島原大門(嶋原界隈)
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島原大門(嶋原界隈)とは?(基本データ)
- 名前
- 島原大門(嶋原界隈)(しまばらおおもん(しまばらかいわい))
- エリア
- 京都駅
- ジャンル
- 建立・設立
- 1641年(寛永18年)、島原開設当初は東北角に大門があった
1766年(明和3年)に東北角の大門が現在地に付け替えられる
1854(嘉永7年)の島原東半分の大火で大門焼失(大火後すぐに簡易な冠木門として再建)
1867年(慶応3年)に高麗門として本格的に立て替えられ現在に至る
1986年(昭和61年)、京都市登録有形文化財として登録 - アクセス
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- JR嵯峨野線(山陰本線)「丹波口」駅下車 徒歩約7分
- JR嵯峨野線(山陰本線)「梅小路京都西駅」駅下車 徒歩約7分
- 京都市営バス「島原口」(6・18・特18・58・71・特71・206・207号系統)下車 西へ徒歩約5分
- 京都市営バス「梅小路公園・JR梅小路京都西駅前」(33・205・208号系統)下車 北西へ徒歩約5分
- 駐車場
- なし
- 拝観料
- なし
- お休み
- 特になし
- 拝観時間
- 見学自由
- 住所
- (公財)角屋保存会 角屋もてなしの文化美術館
〒600-8828
京都府京都市下京区西新屋敷場屋町32 - 電話
- 075-351-0024
- FAX
- 075-343-9102
- 公式サイト
- 島原の文芸碑紹介 角屋保存会
嶋原商店街
島原大門(嶋原界隈)の地図
島原大門(嶋原界隈)のみどころ (Point in Check)
「島原(しまばら)(嶋原とも)」は京都市下京区西新屋敷町に位置する花街の名称。
正式名は「西新屋敷」といい、6つの町(上之町、中之町、中堂寺町、太夫町、下之町、揚屋町)で構成されています。
日本で最初の幕府公認(公許)の花街で、最初は二条柳町、江戸時代に入って六条三筋町(現在の東本願寺の北側)に移転した後、1641年(寛永18年)、ないし1640年(寛永17年)に現在地の朱雀野に移されました。
当時は京都を代表する花街として知られる祇園や上七軒などよりも高い格式を誇っていたといいます。
名前の由来は、幕府の命により三筋町から朱雀野に移転する際、あまりにも急な移転騒動であったことから、直前に九州で勃発した「島原の乱」になぞらえて「島原」と名付けられたのだといわれています。
また壬生の屯所からも近かったことから、新撰組のメンバーたちもよく利用していたという「新撰組ゆかりの地」の一つでもあります。
京の町でも有数の遊郭でしたが、明治以降は主な常連客であった公家や武家がいなくなったことで衰退を余儀なくされ、1976年(昭和51年)に京都花街組合連合会を脱会。
現在は「輪違屋」のみが茶屋営業を行い、太夫が伝統を守って営業を続けています。
また揚屋(あげや)建築として唯一現存する「角屋(すみや)」は、西郷隆盛や久坂玄瑞などの維新の志士達の馴染みであったといい、国の重要文化財に指定されていて、現在は「角屋もてなしの文化美術館」として一般公開されています。
そして花街の入口にあたる「島原大門(しまばらおおもん)」は、幕末の1867年(慶応3年)に再建されたものですが、華やかだった当事の姿を偲ばせ、島原の由緒を伝える貴重な遺構として京都市の有形登録文化財に指定されています。
島原大門(嶋原界隈)の施設案内
文芸碑
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島原大門
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歌舞練場跡記念碑
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大銀杏
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島原西門
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島原住吉神社
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幸天満宮
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東鴻臚館跡
お茶屋・置屋・揚屋
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輪違屋
太夫は花扇太夫、如月太夫、薄雲太夫、若雲太夫、桜木太夫
現在も嶋原で唯一茶屋営業を行っている
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くし菊
太夫は菊川太夫
元高砂太夫による
[公式]
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末廣屋
太夫は司太夫、葵太夫
[公式] [Twitter] [葵太夫Twitter]
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角屋(角屋もてなしの文化美術館)
元揚屋
[公式]
関連
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石碑
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柳
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歳白辨財天女
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花屋町通
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久坂玄瑞の密議の角屋
周辺
島原大門(嶋原界隈)の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 2/3
節分「お化け」
京都市内にて
司太夫主宰「こったいの会」による- 2月節分頃
島原の餅つき
法住寺にて
元・高砂太夫主催- 3/1
宝鏡寺 雛まつり
春の人形展の初日の11:00頃より開催(現在は宮川町の舞妓に変更)
太夫の舞の奉納- 4月初
木屋町会いにしえ 太夫道中
20:00頃より松原通~仏光寺通までの下木屋町にて、木屋町・高瀬川周辺の高瀬川ライトアップの時期に催される
内八文字で約30分の太夫道中ならびに仏光寺公園にて「かしの式」と舞- 4月上旬
石清水八幡宮 男山桜まつり 島原太夫道中
- 4月第3日曜
常照寺 吉野太夫花供養
常照寺の毎月の茶会「吉野会」と合同行事
源光庵方面の鷹峯交差点付近より常照寺への太夫道中は一般見学可能
その後境内にて太夫の舞等の披露・太夫茶席(御茶券が必要)- 10/6
高台寺 北政所茶会
太夫道中は見学自由
太夫のお茶のお点前の席も催される(御茶券が必要)- 10/14
宝鏡寺 人形供養祭
秋の人形展は11/1より
10:30からの催しにて太夫の舞を奉納(現在は宮川町の舞妓に変更)- 11月第2日曜
清凉寺 夕霧供養
太夫道中
- 11月第2日曜
嵐山もみじ祭(あらしやまもみじまつり)
「夕霧供養」の後、嵐山渡月橋付近へ移動し、太夫道中および野点席
- 12/14
法住寺 義士会法要
現在「太夫道中」は休止中
- 12/23
島原太夫餅つき会・太夫道中
京都市内のホテルにて
司太夫主宰「こったいの会」による- 12月頃
島原の餅つき
島原近辺にて
元・高砂太夫主催