得淨明院(得浄明院) 京都観光

得淨明院(得浄明院)

得淨明院(得浄明院)

 

 

得淨明院(得浄明院)とは?(基本データ)

名前
得淨明院(得浄明院)(とくじょうみょういん)
エリア
祇園・東山
ジャンル

寺社 一初 尼寺霊場

建立・設立
1894年(明治27年)
創始者
誓圓尼
宗派
信州・善光寺大本願の京都別院(浄土宗の特別寺院)
山号
本覚山
本尊
一光三尊阿弥陀如来
寺紋
 
札所等
尼寺霊場 8番
アクセス
  • 京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車 南へ徒歩約5分
  • 京阪本線・鴨東線「三条」駅下車 東へ徒歩約15分
  • 京阪本線「祇園四条」駅下車 東へ徒歩約15分
  • 京都市営バス「知恩院前」(12・31・46・201・202・203・206・臨号系統)下車 徒歩約3分
  • 京都バス「東山三条」(18系統)下車 徒歩約5分
駐車場
数台
拝観料
300円
■特別拝観(4月末~5月中旬)
└戒壇めぐりと一初(いちはつ)鑑賞会 500円
お休み
-
拝観時間
9:00~17:00
住所
〒605-0062
京都府京都市東山区新橋通大和大路東入3丁目林下町459
電話
075-561-3767
FAX
-
公式サイト
得浄明院 全国善光寺会

得淨明院(得浄明院)の地図

得淨明院(得浄明院)のみどころ (Point in Check)

京都市東山区新橋通大和大路東入3丁目林下町、京都東山の華頂山麓、知恩院の山門の北西に位置する尼寺で、「善光寺参り」で有名な信州・善光寺大本願の京都別院。
華頂大学と華頂女子中学・高校の間の参道を進んだところにあり、戒壇めぐりと一初(イチハツ)のお寺としてよく知られている寺院です。

1894年(明治27年)9月、善光寺大本願の京都別院として、同寺の117世・誓圓尼(せいえんに)の発願により創建されたのがはじまり。
誓円尼は幼名を真喜宮といい、皇族の伏見宮19代・邦家親王の3番目の王女にして、明治天皇のおばにあたる人物で、余生を静かに暮らすために信州から京都に戻り、その隠居所の中に建てたのた当寺だったといいます。

この点、明治初期はまだ交通網が発達しておらず、関西から信州に向かい「善光寺参り」をするのは大変だったことから、関西の女性のために、関西近くで善光寺如来との縁を結ばせたいとの思いから建立を思い立ったのだといいます。

本尊仏として信州善光寺の一光三尊阿弥陀如来の分身を安置するほか、堂内にある3体の塑像「三公像」は、中央が本田善光(ほんだよしみつ)という人物で、両脇の像は彼の奥さんと息子の像となっていますが、この本田善光は阿弥陀像を大阪から長野へお連れし善光寺を創建した人物で、善光寺の寺名も彼の名前が由来となっています。

本堂は規模は小さいながらも、信州・善光寺とまったく同じ造りで建てられているといい、中でも本堂下には善光寺と同じ間闇の戒壇があり、暗闇を歩く中で本尊・阿弥陀像と繋がっている「鍵」に触ると本尊との結縁ができ、ご利益が得られ罪が祓われると言われている「戒壇めぐり(かいだんめぐり)」を体験することができるようになっています。

ちなみに功徳としては現世と来世のご利益である現当両益(げんとうりょうやく)のほか、現世の罪を消滅させ、死後の善報を生じさせる減罪生善(めつざいしょうぜん)のご利益があるといわれています。

また四季折々の花が咲くことでも知られ、中でも5月初旬に咲く一初(いちはつ)で有名。
一初はアヤメの一種で、アヤメ科アヤメ類の中で1番早く咲くことからこの名がついたといわれていて、乾燥した土壌に育つことから、昔は火災や台風などから家を守る厄除けの花として萱葺(かやぶき)屋根の頂上部分に植えられていたといわれている花です。
境内には紫と白の2色の約200本のイチハツをはじめ、ドイツアヤメなどの珍しい品種もあり、当院は通常非公開の寺院ですが、毎年これらの草花が境内を彩る4月下旬から5月中頃まで、特別公開が行われていて、期間中は、コンサートや式包丁などのイベントも開催されるほか、手づくりの「大根シャーベット(500円)」も毎回大人気だといいます。

この他にも本堂左側にある小さな祠は白天龍王を祀る「白天龍王社」といい、元々は大阪にあったものですが、戦争時に大阪が空襲に遭うといった噂が流れ、燃えては大変とこちらに移設されたといい、本院の鎮護を司るほか、芸事や商売の神様として信仰を集めているといいます。

また近くには明智光秀公の首塚があるほか、東大路通沿いには丈夫な帆布製カバン等を販売する一澤帆布2店があり、併せて訪れるのもおすすめです。

得淨明院(得浄明院)の施設案内

 

境内

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    総門

    華頂通沿い

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    善光寺如来大本願別院の石標

     

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    参道

     

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    山門

     

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    白天社

    山門くぐってすぐ左
    芸事の神である白天龍王・白女大明神を祀る

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    手水舎

    白天舎の奥

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    本堂

     

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    書院

    本堂正面右手

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    石仏と松

    書院の前

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    渡り廊下

    書院右側にあり、下をくぐると中庭

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    中庭

     

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    お手洗

    山門くぐって右手

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    慈光殿

    山門くぐって右手

関連

周辺

得淨明院(得浄明院)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/12
放生会

 

3月彼岸
彼岸会

 

4月末~5月中
戒壇めぐりと一初(いちはつ)鑑賞会

春の特別公開

7/12・8/13・14・15
盂蘭盆会

 

8月下旬
地蔵盆・明智光秀法要

明智光秀の塚にて光秀の法要が合わせて行われ、光秀の木像が開帳される

9月彼岸
彼岸会

 

11/12
御十夜法要、開山忌

 

月並行事

 
 

 

花ごよみ

 
梅(ウメ)

本堂左

 
桜(サクラ)

書院入口左側に枝垂桜

 
一初(イチハツ)

花の寺として知られ境内には約200株が群生、4月下~5月中旬にかけて「戒壇めぐりと一初観賞会」としてこの時期のみ特別公開される
真っ暗な回廊を歩き本尊・阿弥陀如来の功徳を得る「戒壇巡り」や庖勝一條流家元による式包丁の奉納も

 
芙蓉(フヨウ)

本堂前参道の左右

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