本隆寺
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夜泣き止めの松でも有名な「不焼寺」の異名を持つ寺
法華宗真門流総本山。室町中期に日真が四条大宮に創建。 天文法華の乱を経て現在地に再建、1730年の西陣焼け、1788年の天明の大火の二度の大火で本堂等が焼失を免れたことから「焼けずの寺」の異名を持つ。 松の葉を枕に敷くと子の夜泣きが止まる夜泣き止めの松、春は桜、秋は紅葉の名所として有名
本隆寺とは?(基本データ)
- 名前
- 本隆寺(ほんりゅうじ)
- エリア
- 北野・西陣
- ジャンル
- 正式名
- 慧光無量山本妙興隆寺(えこうむりょうさんほんみょうこうりゅうじ)
- 建立・設立
- 1488年(長享2年)、四条大宮に創建
1536年(天文5年)、天文法華の乱により伽藍を焼失
1542年(天文11年)、帰洛し西陣の現在地に再建 - 建立・設立
- 日真(にっしん)
- 宗派
- 法華宗真門流総本山
- 山号
- 慧光山(えこうさん)
- 本尊
- 三宝尊
- 寺紋
- 輪宝(りんぽう)
- 札所等
- 日蓮宗京都十六本山
- アクセス
- 駐車場
- -
- 拝観料
- 境内自由
- お休み
- -
- 拝観時間
- 4~9月 5:30~18:00
10~3月 6:00~18:00 - 住所
- 〒602-8447
京都府京都市上京区智恵光院通五辻上る紋屋町330 - 電話
- 075-441-5762
- FAX
- 075-441-5666
- 公式サイト
- 法華宗【真門流】総本山 本隆寺について
法華宗(真門流) Facebook
法華宗(真門流) 全日本仏教会
本隆寺の地図
本隆寺のみどころ (Point in Check)
京都市上京区智恵光院五辻上る、西陣の中ほどに位置し西陣らしい雰囲気の残る紋屋町にある法華宗真門流(しんもんりゅう)の総本山。
「日蓮宗京都十六本山」の一つで、山号は慧光山。
正式名は「慧光無量山本妙興隆寺(えこうむりょうさん ほんみょうこうりゅうじ)」といい、略して「慧光山本隆寺」。
本尊は十界曼荼羅(じゅっかいまんだら)で、「不焼寺(やけずのてら)」の通称で知られています。
寺伝によれば、創建は室町時代の1488年(長享2年)に中山大納言親通卿の子にあたる日真(にっしん)が四条大宮にて建立。
日真は妙本寺の日具に師事していましたが、法華経の解釈についての論争をきっかけに妙本寺を出て、本隆寺を建立しました。
その後、後柏原天皇からは「大和尚」の称号を下賜されるなどの支援を受けて寺は隆盛しますが、第4代・日映の時の1536年(天文5年)に有名な「天文法華の乱」で諸堂を焼失し、泉州・堺に一時的に避難。
その後、1542年(天文11年)に後奈良天皇が法華宗帰洛の綸旨を下すと、京都市内に戻り杉若若狭守邸跡の現在地に再建されました。
また江戸時代に入り10世・日遵の代の1653年(承応2年)には京都御所が炎上した「承応の大火」で類焼し諸堂を失いますが、1657年(明暦3年)には名匠・坂上作左衛門によって本堂が再建されています。
以後1730年(享保15年)と1788年(天明8年)の二度の大火では西陣一帯が焼野原となりましたが、本堂に祀られている火伏せの鬼子母神の霊験もあってか本堂は焼失を免れることができ、このことからそれ以降「不焼寺(やけずのてら)」の通称で呼ばれるようになったといいます。
そしてこの焼けずの伝説は今日にまで語り継がれており、本堂南東角には「不焼寺止跡」の石碑が建てられているほか、鬼子母尊神は現在も人々の信仰を集めています。
焼失を免れた本堂は、京都の日蓮諸宗16本山の中では最古のものといわれ、この本堂を中心として、西にはこちらも京都府内最古とされる祖師堂が並ぶようにして建てられています。
そしてこの本堂と祖師堂が並立する配置は日蓮諸宗寺院においては代表的配置の一つであり、江戸前期から中期にかけての日蓮諸宗寺院の一様相を示すものとして価値が高く、1986年(昭和61年)にはともに京都府文化財に指定されています。
3300坪の広い境内には、本堂と祖師堂の他に番神堂・鐘楼・経蔵・宝物殿・方丈・信徒会館、客殿、三光殿、宝蔵、南門などの伽藍が立ち並び、また境内を取り巻くように8つの塔頭寺院(是好院、玉樹院、本城院、正寿院、玉峰院、本法院、宣妙院、慶成院)が門を構えています。
その他にも境内には、西陣五井の一つである「千代乃井」、および葉を枕の下に敷くと子供の夜泣きが止むというと伝わる「夜泣止松」があることでも有名です。
また春は桜、夏は百日紅(サルスベリ)、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季折々の景色が楽しめることでも知られ、とりわけ春の桜は有名で、染井吉野(ソメイヨシノ)と紅枝垂桜が境内を美しく彩ります。
本隆寺の施設案内
伽藍
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入口
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東門
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石標
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説明板
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手水舎
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境内図
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桜
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参道
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鐘楼
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石碑
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本堂
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千代野井
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不焼寺止跡碑
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百日紅
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夜泣止松
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番神堂
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経蔵
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経蔵
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祖師堂
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桜
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参道
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桜
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宣妙院
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慶成院
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本坊
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唱題壱千萬遍之碑
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枝垂桜
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タカオカエデ
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回廊
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客殿
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公室
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本法院
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玉峯院
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正寿院
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本城院
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玉樹院
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是好院
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墓地
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黒川道祐の墓
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真跡塔
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西門
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南門
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石標
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石標
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説明板
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駐車場
周辺
本隆寺の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1~1/8
年頭国祷会
毎早朝「法華八講」論議
- 2/3
節分祈祷会
節分会法要
- 2/16
日蓮聖人御降誕会
- 3/18~3/24
春季彼岸会
彼岸会法要
- 3/29
開祖御命日
- 4/11~4/13
法華千部大法会
開山忌法要
- 6/16
お千度参り
お千度法要
- 8/1~8/3
暁天講座
- 8/16
盂蘭盆施餓鬼会
お盆会施餓鬼法要
- 8/25
霊宝虫払会
- 9/20~9/26
秋季彼岸会
彼岸会法要
- 10/12夕・10/13午前
高祖御会式
日蓮聖人ご命日法要
- 11/24
天台大師御正當会
- 12/25
すす払い
- 12/31
除夜の鐘
歳末法要
月並行事
- 通年
朝勤
4~9月 5:30より
10~3月 6:00より- 毎月13日
十三日講
4月、8月、10月除く
花ごよみ
桜(サクラ)
百日紅(サルスベリ)
本堂の左右に見事な紅と白の百日紅の巨木
紅葉(こうよう)