ねねの道
秀吉の正室・北政所「ねね」にちなんで命名された道
高台寺の前を南北に通る石畳の道で、京都らしい風情が楽しめる。 高台寺道からこの地で余生を送った北政所(ねね)にちなみ改名。 沿道には圓徳院、掌美術館、石塀小路やショッピングを楽しめる京・洛市「ねね」がある。 北は八坂神社を経て祇園、南は二年坂・産寧坂を経て清水寺へ通じる
ねねの道とは?(基本データ)
- 名前
- ねねの道(ねねのみち)
- エリア
- 祇園・東山
- ジャンル
- 建立・設立
- 元々は「高台寺道(こうだいじみち)」と呼ばれていた
1998年(平成10年)の電線の地中化工事が完了の頃より「ねねの道」と呼ばれるように - 札所等
- 伝統的建造物群保存地区
- アクセス
- 駐車場
- 高台寺駐車場を利用(24時間)
├大型バス20台分(予約制) 2時間3,000円(以後1時間1,500円)
└乗用車150台分 1時間500円(超過30分250円・23~8時は1時間100円) - 拝観料
- なし
- お休み
- 特になし
- 拝観時間
- 見学自由
- 住所
- 〒605-0825
京都府京都市東山区下河原町 - 電話
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- FAX
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- 公式サイト
- 京・洛市 ねね門前会
ねねの道 祇園商店街振興組合
ねねの道の地図
ねねの道のみどころ (Point in Check)
京都市東山区下河原町、円山公園から高台寺へと続く石畳の道で、産寧坂重要伝統的建造物群保存地区の一区域。
北は円山公園から、高台寺の境内西側を通り南は維新の道と一念坂・二年坂・産寧坂へと続く分岐へと通じています。
1972年(昭和47年)に「京都市市街地景観条例」が制定されたのを受け、1976年(昭和51年)に産寧坂地区および祇園新橋地区が特別保全修景地区に指定され、特色ある歴史的な町並みの整備が進められていきました。
その後、1975年(昭和50年)の文化財保護法の改正によって「伝統的建造物群保存地区制度」が創設されたると、特別保全修景地区に指定されていた産寧坂・祇園新橋の両地区は合わせて「産寧坂伝統的建造物群保存地区」となり、更に1995年(平成7年)には地元から町並み保存の要望の強かった石塀小路地区も加えられました。
そしてこれらの動きと並行する形で1994年(平成6年)から重要伝統的建造物群保存地区において電線の地中化が始まり、1998年(平成10年)の工事完了の際には電線が姿を消したのみならず、市電の軌道に使われていたという2500枚の御影石が路面に敷き詰められ、石畳の道として新たに生まれ変わりました。
この点、現在「ねねの道」と呼ばれる道は近年まで「高台寺道(こうだいじみち)」として知られていましたが、この電線地中化工事を終えて石畳の道として生まれ変わった頃から「ねねの道」と呼ばれるようになったといい、名前の由来は天下人・豊臣秀吉の正室である北政所「ねね」が19年の余生を送ったというゆかりの寺である高台寺と圓徳院が道沿いにあることからだといいます。
自動車が何とか1台通れるくらいの道幅の京都らしい風情の石畳の道の両側にはいくつもの寺院や洒落た店が建ち並び、その他にも高台寺へと続く台所坂の入口、その向かい側にはショッピングを楽しめる京・洛市「ねね」、更にその先にはこれまた京都らしい風情の石畳の道として知られる石塀小路の北口もあり、一体となって風情ある町並みを形成しています。
そしてねねの道を抜けて東へ行けば坂本龍馬の墓がある京都霊山護国神社へと続く維新の道、そのまま南へ向かえば二年坂・産寧坂を経て清水寺へと続いていくという、まさに東山観光の中心といえる場所にある道で、道を行き交う観光客のための人力車の姿も数多く見ることができます。
行事としては毎年3月に開催される「京都・東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)」において、周辺の寺社仏閣などとともに路地が行灯で照らされて幻想的なライトアップが楽しめるほか、南側にある高台寺公園に多くの桜があることから、毎年春にはねねの道の南の道沿いは美しい桜並木となり、より一層多くの観光客で賑わいます。
ねねの道の施設案内
ねねの道
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円山公園前「東山参道」の分岐
ここから南がねねの道と呼ばれ、「ねねの道」「智慧の道」「神幸道」と合わせて「東山参道」と称され、3つの道は円山公園前でつながり、西は八坂神社へ、北は円山公園内を抜けて北の知恩院、青蓮院門跡を経て平安神宮へと続く道は神宮道となる
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祇園女御供養塔
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円山公園音楽堂
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円山公園音楽堂前角
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芭蕉堂
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円山地蔵尊
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大雲院前の分岐
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大雲院前の道標
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分岐
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高台寺岡林院
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ねねの道北側
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三面大黒天入口
ねねの道の提灯がかかる
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高台寺月真院
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高台寺台所坂前の道標
入口手前右
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高台寺公園入口
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道標
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高台寺公園
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石塀小路入口
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ねねの道南側
春は高台寺公園側が桜の並木道となる
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高台寺春光院
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維新の道・高台寺南門通
ねねの道の南端
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周辺
ねねの道の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 3月初~3月中
東山花灯路(ひがしやまはなとうろ)
京都の夜の新たな風物詩となることを目指して、2003年(平成15年3月)から始められた「灯り」をテーマに始められたイベントで、北は青蓮院から知恩院、円山公園、八坂神社、高台寺を通り、二年坂や産寧坂を経て南は清水寺に至る約4.6kmの路地を行灯で照らす
その他にも公園や普段は夜間拝観は行っていない周辺の寺社などでもライトアップや様々な行事・イベントが開催される
[公式]
花ごよみ
- 3月下~4月中
桜(サクラ)●
高台寺公園に多くの桜があり、ねねの道沿いは美しい桜並木となる