平等院 京都観光

平等院

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平等院

10円玉でおなじみ藤原氏の栄華を今に伝える世界遺産

世界遺産。藤原道長が譲り受けた源融の別荘を1052年子の頼道が寺に。翌年建立の阿弥陀堂は鳳凰が羽を広げた形から鳳凰堂と呼ばれ10円玉や1万円札の図柄に。 定朝作本尊阿弥陀如来像、52体の雲中供養菩薩像、日本三名鐘の梵鐘など国宝の多くは鳳翔館に展示。阿字池を中心に西方極楽浄土を具現。藤の名所

平等院とは?(基本データ)

名前
平等院(びょうどういん)
エリア
宇治
ジャンル

寺社 世界遺産 国宝建築・彫刻・絵画 史跡 名勝 宇治七名水 神仏霊場会 門前名物 宇治川 除夜の鐘 開山忌・御忌

建立・設立
998年(長徳4年)、9世紀後半に造られた光源氏のモデルともいわれる左大臣源融の別荘を藤原道長が譲り受け「宇治殿」と称する
1052年(永承7年)、道長の子である関白・藤原頼通が宇治殿を天台宗の寺院「平等院」に改める
1053年(天喜元年)、阿弥陀堂(鳳凰堂)を建立し本尊・木造阿弥陀如来座像を安置
1681年(天和元年)、江戸幕府の寺社奉行の裁定により天台宗の最勝院と浄土宗の浄土院の共同管理に
1994年(平成6年)12月、「古都京都の文化財」として世界遺産条約に基づく世界文化遺産に登録
2001年(平成13年)、文化財を保存展示する博物館「平等院ミュージアム鳳翔館」開館
創始者
[開基] 藤原頼通(ふじわらのよりみち)
[開山] 明尊(みょうそん)(小野道風の孫)
宗派
単立(浄土宗の浄土院と天台宗系の最勝院の両寺で管理)
山号
朝日山(あさひさん)
本尊
阿弥陀如来(あみだにょらい)
札所等
神仏霊場巡拝の道 第125番
アクセス
  • 京阪宇治線「宇治」駅下車 南へ徒歩約10分
  • JR奈良線「宇治」駅下車 東へ徒歩約10分
  • 京阪バス「宇治橋西詰」(21・22A・23・27・40・40A・41・41A・44・45A・180・182・184・240・240A・250・250A系統)下車 徒歩約5分
  • 京滋バイパス「宇治東IC」より約10分
  • 京滋バイパス「宇治西IC」より約15分
駐車場
宇治駐車場
├バス30台 2,500円
└普通車200台 700円
3月~11月 8:00~18:00
12月~2月 8:30~17:30
TEL:0774-23-1500
拝観料
■庭園+平等院ミュージアム鳳翔館
├大人 600円
├中高生 400円
└小学生 300円
米団体割引は100円引(25名以上)
■鳳凰堂内部拝観
└別途志納金 1人300円
※団体割引適用なし
お休み
年中無休
拝観時間
■平等院庭園
└8:30~17:30(受付17:15まで)
■平等院ミュージアム鳳翔館
└9:00~17:00(受付16:45まで)
■鳳凰堂内部
└9:30より20分毎に1回50名(受付9:10~16:10)
※内部拝観希望者多数の場合は最終受付以前に終了する場合あり
※法要・行事などにより拝観休止の場合あり
住所
〒611-0021
京都府宇治市宇治蓮華116
電話
0774-21-2861
FAX
0774-20-6607
公式サイト
世界遺産 平等院
平等院 Facebook
平等院 Instagram
平等院表参道

平等院の地図

平等院のみどころ (Point in Check)

京都府宇治市、宇治川にかかる宇治橋西詰の南側に位置する「鳳凰堂」であまりにも有名な藤原氏ゆかりの寺院。
宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院です。

平安中期の998年(長徳4年)に「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルとして知られる源融の別荘を、天皇の外戚として栄華を極めた藤原道長が譲り受けて「宇治殿」としたのがはじまりで、更にこれを受け継いだ道長の息子で関白の藤原頼道が1052年(永承7年)に寺院に改めて創建されました。

国宝・阿弥陀堂はその翌年に建造された建物で、鳳凰が羽を広げた形から「鳳凰堂」と呼ばれ、1000年の時を経た現代にも創建当時の姿を留めており、10円玉や1万円札のデザインでもおなじみです。

鳳凰を屋上に戴く「鳳凰堂」の堂内に安置された本尊「阿弥陀如来像」は、平安期を代表する仏師・定朝の作で、以降に造られた仏像に多大な影響を与えたという名作。
52体の「雲中供養菩薩像」が長押の上で、雲に乗って音楽を奏している壁扉画とともに国宝に指定されています。

