菱妻神社 京都観光

菱妻神社

菱妻神社

 

 

菱妻神社とは?(基本データ)

名前
菱妻神社(ひしづまじんじゃ)
エリア
鳥羽・竹田・淀
ジャンル

寺社 鳳輦・神輿

建立・設立
1113年(永久元年)2月
創始者
右大臣・源雅実
祭神
天児屋根命(あめのこやねのみこと)(火止津目大明神)
ご利益
神に奉仕される神、学問運筆上達の神、鎮めの神
例祭
9月中旬(例祭)
他に千種祭(氏子祭)(5月第1日曜~第2日曜)などが知られる
神紋・社紋
久我山竜胆(久我竜胆)
札所等
乙訓鎮座神社巡り 第6番
アクセス
  • 京都市営バス「菱妻神社前」(18・22・南1号系統)下車 徒歩約2分
  • 名神高速道路「京都南IC」より車で3km
駐車場
 
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
境内自由
住所
〒612-8491
京都府京都市伏見区久我石原町3-27
電話
075-931-3745
FAX
075-931-3745
公式サイト
菱妻神社
伏見区・区民の誇りの木 京都市情報館

菱妻神社の地図

菱妻神社のみどころ (Point in Check)

京都市伏見区久我石原町、京都市の南西の桂川と西高瀬川、鴨川の三川が合流する地点の右岸、桂川に架かる名神高速道路の桂川大橋の西側に位置する久我地区にある神社で、久我の産土神。

平安後期の1113年(永久元年)2月、右大臣・源雅実(みなもとのまさざね 1059-1127)が奈良の春日大社から藤原家の祖神・天児屋根命(あめのこやねのみこと)を勧請し源氏の守護神「火止津目大明神」として祀ったのがはじまり。

この点、源雅実は第62代・村上天皇(むらかみてんのう 926-67)の第7皇子・具平親王(ともひらしんのう 964-1009)の子で、源姓を賜って臣籍降下し村上源氏中院流の祖となった源師房(みなもとのもろふさ 1008-77)の孫にあたります。

姉の藤原賢子(ふじわらのけんし 1057-84)が第72代・白河天皇(しらかわてんのう 1053-1129)の中宮となり、次いでその間に生まれた第73代・堀河天皇(ほりかわてんのう 1079-1107)が即位したため、19歳にして参議に昇り、内大臣・右大臣を経て、1122年(保安3年)には源氏として最初の太政大臣になったことから「久我太政大臣」と称された人物で、また舞楽や文学に長じた文化人としても名を残しました。

そして久我の地に大別荘「久我の水閣」を作り、村上源氏の中核となる久我家の祖となった人物です。

遷座当時は広大な社領と社殿があったといますが、桂川・鴨川の氾濫の度々の被害を受けたため、1154年(久寿元年)に水徳があるとして社名を「菱妻大明神(ひしづま)」の字に改められたと伝えられています。

この点「火止津目」には火を止めて鎮めるという意味がありますが、「菱妻(ひしづま)」には「菱」が水を、「妻」はそれをせき止めるという意味があるといい、火を鎮めるためには水を使わなくてはならたいため、火を操る神様は水を操る力も強いと考えたようで、更に人々の生活になくてはならない火や水を鎮める点から、現在はあらゆる物事を鎮めて人々を守ってくれる「鎮めの神」として広く信仰されています。

そして中世以降は久我の地が荘園領主である久我家の根本家領として長く伝領さたこともあって久我家の鎮守として、更には久我郷の産土神として崇められ、祭や村の在り方などの様々な点にも中世以来の伝統を残す貴重な地となっています。

この点、5月に行われる「千種祭(ちくさまつり)」はその起源は古く、少なくとも15世紀にはほぼ現在の形で行われていたと考えられ、500年以上も同じ形で伝承されているという貴重な存在で、中世には競馬(かけうま)や猿楽・田楽も盛んに行われ盛大を極めたといい、かつては巡幸に牛車(御所車)のお供があり、五色の紙で作った造花(花巻)と幕で飾られた牛車には男の子が乗り「千種の花を手に摘み入れて御所へ参らせ、御所へ参らせ」と歌ったといいます。

一時期は神輿の渡御も行われていなかった時期もあったといいますが、1978年(昭和53年)の御旅所の新築を機に復活し、花巻の飾られた牛車とともに巡行し、1989年(平成元年)からはこども神輿もお供するようになり、更に2010年(平成22年)には御旅所にて約50年ぶりにお囃子の奉納も行われています。

菱妻神社の施設案内

 

境内

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    一の鳥居と社号標

     

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    参道

     

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    高架

    名神高速道路の高架が参道の上を通過する

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    参道

     

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    大鳥居(二の鳥居)

     

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    エノキ

    神社の入口にそびえる大木
    高さ21.5m、幹周2.7mで伏見区の「区民誇りの木」に選定

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    手水舎

     

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    参道

     

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    割拝殿

    1971年(昭和46年)に鎮座860年を記念して新築

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    本殿

    1835年(天保6年)の再建で、1988年(昭和63年)に覆屋形を改築

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    八幡宮

    応神天皇(おうじんてんのう)を祀る

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    住吉神社

    底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)を祀る

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    粟島神社

    少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀る

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    具平宮

    1835年(天保6年)の建立
    具平親王(ともひらしんのう)を祀る

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    虫八幡宮

     

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    社務所

     

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    稲荷神社

     

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    参集所

     

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    久我橋欄干

    クスノキのそば
    2000年(平成12年)に解体されたものを移築したもの

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    御神木のクスノキ

    参道左手
    高さ17m、幹周4.1mで伏見区の「区民の誇りの木」に選定

関連

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    御旅所

    京都市伏見区久我御旅町、約600m南に位置
    1978年(昭和53年)の新築を機に神輿渡御も復活した

周辺

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    菱妻神社前バス停

     

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    久我交差点

     

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    誕生寺

     

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    久我橋

     

菱妻神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1
歳旦祭

 

3/17
祈年祭

 

5月第1日曜~第2日曜
千種祭(氏子祭)

5月第1日曜 神幸祭(御出)
5月第2日曜 千種祭(還幸祭) 神輿渡御
旧4月上の巳日

9月中
例祭・御百灯

神社にとって最も重要とされる神事の後、灯明を灯す

11/23
新嘗祭

 

12/31
大祓

 

月並行事

 
 

 

花ごよみ

 
桜(サクラ)

 

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