旧三井家下鴨別邸 京都観光

旧三井家下鴨別邸

旧三井家下鴨別邸

 

 

旧三井家下鴨別邸とは?(基本データ)

名前
旧三井家下鴨別邸(きゅうみついけしもがもべってい)
エリア
京都御所
ジャンル

邸宅・屋敷・別荘 紅葉 紫陽花

建立・設立
1925年(大正14年)
創始者
三井北家(総領家)第10代・三井八郎右衞門高棟(みついはちろうえもんたかみね)
家紋
四ツ目結(ゆい)(三井家の家紋)
アクセス
  • 祇園四条駅から京阪電車鴨東線「出町柳」駅下車 徒歩約5分
  • 叡山電鉄叡山本線「出町柳」駅下車 徒歩約5分
  • 京都市営バス「葵橋西詰」(1・37・205号系統)下車 徒歩約5分
  • 京都市営バス「出町柳駅前」(1・3・4・17・201・203・急102号系統)下車 徒歩約5分
  • 京都バス「出町柳駅前」(51系統ほか)下車 徒歩約5分
  • 京阪バス「出町柳駅前」(関空リムジンバス・57系統延暦寺方面行)下車 徒歩約5分
駐車場
駐車場なし(自転車置き場あり)
京都市出町駐車場(159台)を利用
拝観料
一般 500円(団体450円)
中高生 300円(団体270円)
小学生 200円(団体180円)
※団体20名以上は要予約
お休み
水曜日(祝日の場合その翌日)
12/29~31
拝観時間
9:00~17:00(受付16:30まで)
■カフェ
└9:00~16:00(ラストオーダー)
住所
〒606-0801
京都府京都市左京区下鴨宮河町58-2
電話
075-366-4321
FAX
075-708-8321
公式サイト
旧三井家下鴨別邸 京都観光Navi
旧三井家下鴨別邸【公式】 Twitter
旧三井家下鴨別邸 Facebook
旧三井家下鴨別邸 Instagram
旧三井家下鴨別邸 三井広報委員会
旧三井家下鴨別邸 主屋 文化遺産オンライン

旧三井家下鴨別邸の地図

旧三井家下鴨別邸のみどころ (Point in Check)

京都市左京区下鴨宮河町、賀茂川と高野川が合流し鴨川となる鴨川デルタそばに位置し、下鴨神社や京都家庭裁判所の南側に木立に包まれるようにして建つ豪商・三井家の別邸。

三井家は江戸期に隆盛を極めた呉服商・両替商で、明治期には銀行・貿易・海運・繊維など当時の主要産業に進出し、三菱・住友とともに三大財閥の一つに成長。

1880年(明治13年)、財閥の形成に貢献した8代当主・三井八郎右衛門高福(たかよし)は引退に際して木屋町三条上るに三井家の「木屋町別邸」を建造して自らの隠居所とします。

「下鴨別邸」はその後、三井北家(総領家)第10代・三井八郎右衞門高棟(みついはちろうえもんたかみね)によって三井家11家の共有の別邸として建築されたもので、建築にあたっては1898年(明治31年)に糺の森の南に約2万平方メートルの土地を購入し、木屋町別邸の建物を「主屋」として移築、更に主屋の玄関部分として「玄関棟」を増築して1925年(大正14年)に完成しました。

そして1909年(明治42年)の遠祖(三井財閥初代・三井高利の祖父)・三井高安(たかやす)の300回忌に合わせて呉服を扱う三井家が養蚕の神として篤く信仰していた太秦・木嶋神社(蚕の社)にあった三井家の祖霊社「顕名霊社(あきなれいしゃ)」が下鴨の地に遷座されたのに合わせ、その参拝の際の休憩所として利用されたといいます。

その後、戦後に三井財閥が解体されると顕名霊社は三井総領家の油小路邸に移され、下鴨別邸も1949年(昭和24年)に国に譲渡されて国有化され、1951年(昭和26年)から2007年(平成19年)までは隣接する京都家庭裁判所の所長宿舎として使用されました。

