京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町に位置する、日本有数の観光都市である京都市の玄関口となるターミナル駅。JRの駅スタンプは京都駅ビルと京都タワーと東寺五重塔で、京都市営地下鉄PRプロジェクト「地下鉄に乗るっ」のアニメの関連キャラはジェイアール京都伊勢丹のアシスタントバイヤー「伊勢京香」。
JR(西日本とJR東海)、近鉄(近畿日本鉄道)、および京都市営地下鉄の3つの駅があり、
JRは「東海道新幹線」のほか、
「東海道本線(琵琶湖線・湖西線・JR京都線)」
「山陰本線(嵯峨野線)」
「奈良線」
近鉄は「京都線」
地下鉄は「烏丸線」の各線が停車。
他にも
JRには北陸・山陰・関西空港・南紀方面、
近鉄には奈良・橿原神宮・伊勢志摩など、
各地を結ぶ特急列車も発着しています。
観光客はもちろん、各路線の乗換や通勤・通学に利用する乗客も多く、1日平均の乗降人員が各社合計で67万人を超える、日本でも有数のターミナル駅として多くの人々に利用されており、「第1回近畿の駅百選」にも選定されています。
現在駅の北側にあるJR京都駅の開業は1877年(明治10年)2月6日、国内では新橋~横浜間の鉄道に続く2番目の開業で、当初は神戸~京都間の終着駅でした。
この点、京都市内の旧来の繁華街といえば元々は三条通などでしたが、路線の形状が都合が良かったことや駅の開設当時は用地買収の比較的容易な寂れた地域であったことから、遠く離れた八条通付近が選ばれたといいます。
その後山陰本線が開通し、更に1895年(明治28年)2月1日には駅前を発着とする京都電気鉄道(京都市電)の路面電車が運転を開始。
同じ年の9月5日には近鉄京都線の前身である私鉄の奈良電気鉄道も開通するなどし、駅周辺は急速に発展していくこととなります。
1964年(昭和39年)10月1日には「東海道新幹線」も開業。
1978年(昭和53年)10月1日には市電が廃止されたのと入れ替わりで1981年(昭和56年)5月29日には京都市営地下鉄の京都駅が開業し、今日に至っています。
JR(旧国鉄)の初代駅舎は1877年(明治10年)2月に建設され、完成祝賀会には明治天皇も行幸したといいます。
この点、建物は現在よりやや北側の現在の駅前広場あたりにあったといい、赤煉瓦のモダンな建物で「七条ステンショ」と呼ばれ親しまれました。
その後利用者の増大もあり、1914年(大正3年)8月に大正天皇の京都での即位式に合わせて2代目駅舎が建設されることとなり、ほぼ現在の位置にルネサンス建築様式による木造総ヒノキ造りの二階建で建設されたましたが、惜しくも1950年(昭和25年)11月に失火により消失しています。
3代目駅舎はその翌年1951年(昭和26年)3月に早くも着工し、1952年(昭和27年)5月に完成。
鉄筋コンクリート造2階建(一部8階建)の当時としては近代的な建物でしたが、新幹線や地下の開通に伴い、昭和50年代の中頃から駅舎の建て替えを望む声が出始めます。
そして1994年(平成6年)の平安遷都1200年記念事業の一環として建て替えが決まり、1997年(平成9年)6月に京都駅舎としては4代目現在の駅舎が開業。
商業施設も含めた「京都駅ビル」は同年9月11日にグランドオープンとなりました。
駅ビルは建築コンペを経て原広司氏の設計による地上60mの高層ビル案が採用され、ハーフミラーのガラスやアルミパネルを多用した造形が特徴。
碁盤の目の京都の街にふさわしい条坊制がを取り入れられ、玄関口としての象徴である「門」は烏丸通と室町通に設置されています。
そして中央部コンコースはガラスと金属でカバーされたアトリウムの壮大な内部空間が広がり、その中央コンコースを谷に見立て、各階の部屋が東西に段丘のように配されています。
このうち西側の段丘の「大階段」は駅ビルのシンボル的存在ともいえ、各種イベントやクリスマスツリーの設置、イルミネーションライトアップなども行われています。
段丘の西側にJR京都伊勢丹、東側にはホテルのほか、数多くの商業施設や飲食施設、劇場や美術館などの文化施設も入居。
また駅前広場や大階段の一番下の4階部分に位置する室町小路広場など各所に広場や休憩スペースが設けられ、これらを利用したコンサートから各種キャンペーンなど、多種多様なイベントが一年を通じて開催されています。
「烏丸中央改札口(烏丸口)」の駅前には駅前広場のほか、バスターミナルもあり、乗り換えの客も多く人並みの絶えない場所です。
他にも1964年12月28日にオープンした「京都タワー」は駅前のシンボル的存在であるほか、地下街として駅前の「ポルタ」と駅ビル地下の「THE CUBE」も隣接しており、一大繁華街を形成しています。
2007年(平成19年)には京都駅ビルの西側に、京都駅NKビルが増築され、家電量販店ビックカメラ京都店が出店したほか、JR嵯峨野線のプラットホームに直結する改札口(西洞院口)が新設され話題を呼びました。
一方南側の「八条改札口(八条口)」側にある近鉄の駅舎は、前身の奈良電気鉄道の時に現在地の地上にターミナル駅が建設された後、東海道新幹線の建設時に国鉄の要請を受けて駅を高架化、現在のように新幹線駅の真下にホームが設けられる構造となりました。
商業施設としては1964年(昭和39年)11月5日、駅1階部分に「近鉄名店街」オープンした後、2007年から2012年にかけて駅のリニューアルが行われ、1階にあった八条改札口跡地を増床し、「近鉄名店街みやこみち」と名を改め、2008年10月にリニューアルオープン。
また新たに4番線が増設され、その直上に2011年10月に「ホテル近鉄京都駅」もオープン。
更に2016年(平成28年)には八条口駅前広場が市の整備事業に伴いリニューアルされ、より使いやすく人に優しい京都の新たな玄関口となりました。
最後に京都市営地下鉄は1978年(昭和53年)10月1日に駅前の京都市電が全廃された後、1981年(昭和56年)5月29日に京都市営地下鉄烏丸線の開通とともに開業。
当時は京都~北大路間でしたが、1988年(昭和63年)6月11日に京都~竹田駅間が延伸開業となりました。
商業施設としてKotochika京都(コトチカ)が2012年(平成24年)9月25日に北改札側にオープンし、翌年には中央改札口側も開業。
このように京都駅の駅周辺は現在も開発が進められおり、大いに発展・進化を遂げているエリアです。