東丸神社
江戸時代の国学の四大人で学問の神様・荷田春満を祀る
伏見稲荷大社境内にあり同社社家出身の国学者荷田春満を祀る。 春満は江戸中期8代将軍吉宗に仕え赤穂浪士も援助した人物で本居宣長や平田篤胤、弟子の賀茂真淵とともに国学の四大人。 学問の神様として信仰厚く合格祈願・学業上達の絵馬や千羽鶴でびっしり。年の数だけ祈祷を捧げるとしまわりの石も見所
東丸神社とは?(基本データ)
- 名前
- 東丸神社(あずままろじんじゃ)
- エリア
- 東福寺・稲荷
- ジャンル
- 建立・設立
- 1702年(元禄15年)、江戸時代の国学者・荷田春満が赤穂浪士の討ち入りの際には吉良邸の見取り図を作って渡し赤穂浪士を援助したと伝わる
1883年(明治16年)、春満に正四位が贈られたのを記念し伏見稲荷大社宮司らにより社殿が造営される
1936年(昭和11年)、現本殿に改造営 - 祭神
- 荷田東丸命(かだのあずままろのみこと)
- ご利益
- 学問向上・受験合格
心願成就(としまいりの石) - 例祭
- 神紋・社紋
- 一重裏梅花(荷田家家紋)
- アクセス
- 駐車場
- ■伏見稲荷大社駐車場
├バス20台分 無料
└自家用車170台分 無料 - 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒612-0882
京都府京都市伏見区深草藪之内町36(伏見稲荷大社内) - 電話
- 075-641-4693
- FAX
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- 公式サイト
- 東丸神社 Twitter
東丸神社の地図
東丸神社のみどころ (Point in Check)
伏見稲荷大社の外拝殿の南側に隣接し、江戸中期の国学者で学業上達・合格祈願のご利益で知られる荷田春満(東丸)(かだのあずままろ 1669-1736)を祭神として祀る神社。祭神名は荷田東丸命(かだのあずままろのみこと)。
伏見稲荷大社の楼門をくぐってすぐ右手にあり、伏見稲荷の境内から直接入ることができますが、伏見稲荷の摂末社ではなく独立した別の神社です。
荷田春満は江戸中期の人で、江戸時代を代表する国学者として知られている人物です。
ちなみに国学とは江戸時代を代表する学問の1つで、当時学問を志すものが極端に漢学を尊ぶ時代背景の中で「古事記」や「日本書紀」「万葉集」など日本古来の古典を研究することで、日本固有の文化や思想、精神を見出す学問です。
春満は伏見稲荷大社の社家に生まれ、幼い頃より歌道、書道、学問に優れたといい、その後は国学や和歌の研究で世に認められ、門下生の賀茂真淵のほか本居宣長、平田篤胤とともに「国学の四大人」といわれました。
幕臣にも取立てられ、第8代将軍・徳川吉宗から信頼されていたといい、政治について意見を聞かれることも多かったといいます。
そしてこの国学は江戸時代に大きな影響を与え、数多くの学者を生み出し、やがて明治維新の思想的原動力になっていくこととなります。
また春満は「忠臣蔵」に登場する吉良上野介に古典を教えていたとも言われていて、赤穂浪士に吉良邸の図面を渡し吉良邸討入りのための情報を伝えた人物ともいわれています。
その後、明治期に入った1883年(明治16年)に春満に正四位が追贈されたのを機に、当時の伏見稲荷大社の宮司らが中心となって政府に神社の創建を申請。寄付を募って社殿が造営されたといいます。
そして1936年(昭和11年)に現本殿に改築されて現在に至っており、学業向上、受験合格の神として広く崇敬されています。
境内には合格祈願の絵馬がずらっと並ぶほか、入口付近にある「としまいりの石」は本殿横に置かれている竹棒を年齢の数だけ持ち、本殿と「としまいりの石」との間を心静かにまわり、お願いの都度、持っている竹棒を一本ずつ元の箱に納めていくことで心願成就のご利益を授かるというお百度参りのような参拝方法です。
この他にも神社の鳥居のすぐ右隣には、国の史跡とされている「荷田春満旧宅」および墓地があることでも知られています。
東丸神社の施設案内
境内
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鳥居
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石標
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参道
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としまいりの石の石標
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絵馬掛
参道右手に合格祈願の絵馬と千羽鶴がずらっと並ぶ
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社務所
鳥居くぐってすぐ左手
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手水舎
参道左手、社務所の奥
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荷田社
参道左手、手水舎の右隣
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春葉殿
参道左手、荷田社の右隣
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本殿
参道正面
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荷田春満旧宅 表門
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荷田春満旧宅 書院
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荷田春満旧宅 庭園
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荷田春満旧宅 神事舎
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荷田東丸大人墓道の石標
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荷田春満の墓
荷田東丸大人墓道を約300m進んだ先
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周辺
東丸神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/3
生誕祭
- 4/3
入学奉告祭
- 7/2
帰天祭
- 12/13
荷田祭
荷田春満の遠祖を偲ぶ祭典
月並行事
- 毎月3日
月次祭(智慧参り(智恵参り)・呆気払い)
11:00
祈祷ならびに御神米の授与