小倉神社
小倉神社とは?(基本データ)
- 名前
- 小倉神社(おぐらじんじゃ)
- エリア
- 西山・乙訓
- ジャンル
- 建立・設立
- 718年(養老2年)
- 祭神
- 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
斎主神(いわいぬしのかみ)
天児屋命(あめのこやねのみこと)
比売大神(ひめのおおかみ) - ご利益
- [本社] 方除け、厄除開運、家内安全、必勝祈願
[龍王神社] 雨乞い - 例祭
- 5/3~5/5(春祭り)
他に節分祭(2/3)、鬼除弓神事(五ヶ村五穀豊穣祭)(2/11)などが知られる - 神紋・社紋
- 蟹牡丹
- アクセス
- 駐車場
- あり(無料)
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
9:00~17:00(社務所)
※出張祭典は要予約 - 住所
- 〒618-0091
京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前83 - 電話
- 075-956-2044
- FAX
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- 公式サイト
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小倉神社の地図
小倉神社のみどころ (Point in Check)
京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前、阪急西山天王山駅の西方、天王山の北麓にある登山口の入口に鎮座する神社。
祭神は「春日四神」として知られる武甕槌神(たけみかづちのかみ)、斎主神(いわいぬしのかみ)、天児屋命(あめのこやねのみこと)、そして比売大神(ひめのおおかみ)の4柱。
社伝によると創建は奈良時代の718年(養老2年)とされ、乙訓地方において最古の神社の一つ。
詳しい創建の経緯は不明ですが、背後の竹林に4世紀末頃に築かれたという鳥居前古墳と呼ばれる前方後円墳があり、その被葬者が後の時代に神格化されて神社が創建されたと考えられています。
そして794年(延暦13年)の平安遷都の際には、御所の鬼門除けとして北東の吉田神社に対し、南西の裏鬼門を守る鎮守国家の社として祈願され、文徳天皇の時代の850年(嘉祥3年)には最高位の神階である「正一位・小倉大明神」を賜ったといい、また平安中期の927年(延長5年)に編纂された当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である「延喜式神名帳」においては乙訓十九座の一つとして「山城国乙訓郡 小倉神社 大 月次新嘗」と記されていて、式内大社に列されています。
戦国時代1582年(天正10年)6月の有名な「本能寺の変」を受けて羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した天下分け目の天王山「山崎の合戦」においては、秀吉が合戦前に家臣の片桐且元、脇坂安治を遣わし戦勝を祈願して見事に勝利を収めたといい、その神徳に報いるため毎年米3000俵を寄進したといわれてい、江戸時代には幕府より山地20町歩余りを寄進されるなど手厚い保護を受け、明治維新まで旧境内地は6万坪余に及んだといいます。
現在でも当時には及ばないものの広い境内を有し、「京都御役所向大概覚書」によれば氏子村々として円明寺村、下植野村、調子村、友岡村、下海印寺村、金ヶ原村、神足村、古市村、勝竜寺村、久貝村が記されて、その氏子区域は小泉川流域を中心とした現在の大山崎町と長岡京市の一部に及んでおり、現在も広く信仰を集めているといいます。
現在の本殿は江戸後期の1811年(文化8年)に再建された後、創建1300年に合わせて2018年(平成30年)に改修されたもの。
そして緑に包まれた厳かな境内には樹齢600年のご神木がそびえ立つほか、本殿の裏には「地磁波発生の処」と記された盤座もあり、パワースポットとしても知られていて、参拝後に本殿の周囲を3周すると願い事が叶うといわれています。
その他の見どころとしては本殿前石段下の龍や亀の手水舎や、天王山の登山口の脇に並べられた十二支の石像などがあるほか、近年は毎年5月に催される「春祭り」において、京都縦貫道の高架にほど近い西条交差点付近から小泉川沿いに約150mに渡って、多くの鯉のぼりが空を泳ぐ姿を見ることができ、神輿渡御に加え新たな名物となっています。
小倉神社の施設案内
境内
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社号標と灯籠
西山天王山駅南側の踏切手前
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踏切
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小泉川
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橋
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天王山登山口の看板
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「天王山・名の由来」の説明板
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参道入口
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府道204号奥海印寺納所線
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円明寺ヶ丘バス停
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鳥居前交差点
ここから坂道を上がっていく
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府道204号奥海印寺納所線
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西乙訓高等学校前
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分岐
左(南西)に進むと神社へ
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石倉神社
分岐の角に祀られている
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門前社号標
南西に面する
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由緒書
門前右手
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一の鳥居
小野道風による「正一位小倉大明神」の扁額が掛かる
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参道
まっすぐに伸びる
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第二参拝者駐車場入口
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神輿安置所
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龍王神社
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稲荷神社
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二の鳥居
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広場
二の鳥居くぐった先、中央に噴水
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手水舎
二の鳥居くぐって左
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若宮神社
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天満宮
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熊野神社
二の鳥居くぐって左
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手洗所
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坂道
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やちまた宮(八衢宮)
方除・交通安全祈願
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十二支の石像
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納札所
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橋
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天王山登山口
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社務所入口石段
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社務所
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石段
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割拝殿前広場
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授与所
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割拝殿
1827年(文政10年)正月に鱗形音吉が奉納した相撲の絵馬が残っている
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神楽殿(舞殿)
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御神木 樅(もみ)・杉
舞殿の正面左
樹齢600年以上
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亀の手水
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龍の手水
小倉山・天王山よりの深層水とある
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小倉の滝不動
2010年(平成22年)12月に祀られた
左横に「吾唯足知(われただたるをしる)」の蹲踞
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三社
左から八幡宮・天照皇太神宮・若宮社
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石段
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拝殿・本殿
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小倉神社盤座、地磁波発生の処
本殿裏
周辺
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第二大山崎小学校
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鳥居前古墳
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小泉川
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小倉神社御旅所
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調子八角交差点
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サントリービール京都工場
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大山崎中学校
小倉神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1
歳旦祭
- 1月第2または第3日曜
鬼除け弓の神事(射礼神事(左座))
宮座弓神事・鬼除弓神事
- 1月中
どんど祭り
9時より古神札、正月飾り焼納
- 2/3
節分祭
鬼やらい・豆撒きおよび甘酒の接待
豆まきは16時~16時30分- 2/11
鬼除け弓の神事(射礼神事(右座))
五ヶ村五穀豊穣祭・鬼除弓神事
疫病や戦などの厄を呼び寄せる鬼に見立てた的を矢で射て退治し祓う神事
的の裏側には大きく「鬼」と印されるとともに京都の方角に向いているという- 5/3~5/5
春祭り(春季例大祭)
五穀豊穣と氏子の無病息災を願って行われ、江戸時代に造られたという右座神輿と左座神輿および太鼓をトラックに載せ、朝から夕方にかけて大山崎と長岡京の11地区を巡行する
途中の長岡京市調子地区にある同神社御旅所で安全祈願祭
また祭の開催される数日間にわたり京都縦貫道の高架にほど近い西条交差点付近から小泉川沿いに約150mに渡って、数多くの鯉のぼりが空を泳ぐ姿を見ることができる
5/3 神幸祭
5/4 前夜祭(下海印寺)
5/5 還幸祭(10時より神事の後、11時より地区神輿巡行)- 9/11
八朔祭
- 11/3
秋祭り
月並行事
- 毎月1・15日
月次祭