そして2011年(平成23年)6月、明治期に豪商たちが建造した和風建築が戦後に解体されほとんど現存しない中で、明治期に建築された主屋を中心に、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており、近代和風建築として高い歴史的価値を有しているとして「国の重要文化財」に指定されたのを機に、文部科学省の所管になるとともに管理団体も京都市となり、文化財の適切な保存と未来への継承を目的として修復工事に着手を開始し、約4年間にわたる工事を経て、2016年(平成28年)10月1日から一般公開が開始され現在に至っています。

下鴨別邸は明治期の「主屋」、大正期に増築された「玄関棟」および江戸期の「茶室」の3つの時代からなる3棟の建物、および主屋前にある庭園で構成され、豪商・三井家の美意識が随所に散りばめられています。

まず主屋の玄関部分として大正時代に増築された玄関棟は、書院造を基本としながらも格調高く洋風の趣も併せ持ち、次に木造3階建ての主屋は、木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸を移築したもので、明治時代の簡素な数寄屋建築。
そして3階に設けられた望楼が特徴的で鴨川や東山連峰の眺望を楽しめるといい(通常は非公開)、また1階では江戸後期の画家・原在正(はらざいせい)の数少ない杉戸絵を観ることが出来ます。

また南に広がる「庭園」は茶道の薮内家9代・竹露紹智(1811-74)の次男である薮内節庵(やぶのうちせつあん 1868-1940)と10代・竹翠紹智が手掛けたとされ、下鴨神社の泉川から水を引いたというひょうたん型の池に灯籠や巨石などが配され、全体として主屋と庭園が一体となった開放的な造りとなっています。

茶室は三井以前の所有者が江戸末期頃に造ったとされるものを改修したもので、簡素な構成の一方で次の間に梅鉢型窓と円窓を開けるなど特徴ある意匠を有しています。

これら3階建ての主屋のうち一般公開されているのは1階部分と庭園で、通常非公開の2階・3階および茶室のうち、2・3階は特別公開時のみ見学可能であり、また2階および茶室は一般への貸し出しを行っているといいます。

邸内には三井家にまつわる多くの資料を展示しており、ガイドによるレクチャーや分かりやすい説明もあり、1階の座敷では庭を眺めながらお茶などを楽しむこともできます。

季節の草花としては新緑のもみじや秋の紅葉、紫陽花などがあり、紅葉は近くの糺の森同様に遅め、また文化講座や伝統芸能鑑賞など、様々なイベントも開催しています。

旧三井家下鴨別邸の施設案内

 

邸内

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    入口

     

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    WC

     

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    自転車置き場

     

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    参道

     

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    玄関棟前広場

     

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    夫婦椋(めおとむく)

    2本の木がまるで1本のように寄り添う姿が印象的

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    あじさい苑

     

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    玄関棟

     

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    主屋

     

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    1階主屋座敷

     

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    杉戸絵

     

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    茶室

     

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    庭園(主屋南庭)

     

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    主屋2階 居室

     

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    主屋2階 茶の間

     

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    主屋2階 座敷

     

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    中3階

     

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    望楼3階

     

周辺

旧三井家下鴨別邸の主な年間行事・カレンダー

年中行事

2~3月
望楼特別公開

2019年は高精細複製の伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」を公開

6月
あじさい苑無料開放

邸内西側の閑地部分に総数約400本のタマアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイを植栽
2018年に1日限定で無料開放
2019年は4日間に延長して実施

8/16
京都五山送り火 大文字鑑賞と京料理の夕べ

通常非公開の主屋3階望楼から「大文字」と妙法「法」の送り火を鑑賞できる特別なプラン
下鴨茶寮の特別京懐石の夕食付
先着10名限定

花ごよみ

 
紫陽花(アジサイ)

 

 
百日紅(サルスベリ)

 

 
紅葉(こうよう)

 

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