創建当時は壮大な伽藍を誇ったといいますが、度重なる戦火で多くを焼失。
奇跡的に残った鳳凰堂に加え、鎌倉初期に本堂跡に建てられた重文の「観音堂」と、日本三名鐘の一つといわれ国宝にも指定されている「梵鐘」が創建当時の面影を偲ばせます。

また阿字池を中心に西方極楽浄土を具現したという「平等院庭園」は史跡および名勝に指定されており、近年発掘調査に基づく整備が行われました。

その他にも平安後期、約1000年前の仏像や絵画などが伝えられており、2001年(平成13年)にはこれらの貴重な文化財を収蔵・展示する博物館として「鳳翔館」も開館しています。

1994年(平成6年)12月には「古都京都の文化財」としてユネスコの「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産にも登録されました。

春の桜を始め、躑躅(ツツジ)、藤(フジ)、睡蓮(スイレン)など、四季折々の草花も楽しむことができ、中でも藤の名所として知られていて、満開の頃には極楽浄土さながらの美しさで「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまへ」とも謡われています。

また桜は染井吉野や枝垂れ桜が庭園や池の周りを囲むように咲き誇り、鳳凰堂と紅枝垂桜とのコントラストが見事なほか、宇治川沿いに整備された「宇治公園」でも見事な桜が楽しめます。

平等院のある宇治は「源氏物語」の「宇治十帖」の舞台としても有名であり、周辺には源氏物語ゆかりのスポットも多くあることから、併せて巡るのもおすすめです。

また宇治といえば「宇治茶」の産地として全国的に知られており、宇治橋から境内までの「平等院表参道」には、宇治茶の老舗が数多く軒を連ねています。

平等院の施設案内

アクセス

電車を利用する場合は、最寄駅は京阪宇治線の「宇治」駅とJR奈良線の「宇治」駅になります。

まず京阪宇治駅の場合は駅前が宇治川にかかる「宇治橋」の東詰に位置しており、そのまま宇治橋を渡って「宇治橋西詰」交差点へと出ます。

宇治橋西詰交差点は分岐からは5つ分岐がありますが、「平等院表参道」ののぼりが出ている一番左の道を進んでいくと、多くの宇治茶の老舗などの店が立ち並ぶ参道を経て、平等院へと到着することができます。

一方JR宇治駅からの場合も同じく「宇治橋西詰」交差点へ出て「平等院表参道」より平等院へと向かうのがもっとも分かりやすいルートになります。

そして宇治橋西詰までは、JR宇治駅の南口を出て、駅前を通る府道15号を左(東側)へ進んでいくか、駅前に見える源氏物語のデザインが印象的なアーケードをくぐり、突き当たりを左折して、宇治橋通商店街をまっすぐ東へ進むのが分かりやすいルートです。

この点宇治橋通商店街には中村藤吉本店などの宇治茶の店や宇治上林記念館のほか、様々な店舗が軒を連ねており、またベンチなども用意されているので、商店街を散策しながら平等院へ向かうことができるのでおすすめです。

またバスを利用する場合は、京阪宇治駅前の「宇治橋東詰」と「宇治橋西詰」バス停が最寄になり、いずれも宇治橋西詰の交差点から平等院表参道を経て平等院へと向かうのが一般的です。

境内

宇治橋から南へ続く平等院表参道を進んでいくと、境内の北側の入口へと到着することができます。
そして平等院の石標のある参道を奥へ進んでいくと、ほどなくして「表門(北門)」が見え、門の右手に「拝観受付」があり、ここで受付を済ませて中へと入ることができます。

この点基本的に見どころはすべて有料エリアの中にあり、門をくぐって参道を進んでいくと、左手に観音堂と藤棚が見え、ほどなくして「阿字池」に浮かぶようにして建つ「鳳凰堂」の北側へと出ることができます。

鳳凰堂の内部を拝観する場合は目の前右手の平橋と反橋を渡ることになりますが、この内部拝観は入場料とは別途受付および志納金が必要で、橋の右側にある内部拝観の受付にて別途申し込みが必要となります。

ただし20分毎に1回50名の受付となっているため、混雑時に拝観する場合は待ち時間なども発生することも多いため注意が必要です。

内部拝観を希望しない場合、あるいは内部拝観を終了した後は、阿字池の周囲の参道を時計回りに進んでいくことになります。

そしてその途中に平等院の正面、建物と池が全体的に見渡せる絶好の撮影スポットを通るので、ここでじっくりと鳳凰堂を眺めてから、六角堂になっている休憩所の前を通ると、鳳凰堂の南側にやってきます。

鳳凰堂のちょうど南側には「平等院ミュージアム鳳翔館」への入場口があり、ここから入場してミュージアムを見学し終えると、最後に「ミュージアムショップ」や茶房「藤花」、「鐘楼」を経て、「南門」から境内の外へと出ることになります。

