酢屋(坂本龍馬寓居之趾) 京都観光

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)

 

 

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)とは?(基本データ)

名前
酢屋(坂本龍馬寓居之趾)(すや(さかもとりょうまぐうきょのあと))
エリア
三条寺町・四条河原町
ジャンル

寓居跡 坂本龍馬

建立・設立
1721年(享保6年)
創始者
酢屋嘉平衛(初代)
アクセス
  • 京阪本線・鴨東線「三条」駅下車 徒歩約3分
  • 京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車 徒歩約5分
  • 阪急京都線「京都河原町」駅下車 徒歩約5分
  • 京都市営バス「河原町三条」(3・4・5・10・11・15・17・32・37・59・51・205号系統ほか)下車 徒歩約5分
  • 京都バス「河原町三条」(16・17・21・23・41・43・51・63・64・65系統)下車 徒歩約5分
駐車場
なし
拝観料
■2階ギャラリー龍馬
├大人 500円
└中学生以下無料
■追悼展(11月)
└600円
お休み
水曜
※ただし年始、臨時休業あり(要問合せ)
拝観時間
創作木工芸酢屋 10:30~18:00(土曜は19:00まで)
ギャラリー龍馬 10:30~17:00
住所
〒604-8031
京都府京都市中京区河原町三条下ル龍馬通(河原町三条下ル一筋目)
電話
075-211-7700
FAX
075-256-6066
公式サイト
酢屋オフィシャルサイト

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)の地図

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)のみどころ (Point in Check)

京都市中京区、河原町三条の一筋南から東へと伸びる「龍馬通り」沿いに店を構える老舗の材木商。

江戸中期の1721年(享保6年)にこの地にて創業し、初代から「酢屋」という屋号で材木商を営み、子孫が店を受け継いで約300年にわたって同じ土地、同じ屋号で商いを続けていて、現在は10代目で「株式会社 千本銘木商会」とう名前の会社にもなっています。

この点、幕末の6代目・酢屋嘉平衛の代には、材木業を営む傍ら、高瀬川の開墾の許可を幕府より得た角倉家より大阪から伏見、そして京へと通ずる高瀬川の材木独占輸送権を得て運送業も営んでいました。

そしてその嘉平衛の理解もあって、2階には「海援隊京都本部」が置かれて陸奥宗光、長岡謙吉など多くの海援隊隊士が匿われ、「寺田屋事件」の後に入洛した龍馬自身も1867年(慶応3年)6月頃から2階の表通りに面した表西側の部屋を住まいとし「才谷」と名乗っていたといいます。

そのことを示す資料として、1867年(慶応3年)6月24日付で姉の乙女に宛てて送った手紙が残されていて、
「今日もいそがしき故 薩州屋敷へ参りかけ朝六ッ時頃より この文したためました 当時私ハ京と三條通河原町一丁下ル車道すやに宿申し候」
と酢屋に投宿している様子が伝えられています。

当時の酢屋の前は高瀬舟が出入りして舟の荷揚げを行う高瀬川の舟入で、伏見・大阪との連絡も取りやすく、また川沿いには各藩の藩邸が経ち並んでいたことから各藩との折衝にも都合が良く、潜伏先としては最適な場所でしたが、しかしやがて新撰組や見廻り組の情報が入るようになり、危険を感じた龍馬は11月に入り酢屋のやや南にあった土佐藩邸により近い「近江屋」へと移ることとなり、結局はそこで刺客に襲われ、1か月後の明治維新を目にすることなくこの世を去ることとなります。

ちなみに龍馬が暗殺された「近江屋」は建物は現存しておらず石碑があるのみであり、また龍馬が以前に定宿としていた伏見の寺田屋も現存してはいるものの建物は当時のものではありません。
しかし酢屋の建物は一部改築されてはいるものの、基本は坂本龍馬が使用していた幕末時代のものを継続しているといい、今でも建物が現存している貴重な遺構となっており、入口には「坂本龍馬寓居の跡」の石碑も立てられています。

この点幕末当時、幕府と倒幕急進派の双方から命を狙われていた龍馬を匿うことは、当然のように店の命運を左右するほどの重大な事であったため、昭和の時代になってもそのことを口にすることはなかったそうです。

しかし龍馬が果たした役割が評価されるに従って酢屋を訪れる人の数も増えていったといい、現在は1階が昔のままに銘木全般を専門に取り扱う「千本銘木商会」と材木商の伝統を受け継ぐ木工芸品の制作・販売を行う「創作木工芸 酢屋」として営業を続ける一方、2階を「ギャラリー龍馬」として公開し、龍馬を含む海援隊の隊士たちの写真や手紙、酢屋に関する資料などを展示しています。

龍馬が使用していたという2階部分は改築されており、幕末の当時そのままではなく、また当時は2階から見えたという高瀬川の舟入も現在はビルが建っていて見ることはできませんが、龍馬が向かいの舟入に向けてピストルの試し撃ちをしたと伝わる格子窓などが当時の面影を残しているといいます。

毎年龍馬の命日である11月15日には、京都霊山護国神社の「龍馬祭」、近江屋跡での「坂本龍馬・中岡慎太郎慰霊祭」とともに、この酢屋においても龍馬を追悼する「酢屋龍馬祭」が行われ、家の前には祭壇が設けられて献杯が行われます。

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)の施設案内

 

建物情報

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    建物外観

     

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    龍馬通

     

関連

周辺

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    高瀬川一之船入

     

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    土佐稲荷岬神社

     

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    土佐藩邸跡

    高瀬川に架かる蛸薬師橋の東

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    坂本龍馬の妻・お龍の実家「楢崎家跡」の石標

    柳馬場三条下ル東側

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    中岡慎太郎寓居之地の石標

    河原町通四条上ル東側

酢屋(坂本龍馬寓居之趾)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

11/1~11/30
龍馬追悼展

1月15日は龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日にちなんで毎年行われる恒例の展示会
龍馬遺品・海援隊文書・酢屋文書などを展示

11/15
酢屋龍馬祭

10:30
龍馬の命日を偲び、酢屋前に祭壇を設け献杯する(参加無料)

11月第3土曜
坂本龍馬慰霊祭 提灯行列

15:30~16:00 受付
16:30 行列出発
三条大橋→酢屋→坂本龍馬・中岡慎太郎 遭難の地(近江屋跡)にて黙祷→四条河原町→円山公園(銅像前で記念撮影)→高台寺公園→有志にて霊明神社参拝

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