霊鑑寺(谷御所)

霊鑑寺(谷御所)

代々皇女が住職を務める門跡尼寺で別名「谷御所」

臨済宗南禅寺派。江戸期に後水尾天皇が皇女を開基に創建、代々皇女が住職を務める門跡尼寺で「谷御所」の別称。 200点の御所人形など皇室ゆかりの寺宝と樹齢350年の天皇遺愛の日光椿など30種以上の椿が占める庭園で有名。 椿の4月と紅葉の11月に特別公開

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霊鑑寺(谷御所)とは?(基本データ)

名前
霊鑑寺(谷御所)(れいかんじ(たにのごしょ))
エリア
岡崎・吉田・鹿ケ谷
ジャンル

寺社 市天然記念物 紅葉 椿 洛陽十二支妙見

建立・設立
1654年(承応3年)
創始者
後水尾法皇皇女・多利宮(浄法身院宮宗澄尼)、後水尾法皇(発願)
宗派
臨済宗南禅寺派
山号
円成山(えんじょうさん)
本尊
如意輪観音
寺紋
 
札所等
洛陽十二支妙見めぐり(卯)
アクセス
    • 三条京阪駅から京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅下車 哲学の道経由で北へ徒歩約25分
    • 京都市営バス「真如堂前」(5・32・93・203・204号系統)下車 徒歩約5分
    • 京都市営バス「上宮ノ前町」(32号系統)下車 徒歩約3分
    • 京都市営バス「宮ノ前町」(32・急100号系統)下車 徒歩約5分
駐車場
なし
拝観料
大人 600円
小学生 300円
※15名以上の団体は1割引
お休み
通常非公開
3~下4月上(椿)・11月(紅葉)の時期に特別公開(要問い合わせ)
拝観時間
10:00~16:00(受付15:30まで)
※法要などにより拝観できない日や時間帯が生じる場合あり
住所
〒606-8422
京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
電話
075-771-4040
FAX
-
公式サイト
霊鑑寺門跡 Instagram
鹿ヶ谷の妙見さん 霊鑑寺 洛陽十二支妙見めぐり
霊鑑寺 京都を彩る建物や庭園 京都市文化市民局

霊鑑寺(谷御所)の地図

霊鑑寺(谷御所)のみどころ (Point in Check)

京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町、如意ヶ岳(大文字山)西麓、哲学の道から約200m東へ入った非公開寺院の立ち並ぶ通称「隠れ道」という小道沿いにある臨済宗南禅寺派の尼門跡寺院。
円成山(えんじょうさん)と号し、本尊は如意輪観音(にょいりんかんのん)。

江戸初期の1643年(寛永20年)、後陽成天皇の典侍であった持明院基子(じみょういんもとこ ?-1644)(了性院)が同地に寺院を建立することを第108代・後水尾上皇(ごみずのおじょうこう 1596-1680)に願い出たのがはじまりで、翌年基子の没後にその娘である後水尾天皇第12皇女・宗澄内親王(そうちょう)(浄法身院宮宗澄尼(じょうほっしんいんのみやしゅうちょうに) 1639-78)(多利宮)が相続。

更に1654年(承応3年)、霊夢を感じた後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)の発願によって南北朝の戦乱により荒廃していた如意ヶ岳山頂の如意寺(にょいじ)の如意輪観音像が当寺に移されることとなり、その際に寺に伝わる霊鏡(れいきょう)も併せ祀ったことから寺号を「霊鑑寺」と名づけたといいます。

当時は現在地の南隣にありましたが、1687年(貞享4年)に第111代・後西天皇(ごさいてんのう 1638-85)の皇女・普賢院宮(ふげんいん)が住持した際に父の御所御殿であった旧殿、現在の書院・居間を賜り現在地に移転。

以後「明治維新」に至るまで5人の皇女・皇孫女が代々入寺して住持となり1890年(明治23年)までは伏見宮の尼僧が門跡(もんぜき)として在院されたことから「霊鑑寺尼宮」と呼ばれ、また移転前の寺域が鹿ケ谷(ししがたに)の渓流に沿っていたことから「谷御所」「谷の御所(たにのごしよ)」「谷御殿」または「鹿ケ谷御所」「鹿ケ谷比丘尼御所」とも呼ばれていたといいます。

以上のように皇室との関係がとても深い寺院であり、堂宇再建にあたって禁裏の旧御殿を下賜されたほか、後奈良・正親町・後水尾・後西天皇・光格の各天皇の直筆の文書である宸翰(しんかん)や親王・女王の真筆、江戸2代将軍・徳川秀忠の娘で後水尾天皇の中宮・東福門院の十二単衣、更には尼宮たちの雅な暮らしを偲ばせる御所人形200点や貝合わせ、御絵がるたや双六(すごろく)、香炉など、皇室ゆかりの寺宝を数多く収蔵しています。

