情緒を醸し出す絶好の撮影スポットとして人気を集めています。
更に高瀬川界隈は桜も多く植えられ桜のスポットとしても有名ですが、一之舟入の周辺も南へ向けて桜並木が続いており、4月初旬には四条にかけての一帯で「桜まつり」も開催されて多くの人で賑わいます。
他にも毎年9月の秋分の日には地元の人たちによって「高瀬川舟まつり」が開催され、復元された高瀬舟に乗ることができるほか、舞妓さんによるお茶席(有料)や子供向けのイベント、更には近くの「がんこ高瀬川二条苑」が無料公開されるなどし、こちらも多くの人々で賑わいます。
ちなみに高瀬川に設けられた二之舟入、三之舟入、五之舟入、六之舟入、七之舟入、八之舟入、九之舟入の各舟入は現存していませんが、舟入跡には石標が建てられており、一之舟入を見物した後に石碑めぐりをするのも一つの楽しみ方です。
高瀬川一之船入の施設案内
二条~御池
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木屋町二条
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島津創業記念資料館
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島津製作所創業の地
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枝垂桜
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日本銀行京都支店
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一之船入
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高瀬舟
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歌碑
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一之舩入石標
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押小路橋
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幾松入口
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幾松
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佐久間象山・大村益次郎遭難の地
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二之船入跡
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京都ホテルオークラ
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桂小五郎像
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長州藩屋敷跡
御池~三条
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御池橋
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加賀藩邸跡
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三之船入跡
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上車屋橋
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シダレザクラ
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姉小路橋
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武市瑞山先生寓居之跡・ちりめん洋服発祥の地・吉村寅太郎寓居趾
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四之舟入跡
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恵比須橋
三条~四条
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三條小橋
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大黒橋
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酢屋(坂本龍馬寓居之趾)
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五之舟入跡
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南大黒橋
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材木橋
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先斗町歌舞練場入口
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山崎橋
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彦根藩邸跡
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六之舟入跡
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坂本龍馬 妻 お龍 独身時代 寓居跡
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車屋橋
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南車屋橋
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交番
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WC
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先斗町バイク駐輪場
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案内図
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七之舟入跡
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土佐藩邸跡
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近江屋跡
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八之舟入跡
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十軒町橋
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九之舟入跡
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高瀬川ききみずガーデン
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鶴清
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五条児童公園
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藤棚
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WC
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扇塚
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牛若ひろば
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木屋町通コミュニティ道路の石標
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牛若丸弁慶像
周辺
高瀬川一之船入の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 3月下~4月上
高瀬川沿いのライトアップ
下木屋町(木屋町通の四条から五条)の川沿いの約1kmに約200本ある桜をライトアップする
柳とのコントラストが絶妙- 4月初旬前後の土日
高瀬川桜まつり
- 9月秋分の日
高瀬川舟まつり(たかせがわふなまつり)
江戸時代に豪商・角倉了以によって開かれ京都~伏見間の水運で栄えた高瀬川の地域や舟の歴史をより多くの方に知ってもらおうと高瀬舟の復元を機に1991年(平成3年)より始められたイベント
毎年秋分の日に「一之船入」周辺にて10:30~16:00の時間に開催され、付近にはテントが立てられる
一之船入に復元された高瀬舟への試乗(舟は動かない)のほか、先斗町の舞妓によるお茶席と記念撮影、友禅型染体験、蒸し栗つかみ、宝さがしといった子供向けのイベントなど様々な催しも開催される
また当日のみ角倉了以の別邸跡にあるがんこ高瀬川二条苑の庭園および島津創業記念館が無料開放される