成相寺
詳細地図
閉じる
天橋立北、身代り観音で有名な願い事が必ず成り相う寺
真言宗単立寺院。天橋立北側の府中、橋立を一望できる標高569mの成相山中腹に位置。 704年文武天皇勅願で創建、平安期より修験の霊地。 本尊の聖観世音菩薩は身代り観音、美人観音として有名、一願一言地蔵も人気で願い事が必ず成り相う(叶う)とされる。 しゃくなげの名所で五重塔を中心に紅葉も美しい
成相寺とは?(基本データ)
- 名前
- 成相寺(なりあいじ)
- エリア
- 宮津・伊根
- ジャンル
- 建立・設立
- 704年(慶雲元年)、文武天皇頼願により真応が開山
平安期より修験の霊地、観音霊場として知られ西国三十三所観音霊場二十八番札所
本堂は1774年(安永3年)の再建で創建当時はもっと山の上にあったが山崩れで壊れたため現在地に移された - 創始者
- [開基] 真応
[頼願] 文武天皇 - 宗派
- 橋立真言宗(真言宗単立)
- 山号
- 成相山(なりあいさん)
- 本尊
- 聖観世音菩薩
- 寺紋
- 十六菊紋
- 札所等
- 西国三十三所巡礼 第28番
近畿楽寿観音三十三ヶ所 1番 - アクセス
- 駐車場
- 普通車50台、大型バス5台 無料
- 拝観料
- 大人500円(団体400円)
中高生200円
小学生以下無料
※団体割引は30名以上 - お休み
- 無休
- 拝観時間
- 8:00~16:30
- 住所
- 〒629-2241
京都府宮津市成相寺339 - 電話
- 0772-27-0018
- FAX
- 0772-27-1409
- 公式サイト
- 西国第二十八番札所 橋立真言宗 成相山成相寺
成相寺 Facebook
成相寺 Instagram
第二十八番 成相山 成相寺 西国三十三所
1番 成相寺 近畿楽寿観音霊場
天橋立府中観光会 あまのはしだてねっと
天橋立府中観光会 Facebook
成相寺の地図
成相寺のみどころ (Point in Check)
京都府宮津市にある橋立真言宗(真言宗単立)の寺院。
山号は成相山(なりあいさん)といいますが、古くは「世野山」と称し、雪舟の「天橋立図(国宝)」(京都国立博物館蔵)には「世野山成相寺」の名とともに当寺が描かれているといいます。
本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)で「身代わり観音」「美人観音」として名高く、また「西国三十三所(西国三十三所観音霊場)」の第28番札所であり、霊場の中では最北端の寺院としても知られています。
成相寺は「日本三景」の一つである景勝地・天橋立の北、橋立を眼下に望む成相山(569m)の標高330mの山腹に位置し、橋立観音(はしだてかんのん)の別名。
元々は日本古来の山岳宗教の修験場だった場所で、日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集めてきました。
寺伝によれば、704年(慶雲元年)、文武天皇(もんむてんのう)がこの地の風景を賞し、勅願寺として真応上人(しんおうしょうにん)を開山に創建したと伝わり、また「華頂要略」「和漢三才図会」などは聖徳太子の開基で、施谷山成相寺としています。
また「今昔(こんじゃく)物語集」には観音霊場としての当寺の霊験が説かれているほか、「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」にも四方の霊験所として挙げられ、平安時代から修験の霊地として、また観音信仰の霊場として知られていました。
中世には50余りの堂塔が立ち並んでいましたが、鎌倉期以降は兵火や大火などで3度全滅し、近年も台風の被害に遭っていますが、その都度復興。
とりわけ1400年(応永7年)の山崩れでは境内の大半が破壊されてしまい、創建時には修験の道場として山のさらに上方にあった伽藍は現在地に移転されています。
現在の建物は天文(てんぶん)から文化(ぶんか)年間(1532~1818)にかけて再建されたもので、このうち本堂、鎮守堂、鐘楼が府指定文化財となっています。
本堂は1774年(安永3年)の再建ですが、厨子に安置された本尊の「木造聖観世音菩薩」は平安期のもの。
また雪舟作「天橋立図(国宝)」にも描かれた五重の塔は、鎌倉時代の形式をそのままに復元したもので、2000年(平成12年)に外観が完成しました。
2007年(平成19年)には野山真言宗から独立し真言宗単立寺院に。
2016年(平成28年)10月3日には、成相寺旧境内が国の史跡に指定されました。
願い事が必ず叶う(成り相う)お寺として有名なほか、秘仏の本尊・聖観世音菩薩は「美人観音」としても知られ、お参りすれば身も心も美しくなれると伝わり、また身代わり観音の伝説もある仏様です。
国指定の重要文化財や京都府指定文化財なども多数所蔵しており、寺宝としては
