ちりめん街道

ちりめん街道

 

 

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ちりめん街道とは?(基本データ)

名前
ちりめん街道(ちりめんかいどう)
エリア
与謝野
ジャンル

伝統的景観保全地区

建立・設立
細川藤孝(幽斎)の重臣・有吉立言(有吉将監 1528?-1583)が安良城の築城に伴い1580年(天正8年)から3年間かけて城下町として整備
江戸中期からは丹後ちりめんを主力とした商工業の街として発展し、明治から昭和にかけては丹後と京都を結ぶ縮緬流通の拠点としても栄える
1987年(昭和62年)に街並みを保存する活動が始まった頃から「ちりめん街道」と呼ばれるように
2005年(平成17年)12月27日、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定
札所等
伝統的建造物群保存地区
アクセス
  • 丹鉄宮豊線「与謝野」駅下車 車・タクシーで約10分、路線バス(丹後海陸交通)で「ちりめん街道」まで約20分
  • 与謝野駅より丹後海陸交通バス「ちりめん街道」下車すぐ
  • 京都縦貫自動車道「与謝野天橋立IC」より車で約10分
駐車場
与謝野町観光協会駐車場(旧加悦町役場庁舎横)
└普通車28台・大型バス2台(無料)
拝観料
なし
お休み
特になし
拝観時間
見学自由
住所
〒629-2403
京都府与謝郡与謝野町加悦
電話
0772-43-0155(与謝野町観光協会)
FAX
0772-43-0159(与謝野町観光協会)
公式サイト
ちりめん街道公式ウェブサイト
海の京都 与謝野町観光協会 Facebook
【公式】与謝野町観光協会 Instagram
着て見て!きものでぶらり ちりめん街道 Facebook
重要伝統的建造物群保存地区一覧 文化庁
300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊 日本遺産ポータルサイト
丹後織物工業組合

ちりめん街道の地図

ちりめん街道のみどころ (Point in Check)

京都府与謝郡与謝野町加悦、京都府北部の丹後地方、日本海に突き出るように広がる丹後半島の基部に位置し「丹後ちりめん」の産地として栄えた与謝野町の主要観光スポット。

「縮緬(ちりめん)」とは、主に呉服や風呂敷などに使われる絹を平織りにして作った織物で、縦糸には撚り(より)のない糸を使う一方、横糸には右回りにねじりをかけた右撚りと左回りにねじりをかけた左撚りの糸を交互に用いて織りこむことで、精練した後に布が縮み、生地の表面に「シボ」と呼ばれる凹凸、表面の独特の縮れを持つのが特徴で、高級絹織物として知られています。

「丹後ちりめん」は、江戸期以降に京都府の丹後地方を中心に生産されるようになったちりめんの総称で、江戸中期に絹屋佐平治らが京都の西陣より持ち帰った技術をもとに創作されたものがそのはじまりだといいます。

元々丹後国は古くより絹紬(きぬつむぎ)や丹後精好(たんごせいごう)と呼ばれる絹織物の生産地でしたが、京都の西陣にて「お召ちりめん」という新しい織物が開発されると、丹後の機業は衰退を余儀なくされたといいます。

同じ頃に丹後では大飢饉も発生し、丹後峰山町に住む絹屋佐平治(後の森田治郎兵衛)は人々の窮状を救うため、禅定寺の聖観世音菩薩に断食祈願し、京都西陣の機屋に奉公に出向いて修行を積むとともに織物の技法の研究を重ね、1720年(享保5年)、ついに独自のちりめんの秘法を会得し丹後へと持ち帰ります。

また時をほぼ同じくして現在の与謝野町加悦地区の木綿屋六右衛門も、加悦の手米屋小右衛門および三河内地区の山本屋佐兵衛を送り出し、1722年(享保7年)にその技術を持ち帰ります。

そしてちりめんの技術を習得した4人は、その技術を惜しみなく地域の人々に教えたことから、ちりめんは瞬く間に地域全体に広がり、元々が絹織物の産地であったことから丹後地方はちりめんの一大産地に。
とりわけ峰山藩は積極的な保護政策を取るなどその生産を奨励したことから、京丹後市の峰山町と網野町はその中心地となっていきます。

白生地で薄地の縮緬は他の地方の縮緬と比較するとしぼが細かく、友禅染め・小紋染めの生地として最適のものであり、高級織物としてもてはやされ、江戸時代から明治、大正、そして昭和初期にかけて隆盛を極めました。

現代に入り着物需要の低迷や安い海外製品との競争に押されて生産高は減ってはいるものの、近年は絹の持つ欠点を補う加工技術が積極的に導入されるなど品質の改良が続けられ、また新たな素材の使用や、洋装や小物などへの用途の拡大を図り、また京都府伝統工芸品として海外市場への販路拡大の取り組みなども行われています。

