御蔭神社
御蔭神社とは?(基本データ)
- 名前
- 御蔭神社(みかげじんじゃ)
- エリア
- 大原・八瀬・比叡山
- ジャンル
- 建立・設立
- 不詳
- 祭神
- 玉依媛命荒魂(たまよりひめのみことのあらみたま)
賀茂建角身命荒魂(かもたけつぬみのみことのあらみたま) - ご利益
- 縁結び
- 例祭
- 5/12(御蔭祭)
- 神紋・社紋
- アクセス
- 駐車場
- なし
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒606-0067
京都府京都市左京区上高野東山207(下鴨神社(賀茂御祖神社)境外摂社) - 電話
- 075-781-0010(下鴨神社)
- FAX
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- 公式サイト
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御蔭神社の地図
御蔭神社のみどころ (Point in Check)
京都市左京区上高野東山、比叡山の南麓、下鴨神社(賀茂御祖神神社)から高野川を遡った河畔に位置し、叡山電鉄の終点である八瀬比叡山口駅のやや南西にある「御生山(みあれやま)」の山中に鎮座する神社。
下鴨神社(賀茂御祖神社)の境外摂社で、祭神として本宮にあたる下鴨神社(賀茂御祖神社)の御祭神である玉依媛命(たまよりひめのみこと)、 および賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の2柱の荒魂(あらみたま)、すなわち御生したばかりの神霊が奉祀されており、神社にとっては特別な摂社です。
そして「御生山」は京都盆地の東側に連なる「東山三十六峰」において比叡山に次ぐ第2番目の山で、「御生(みあれ)」というのは神の誕生や降臨の意味で、御生山の神社の社地は、太古に賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下鴨神社)の大神(鴨大神)が降臨した神聖な場所、すなわち賀茂御祖神社の祭神である賀茂建角身命と玉依媛命が上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神を産んだ場所であると「山城風土記」に記されています。
また「ただ太陽の射す所」というところから「御蔭山(みかげやま)」とも呼ばれていて、社名の由来になっています。
平安時代の右大臣・藤原実資の日記「小右記」の寛仁2年(1018年)11月25日の条にも、「鴨皇大御神、天降り給ふ。小野里、大原、御蔭山なり」と記されていて、古くから御蔭山と呼ばれていたこの聖地にちなんで、「御蔭神社」という社名になったようです。
神社の起源は不明も、鎮座地は古代から山背北部豪族の祭祀の中心地だったと考えられていて、付近には今も数々の遺跡が存在しており、更に677年(天武天皇6年)に山背国司が造営したと伝えられる賀茂神宮は、当神社ではないかという説もあるといいます。
当初は現在の本殿からみて北東の麓、高野川沿いに鎮座していましたが、地震や洪水といった災害に遭って社殿が埋没したため現在の地に移動したといい、現在の社殿は江戸初期の1693年(元禄6年)に本宮たる下鴨神社の式年遷宮の際に造替されたものです。
そして何とっても毎年5月12日に例祭として「御蔭祭(みかげまつり)(御生神事(みあれしんじ))」が行われることで有名です。
毎年5月15日に行われる下鴨神社と上賀茂神社の祭礼で、「祇園祭」「時代祭」とともに京都三大祭の一つにも数えられる「葵祭(賀茂祭)」の前儀として、葵祭に先立って神霊を当社から本宮たる下鴨神社に迎えるという重要な役割を担う神事で、綏靖天皇の御世に始まった日本最古の神幸列とも伝えられるほか、文献上でも少なくとも室町時代からは毎年行われていたことが明らかで、その優雅な儀式は葵祭に匹敵するといわれています。
祭典当日は葵の葉を付けた神職ら約150人が、神馬(しんめ)とともに参列を連ねて下鴨神社と御蔭神社を往復し、当社において神霊を神馬に迎えた後、本宮・下鴨神社に還幸します。
最初に下鴨神社を出発した行列は高野川沿いに北東へと伸びる若狭街道(国道367号)を通って当社に到着。
牛の刻、社前において御神霊を神馬に移御した後、総社(赤の宮神社)における「路次祭」を経て下鴨神社に戻ります。
巡行ルートは近年は交通事情もあってやむなく自動車での行列となっていますが、1992年(平成4年)からはコースの一部を徒歩と馬で巡行しています。
そして巡行の後は下鴨神社境内の糺の森にて「切芝神事(切芝の儀)」が行われて荒魂を歓迎し、その後、舞人が「東游(あずまあそび)」を奉納する場面が本祭における最大の見どころとなります。
御蔭神社の施設案内
叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅より高野川を渡って川沿いに西へ続く山道の途中に赤い鳥居があり、鳥居をくぐって山道を少し進んだ先が境内です。
境内
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八瀬口(東口)と石標
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参道
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分岐と道標
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鳥居
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由緒書
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歴史的風土特別保存地区の石標
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参道
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石垣
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手水鉢
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本殿前広場
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拝殿
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本殿
東殿と西殿
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庭上磐座
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