・兆殿司(ちょうでんす)筆の絹本着色紅玻璃(はり)阿弥陀(あみだ)像
・紙本墨書丹後(たんご)国諸庄(しょう)郷保総田数帳目録(以上、国重要文化財)
・鎌倉時代の鉄湯舟
・本堂内陣には名工・左甚五郎(じんごろう)作と伝える「真向(まむき)の龍」
が有名です。
境内から日本三景のひとつ「天橋立(あまのはしだて)」が一望できるのも魅力の一つで、成相寺から徒歩3分の「弁天山展望台」、車で5分の「仙台山展望台」からはパノラマの絶景が楽しめます。
その他の見所として、悲話を伝える「撞かずの鐘」、龍が棲むといわれ、奇怪な話の残っている「底なし池」、一願を一言でお願いすればどんな願いも叶えてくれる「一願一言地蔵」などが知られるほか、春は桜・しゃくなげ、秋は紅葉など花の名所としても人気を集めています。
成相寺の施設案内
山門~本堂
-
-
山門(仁王門)
-
-
-
石標
-
-
-
紀念碑
-
-
-
成相寺バス停
-
-
-
休憩所
-
-
-
藤棚
-
-
-
素心蝋梅
-
-
-
シャクナゲ
-
-
-
撞かずの鐘
-
-
-
石段
-
-
-
本堂
-
-
-
真向の龍
-
-
-
賓頭盧
-
-
-
桜
-
-
-
十王堂
-
-
-
鎮守堂(熊野権現社)
-
-
-
一願一言地蔵
-
-
-
観音堂
-
-
-
慈母観音身代地蔵
-
-
-
鉄湯船
-
-
-
楽寿観音
-
-
-
歌碑
-
-
-
地蔵群
-
平成五重塔・展望台
-
-
平成五重塔
-
-
-
タブノキ
-
-
-
底無池
-
-
-
弁財天
-
-
-
受付
-
-
-
展望台入口
-
-
-
坂道
-
-
-
眺望
-
-
-
弁天山展望台
-
-
-
駐車場
-
-
-
WC
-
-
-
案内図
-
-
-
逆スギ
-
-
-
日本一のパノラマ展望所
-
関連
-
-
慈眼寺
宮津市上世屋
元々成相寺があったといわれている故地で、成相奥の院と称する観音堂がある
-
周辺
成相寺の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 2/3
節分星祭
古来より天体の動きは人の営みと密接に関連すると考えられてきた
「密教占星術」は天体の動きを分析し人の運命を知るもので、ただ運命を見極めるばかりではなく、悪い運命の流れを好転させ、よい運命の勢いを強くする開運法で、密教最高の秘法の一つとされている
この点、密教占星術において、人の営みは生まれながらに定まる「本命星」と毎年巡りくる「当年星」の下にあると考えられている
「本命星」は、生まれた年の干支により、北斗七星の貪狼星、巨門星、禄存星、文曲星、廉貞星、武曲星、破軍星の7つの星のいずれかに定められ、一生変わらないとされている
「当年星」は毎年巡ってきて年々の吉凶を左右するとされ、良い年あるいは悪い年となる
「星祭り(星供)」は各人の星を祈祷し息災延命を祈願するもので、星回りの悪い年は大難を小難に、また良い年はより一層の開運を祈る
真言宗や天台宗の密教寺院においては年の変わり目、すなわち冬至や正月、節分などに行われる
当日は近在から僧侶が多数参加し、盛大に執り行われる- 3月彼岸の日
彼岸会
- 7/3
開山奥の院供養
- 8/9
千日まいり(施餓鬼供養および千日会)
古来より8月9日は「千日さん」といわれ、この日に参拝すると千日分のご利益を観音様より授かることができるといわれ、身体健康・無病息災・現世利益を祈願する多くの参拝者で賑わう
当日は11:00より本堂にて「大施餓鬼供養」の後、五重塔前にて願い事の書かれた護摩木を焼納し祈祷する「柴燈護摩祈祷」、そして修験道場のお寺ならではの行者による火渡り修行「大火生三昧」などを厳修
参拝者も火渡りに参加することができる- 9月彼岸の日
彼岸会
- 10月下旬の日曜
日本三景天橋立 ふゆ花火
成相寺の開山1300年を記念して、2005年(平成17年)からスタートした花火大会
府中側の丹後海陸交通駐車場をメイン会場に、天橋立阿蘇海上にて、カニや温泉が目玉となる冬の観光シーズンを前に開催
護摩供養が行われた後、19:30より約30分、晩秋の澄んだ夜空に冬の訪れを告げる約2,000発の花火が打ち上がる
天橋立音頭や宮津節、和太鼓やライブなどサブイベントなども開催されるほか、模擬店の出店も
[公式]- 11月中旬の土日
成相寺紅葉ライトアップ
ライトアップのほか、寺宝の公開や献灯イベント、音楽会やフードコーナーなど数多くの催しを開催
17:20~21:00まで登山バス・ケーブルカー・籠神社駐車場が無料となる
[公式]
月並行事
- 毎月18日
御縁日
毎月18日は観音様の縁日
花ごよみ
桜(サクラ)●
- 4月下~5月中
石楠花(シャクナゲ)
美人観音として有名だが、1500株ものしゃくなげが咲く名所としても知られる
紅葉(こうよう)