三栖神社
三栖神社とは?(基本データ)
- 名前
- 三栖神社(みすじんじゃ)
- エリア
- 鳥羽・竹田・淀
- ジャンル
- 建立・設立
- 創建不詳
- 祭神
- 第40代・天武天皇(てんむてんのう)(大海人皇子(おおあまのおうじ))
熊野皇大神(伊邪那岐大神)
八幡皇大神(第15代・応神天皇) - ご利益
- 出世開運、武運長久、殖産振興、縁結び・良縁祈願、厄除け
- 例祭
- 10月中旬(秋季大祭)
他に炬火祭(10月中旬)などが知られる - 神紋・社紋
- 五七の桐・左三つ巴
- アクセス
-
■本社
- 京阪本線・宇治線「中書島」駅下車 徒歩約20分
- 京都市営バス「下三栖」(19・20・22・81・特81・急105・南3・南5号系統)下車 徒歩約3分
- 京阪バス「中書島」(6・24・24A系統)下車 徒歩約20分
■金井戸神社(御旅所)
- 駐車場
- なし
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- ■本社
〒612-8243
京都府京都市伏見区横大路下三栖城ノ前町83
■金井戸神社(御旅所)
〒612-8227
京都府京都市伏見区三栖向町773 - 電話
- 075-601-1101(本社)
075-603-0085(金井戸神社) - FAX
- -
- 公式サイト
- 三栖神社公式ブログ
三栖神社(公式) Twitter
京都伏見 三栖神社 Facebook
三栖の祭り情報ページ
三栖神社の地図
三栖神社のみどころ (Point in Check)
京都市伏見区横大路下三栖城ノ前町、京阪中書島駅を西へ約1km、国道1号線(油小路通)と府道188号線(外環状線)の交差点「下三栖」の北西約100mの所に鎮座する神社。
三栖神社の創建の詳細は不明なものの、旧下三栖村の産土神として古くからこの地で信仰を集めていたといい、現在の本殿・拝殿は江戸初期の1603年(慶長8年)9月に高瀬川や保津川の開削で知られる旧幕臣・角倉了以や、熊本城を築城したことで有名な戦国武将・加藤清正の家臣・横地助之烝、そして三栖の郷士・藤林時次の3人ら氏子たちの協力で造営したもので、二重の基壇上に三間流造の社殿を構え、周囲に堀が巡らされているのが特徴となっています。
毎年10月に行われる本社の例祭「秋季大祭」に合わせて神幸祭の夜に行われる「炬火祭(たいまつまつり)」で有名な神社で、宇治川に自生する葭(よし)で作られた直径約1.2m、長さ5m、重さ1t以上あるという「大炬火」に火を灯し、神輿巡幸の先導役として竹田街道を京橋まで巡行する勇壮な火祭りとして毎年多くの見物客が集まります。
この点、この行事は飛鳥時代の672年(天武天皇元年)「壬申の乱」において第38代・天智天皇の子・大友皇子(おおとものおうじ 648-72)と皇位をめぐって争った大海人皇子(おおあまのおうじ)、後の第40第・天武天皇(てんむてんのう ?-686)が近江朝廷との決戦のため大津に向かう途中で当地域を通過された際、住民が葦(よし)を束ねて松明の火を灯し、夜道を照らして道案内をしたと言う伝承にちなんだものといい、戦後一時途絶えたものの1989年(平成元年)より再興され、現在は「京都市登録無形民俗文化財」にも登録されています。
そして神社で主祭神として祀られているのが日本で初めて「天皇」と称されたともいわれるその第40代・天武天皇で、そのため通称「天武天皇社」ともいわれているといい、その他にも熊野皇大神(伊邪那岐大神)、八幡皇大神(第15代・応神天皇)が合わせて祀られています。
また境内には「区民誇りの木」にも選定されている高さ20mを越える見事な「大銀杏(オオイチョウ)」の木があり、落葉した銀杏の黄色い葉が境内一円を埋め尽くす光景は撮影スポットとして近年人気となっています。
ちなみに当社から東へと進んだ京阪の中書島駅の近くに、鳥居の扁額に同じ「三栖神社」の社名を掲げる神社がありますが、同社は「金井戸神社」といい、三栖神社の御旅所となっているほか、現在は三栖神社の宮司が在住しているのもこちら金井戸神社とのことです。
三栖神社の施設案内
本社
-
-
鳥居
-
-
-
「天武天皇」の石標
鳥居右横
-
-
-
境内参道
-
-
-
手水舎
鳥居くぐって左手
-
-
-
正面参道
-
-
-
拝殿
-
-
-
本殿
-
-
-
弁財天社
境内北側
-
-
-
大銀杏
境内参道右側
樹高22.5m、幹周4.25mで、2006年(平成18年)3月に「京都市指定保存樹」に指定
根本近くで幹が4つに分かれており、見頃終盤には境内一面が黄色い葉で覆い尽くされる
-
金井戸神社(御旅所)
-
-
門前「祭神 天武天皇」と「三栖神社御旅所」の石標
府道124号沿いの濠川に架かる肥後橋の東詰に南面して鎮座
-
-
-
鳥居
-
-
-
参道
両側は駐車場
-
-
-
手水舎
-
-
-
神輿庫
本殿手前左
-
-
-
拝殿
-
-
-
本殿
-
-
-
二社
左が天満宮社(祭神は菅原道真公)、右が美女御前社(祭神は市杵島姫命)
-
-
-
角倉稲荷神社(すみのくらいなりじんじゃ)
末社
-
-
-
御神木
-
-
-
濠川
-
周辺
-
-
伏見港公園
-
-
-
三栖閘門
-
-
-
三栖閘門資料館
-
三栖神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1月中旬の日曜
とんど(左義長)
- 2/3
節分祭
15時 お火焚神事
18時 豆まき神事
三栖に鬼がやってくる 19時30分に金井戸神社ほか様々な場所に出没- 2月二の午
二の午祭
11時より金井戸神社にて
- 7月中~7月下の1週間
茅の輪くぐり
本社にて
初日に式典- 10月上旬の土曜(神幸祭の前日)
秋季大祭 宵宮祭
13時 音楽祭
18時 子供神輿・花傘・女神輿- 10月上旬の日曜
秋季大祭 神幸祭
18時 御旅所にて神幸祭
19時 出立
20時 炬火祭
20時40分 大神輿宮入- 10月上旬の日曜
炬火祭(たいまつまつり)
19時半から中書島交差点での出発式の後、20時に竹田街道・中書島バス停付近で点火、「あらーよいよいよい」の掛け声とともに徐々に火柱が大きくなっていく
- 10月中旬の日曜(神幸祭の1週間後)
秋季大祭 還幸祭
7時半 還幸祭・神獅子巡行
13時半 稚児行列
14時 大神輿巡行(御旅所発)
16時半頃 三栖神社
20時頃 御旅所着- 12月上
イチョウ神事
注連縄を新調し神木として末永く地域社会を見守ることを祈願