和貴宮神社
和貴宮神社とは?(基本データ)
- 名前
- 和貴宮神社(わきのみやじんじゃ)
- エリア
- 宮津・伊根
- ジャンル
- 建立・設立
- 1421年(応永28年)、社殿建立
1470年(文明2年)、丹後一宮・元伊勢籠神社の祭神を合祀 - 祭神
- 天御中主神、豊受毘売神、国常立尊、天水分神、天照大神、伊邪那岐神、伊邪那美神、海津見神、猿田彦神、我野姫命
- ご利益
- 五穀豊穣、産業発展、豊漁・航海安全、和合円満、方除け
- 例祭
- 5/13~5/15(宮津祭)
他に秋祭り(10/15)などが知られる - 神紋・社紋
- 菊輪に左三つ巴
- アクセス
- 駐車場
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒626-0023
京都府宮津市字宮本428 - 電話
- 0772-22-2773
- FAX
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- 公式サイト
- 和貴宮神社 Facebook
和貴宮神社 Instagram
和貴宮神社の地図
和貴宮神社のみどころ (Point in Check)
京都府宮津市宮本、宮津市役所のやや西側、宮津市の中心街に鎮座する神社。
創建年代は不詳ですが、創祀は室町以前、神代に遡るともされていて、かつては本殿の東側に現在も存在している「水越岩(みずこしいわ)」の辺りまでが海辺で、当地は港であったと考えられ、この巨石を神の依代・ご神体として崇めたのが当社のはじまりで、「宮(神社)のある津(港)」であることから「宮津」の地名の発祥の社となったといわれています。
そして室町時代の1421年(応永28年)に社殿が建立され、更に1470年(文明2年)には時の守護職であった一色氏によって丹後国一宮である籠神社の祭神が合祀されてその別宮とされ、以後「丹後一宮別宮総社」「江の島の宮」「和伎の宮」「分宮」などと称したのを経て、近年「和貴宮神社」と改称して現在に至っています。
宮津の旧城下町は西堀川を境界線として東町と西町に大きく分けられ、西地区は「山王宮日吉神社」の氏子圏である一方、東地区は「和貴宮神社」の氏子圏とされており、旧宮津地区東部の産土神として五穀豊穣、産業発展、ならびに豊漁・航海安全の神であるとともに和合円満、方位八方の守護神として人々から崇敬を集めています。
更に江戸時代に入ると北前船の往来によりその敬神範囲は西日本全体にまで飛躍的に拡大し、境内の玉垣には寄進者として豪商として知られた加賀の商人・銭屋五兵衛(ぜにやごへえ 1774-1852)などの著名な商人の銘も刻まれています。
現在の本殿や拝殿、表門などはいずれも江戸後期の建造で、その当時神社前の宮本町が大工町で「北前船」を作っていた関係から、地元の大工が丹精こめて作った社殿には素晴らしい彫刻が施されているほか、殿内には横山華山、松川龍椿といった著名な都の絵師の手による絵馬の大作が奉納されています。
行事としては宮津の旧城下町に氏子地区を持つ西の山王宮日吉神社と東の和貴宮神社の祭礼で、毎年5月15日に開催される「宮津祭」が有名。
宮津祭の名は山王宮日吉神社の「山王祭」が江戸時代に藩祭とされ、町衆のみならず武士までもがこぞって参加したことから名付けられた俗称ですが、元々9月11日に行われていた和貴宮神社の祭礼が第二次世界大戦後に山王宮日吉神社と同じ日に統一して開催されるようになり、現在は2つの神社の祭典を合わせてそう呼んでいて、それぞれの氏子たちが神輿を中心に神楽、浮太鼓で町内を練り歩きます。
和貴宮神社の施設案内
境内
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案内板
県道9号線(京街道)沿いにある
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表門と社号標
南側に神社入口
神門としては珍しい造り
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玉垣
表門近くの玉垣には各地の商人の名が刻まれている
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手水舎
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鳥居
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拝殿
1820年(文政3年)の再建
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本殿
1804年(文化4年)の再建
一間社流造
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神輿殿
本殿の左手奥、境内の北西角
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合社(勲宮・秋葉社・永代宮)
境内西側
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500年記念碑
境内西側
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神馬舎
境内西側
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授与所
表門くぐってすぐ右
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社務所
表門くぐって右手
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神馬像
境内東側
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水越岩(波越巌)
境内東側
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恵美須社・弥智俣宮
境内東側
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ご神木
本殿右
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稲荷社(波越稲荷)
境内北東
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北門
万町通り沿い
門から北へ勘左衛門小路が海へとまっすぐ伸びる
周辺
関連
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勘左衛門小路
和貴宮神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1月
初詣
1/15まで門松の設置
- 2/3
節分祭
9:00~20:00 燃納祭(お火焚き)
接待あり- 5/13~5/15
春季例大祭(宮津祭)
2006年(平成18年)に美しくよみがえった神輿の渡御を中心に、神楽と浮太鼓が祭りを大いに盛り上げ町内を練り歩く
5/13 字祭(宵々宮)
午後より太神楽・浮太鼓が街中を巡行
5/14 宵宮祭
8:00~22:00 神楽と浮太鼓が終日練り歩く
20:00 宵宮祭の神事
5/15 本宮祭
朝奉納に始まり、神楽、浮太鼓、神輿の順に出発し氏子区域を巡行する
8:00 朝奉納(太神楽・浮太鼓)
9:00~16:00 2基の子供神輿が町内を巡行
10:00 本宮祭
11:20 太神楽・浮太鼓・大神輿の順で出御(子供神輿と神楽は別ルートで地域を廻る)
12:00 サイレンとともに出御、先太鼓を先頭に神輿が練り歩く
14:30 宮津市役所前(御旅所)で御旅所祭の神事・記念撮影
18:30 太神楽の宮入
19:00 大神輿の宮入
19:30 還幸祭の神事(神楽の奉納舞) 20:00 太神楽の宮入奉納
22:00 浮太鼓の宮入奉納- 10/15
秋季例大祭(秋祭り)
江戸後期には芸事を主に奉納し盛大に執り行われていたというが、戦後は神事のみに
2006年(平成18年)の神楽講結成に伴い、江戸後期の華やかな秋祭りの復活が提案され、翌2007年(平成19年)より奉納行事として太神楽・子ども傘踊り、浮太鼓などが披露されるように
2018年(平成30年)には巫女舞(浦安の舞)と舞楽(陵王)が初めて奉納され、夜店も並んで大いに賑わった
前日の10/14には秋祭りを周知するための「神楽講 町廻り」- 11月
七五三詣り
- 12/31
歳旦祭
11:50