一方与謝野町の加悦・野田川・岩滝の一帯は、戦国時代に織田信長により丹後を与えられた細川藤孝(幽斎)の重臣・有吉立言(有吉将監 1528?-1583)が安良城の築城を開始した際、1580年(天正8年)から3年間かけて城下町として整備された地です。

有吉立言は築城から3年後に病没してしまったことから、城下町として機能していたのはわずかな期間でしたが、江戸中期からは丹後ちりめんを主力とした商工業の街として発展し、また明治から昭和にかけては丹後と京都を結ぶ縮緬流通の拠点としても栄え、その繁栄ぶりはちりめんの生産・流通で得た資金を元に道路や発電所、更には1926年(大正15年)には住民の出資で「加悦鉄道」が開業されるほどであったといいます。

そしてその「ちりめん街道」においては、町の近代化とともに明治から昭和初期にその時代の特徴を色濃く残す建物が多く建築されましたが、今でもその多くが住民たちの生活の場として利用され、大切に守られ続けています。

かつての隆盛を今に伝える白壁や格子窓の美しいちりめん商家の木造の町家や今も機音が響くちりめんの機織工場、郵便局や銀行、酒蔵、病院や、寺社仏閣、更には今は廃線となった加悦鉄道の旧駅舎や役場など、明治・大正・昭和とそれぞれの時代の建築がバランスよく残された美しい町並みは、2005年(平成17年)12月27日に「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定され、景観の保護が図られています。

ちなみに「ちりめん街道」は1987年(昭和62年)に街並みを保存する活動が始まった頃から使用されるようになった名前だといい、旧加悦町役場庁舎から西山工場までの南北700mの旧街道に面した地域を差し、途中に4か所で鉤の手に折れ曲がるクランクがあるのが特徴です。

そして街道にある建物の中でも一番知られているのが、街道の中ほどに位置する大きな商家で、1865年(慶応元年)に棟上げされた歴史を有し、街道の象徴ともいえる「旧尾藤家住宅」で、街道の歴史の変遷を知るうえで非常に重要な遺構の一つで京都府指定有形文化財指定にも指定されています。

また行事としては地域最大の例祭「加悦谷祭」は祇園祭の流れを汲むともいわれる華やかな祭りで、町内一円で地区ごとに太刀振りや屋台の巡行、神楽舞などが披露されるほか、ちりめん街道のある加悦地区では街道を神輿が練り歩き、大いに賑わうほか、近年では街道の町並み保存に向けて様々な取り組みが行われていて、「きものでぶらり♪ちりめん街道」などのイベントも行われています。

ちりめん街道の施設案内

 

ちりめん街道

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    ちりめん街道バス停

    庁舎前

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    旧加悦町役場庁舎

     

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    与謝野町観光協会

     

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    花皆憧喫茶室

     

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    上山章美堂

     

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    天神橋

     

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    井筒屋旅館

     

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    濱見家住宅

     

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    手づくり工房・遊

     

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    浄福寺

     

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    杉本家住宅(下之町)

     

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    旧川嶋酒造酒蔵

     

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    ちりめん茶屋

     

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    旧尾藤家住宅

     

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    岡田家住宅

     

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    前蔵工房

     

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    実相寺

     

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    吉岡家住宅

     

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    旧丹後産業銀行

     

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    下村家住宅(旧加悦郵便局)

     

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    下村家住宅(角屋)

     

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    株式会社丸中

     

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    吉祥寺

     

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    天風庵

    骨董品

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    渋谷家住宅

     

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    天満神社(加悦天満宮)

     

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    宝巌寺

     

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    杉本家住宅(上之町)

     

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    旧伊藤医院診療所

     

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    西山工場 西山機業場の建物群

     

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    縮緬発祥之碑

     

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    加悦鉄道資料館(旧加悦駅舎)

     

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    与謝野町役場加悦庁舎(加悦駅跡)

     

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    西光寺

    西山工場の南

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    吉岡菓子舗

    ちりめん街道バス停の北、一つ前のバス停そば

周辺

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    丹鉄与謝野駅

    旧野田川駅

ちりめん街道の主な年間行事・カレンダー

年中行事

2・3月

旧尾藤家住宅 ひな飾り展示

 

4月最終日曜

天満神社春祭り(加悦谷祭)

 

5月

旧尾藤家住宅 五月人形展示

 

7/25

天満神社夏祭り

 

10月中

きものでぶらり♪ちりめん街道

 

月並行事

 

 

 

花ごよみ

 

桜(サクラ)

 

ちりめん街道の口コミ

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