尼門跡寺院としての格式を備えた趣のある境内には院御所の旧殿遺構である書院を中心に玄関、本堂や表門などが配され、このうち現在の「本堂」は、江戸幕府11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり 1773-1841)の寄進により1803年(享和3年)に再建されたもので、堂内には恵心僧都(えしんそうず)作と伝わる本尊・如意輪観音像及び傍に伝教大師の高弟・智証大師円珍(ちしょうだいしえんちん 814-91)の作と伝わる不動明王像が安置されています。

また「書院・玄関」は1675年(延宝3年)に造営された後西天皇の院御所にあった御休息所・御番所を貞享年間(1684-88)に移築したもので、狩野派の作と伝わる「四季花鳥図」などの華麗な襖絵が展示されています。

更に書院南側の「書院前庭」は東山連峰の大文字山より西に延びる稜線を利用して造られた江戸初期の池泉観賞式庭園で、寺の創建に関わった後水尾天皇が椿(ツバキ)を好んだことから、境内には後水尾上皇遺愛と伝わり市の天然記念物である「日光椿」や散椿、紅八重侘助など100種類以上のツバキの銘木が植えられ、庭園を覆う杉苔と椿とのコントラストが美しく、京都を代表する椿の名所の一つとして知られています。

また山裾に広がる回遊式庭園には、樹齢350年を超える高雄楓(タカオカエデ)などが植栽され、秋には色鮮やかな美しい紅葉を観賞することができ、通常は非公開の寺院ですが、この椿と紅葉の見頃の時期に合わせて特別拝観も行われています。

霊鑑寺(谷御所)の施設案内

 

境内

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    門前石段

     

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    妙見堂(不動堂)

    山門入口向かって左側
    洛陽十二支妙見の卯(東)

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    表門

     

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    受付

    表門くぐって左

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    庫裏

     

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    手洗所

     

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    八重紅梅

    大玄関前、門内正面西側にある
    寺院の創建の頃、すなわち後水尾天皇の時代に植えられたものと伝わる歴史ある古木

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    参道

     

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    大玄関

    中門手前

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    中門

     

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    日光椿(じっこうつばき)

    庭園入ってすぐ、南庭の石組の周囲(南西隅)にある後水尾天皇が愛でたという樹齢400年の椿で京都市指定天然記念物
    「日光」は雄しべが小さな花弁状になって円形にまとまる「カラ」咲きの園芸品種のツバキ

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    書院前庭(南庭)

    書院の南東側にある東山連峰・如意ヶ嶽(大文字山)山麓の稜線の斜面を活かして造られた池泉鑑賞式の庭園
    東半に築山、西半に園池を配し、中間には滝石組と般若寺形燈籠が築かれ、二連の石橋が園池中央を渡っている
    椿が数多く植えられていて、地面を覆う杉苔と多種にわたる椿のコントラストが美しい
    拝観順路では前庭の参道を通って石段を上がって奥の本堂へと進んでいく

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    階段

    一段上にある本堂へ

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    本堂

    1795年(寛政6年)に11代将軍・徳川家斉の寄進により建立
    本尊・如意輪観音像を安置

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    石段

     

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    天満宮

    鎮守社

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    土蔵

     

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    回遊式庭園(椿園)

    山裾に広がる
    紅葉が美しい

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    大楓

    樹齢350年
    京都で一番古い高雄楓(タカオカエデ)という

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    菜の花畑

    回遊式庭園の一番奥

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    石段

    >茶室「洗心亭」や書院の方へと下っていく

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    茶室「洗心亭」

    回遊式庭園から石段を下った先にある

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    つくばい

    洗心亭の前
    椿や紅葉などの花手水

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    参道

     

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    回廊

    本堂と書院をつなぐ
    拝観順路では回廊の下をくぐり抜けて書院の内部を見学することに

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    書院

    後西天皇皇女・普賢院宮宗栄が父の御休息所・御番所を下賜され京都御所から移築したもの
    内部にて御所人形などや狩野元信などの狩野派や円山応挙による襖絵などの寺宝を展示

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    奥書院「紅霞亭(こうかてい)」

    江戸後期の建築 2019年に「御大礼奉祝記念」として「京の冬の旅」で36年ぶりに特別公開された

周辺

霊鑑寺(谷御所)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

3月下~4月上

春の特別公開

 

5/4

大豊神社 氏神祭(氏子祭)

還幸祭の神輿渡御の巡行ルートに含まれており、門前にて神事が営まれる

11月中~12月初

秋の特別公開

 

月並行事

 

 

 

花ごよみ

 

梅(ウメ)

 

 

椿(ツバキ)

鹿ケ谷、後水尾上皇遺愛で天然記念物の「日光椿」のほか35種といわれる椿が植えられている

 

紅葉(こうよう)

 

霊鑑寺(谷御所)の口コミ

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