また境内の西側、平等院の裏手には平等院を共同管理する「最勝院」と「浄土院」の2院や、「源頼政の墓」などがあります。

周辺

境内の北から西へと宇治川が流れ、北側にある宇治橋の西詰から平等院へと「平等院表参道」の商店街が続いており、宇治茶の老舗などの店舗が軒を連ねています。

また宇治橋西詰からJR宇治駅の方へは「宇治橋通商店街」が続いており、こちらにも宇治茶の老舗のほか魅力的な店舗が数多く店を構えています。

境内の東側、宇治川の西岸には「あじろぎの道」という散策路が整備されており、春には桜がきれいなほか、道沿いには市営茶室の「対鳳庵」などの宇治茶スポットもあります。

一方宇治川の東岸には川に沿って「朝霧通り」という道が通っており、北側にかかる宇治橋東詰にある老舗のの茶店「通圓」から、宇治橋を管理する「放生院(橋寺)」、「宇治神社」と世界遺産の「宇治上神社」、紅葉の名所として知られる「興聖寺」などのスポットが続いていきます。

そしてこの宇治川の西岸と東岸の間には橘島と塔ノ島と呼ばれる2つの中州があり、西からは橘橋と喜撰橋、東からは朝霧橋と3つの橋が架けられ、「府立宇治公園」として整備されています。

春は桜の名所として有名なほか、「宇治川の鵜飼」でも知られていて、鵜飼船のりばより船に乗ることもできます。

また宇治は「源氏物語」の「宇治十帖」の舞台としても有名なことから、周辺には「源氏物語ミュージアム」や紫式部像などの像、そして宇治十帖の古跡なども点在しています。

鳳凰堂

  • 門前
    門前

     

  • 石標
    石標

     

  • 石標
    石標

     

  • 案内板
    案内板

     

  • 世界遺産の碑
    世界遺産の碑

     

  • 参道
    参道

     

  • 藤棚
    藤棚

     

  • 石標
    石標

     

  • 宇治製茶記念碑
    宇治製茶記念碑

     

  • 辻利右衛門翁之像
    辻利右衛門翁之像

     

  • 表門(北門)
    表門(北門)

     

  • 拝観受付
    拝観受付

     

  • 参道
    参道

     

  • 境内図
    境内図

     

  • 寺務所
    寺務所

     

  • 扇の芝
    扇の芝

     

  • 観音堂
    観音堂

     

  • 手水鉢
    手水鉢

     

  • 藤棚
    藤棚

     

  • 手水
    手水

     

  • お手洗
    お手洗

     

  • 鳳凰堂内部拝観受付
    鳳凰堂内部拝観受付

     

  • 阿字池
    阿字池

     

  • 平橋
    平橋

     

  • 反橋
    反橋

     

  • 北翼廊
    北翼廊

     

  • 中堂(鳳凰堂)
    中堂(鳳凰堂)

     

  • 平等院型石燈籠
    平等院型石燈籠

     

  • 華型曼の窓
    華型曼の窓

     

  • 名勝庭園
    名勝庭園

     

  • 小御所跡
    小御所跡

     

  • 参道
    参道

     

  • 出口門
    出口門

     

  • 集印所
    集印所

     

  • 休憩所
    休憩所

     

  • 六角堂(休憩所)
    六角堂(休憩所)

     

  • 桜

     

  • 参道
    参道

     

  • 南翼廊
    南翼廊

     

  • 反橋
    反橋

     

  • 阿弥陀水石碑
    阿弥陀水石碑

     

  • 参道
    参道

     

  • 尾廊
    尾廊

     

平等院ミュージアム鳳翔館

  • 法花堂之路
    法花堂之路

     

  • 平等院ミュージアム鳳翔館
    平等院ミュージアム鳳翔館

     

  • ミュージアムショップ
    ミュージアムショップ

     

  • 休憩所
    休憩所

     

  • 石段
    石段

     

  • 参道
    参道

     

  • 鐘楼
    鐘楼

     

  • 石段
    石段

     

  • お手洗
    お手洗

     

  • 手水
    手水

     

  • 参道
    参道

     

  • 茶房藤花
    茶房藤花

     

  • 生垣
    生垣

     

  • 参道
    参道

     

  • 旧南門
    旧南門

     

  • 南門
    南門

     

  • 南門南門前広場
    南門前広場

     

  • よりみち公園
    よりみち公園

     

  • 多宝塔跡
    多宝塔跡

     

  • 宇治駐車場
    宇治駐車場

     

  • お手洗
    お手洗

     

  • 芳春園岩井勘造商店
    芳春園岩井勘造商店

     

境内西側

  • 入口
    入口

     

  • 浄土院
    浄土院

     

  • 源三位頼政卿顕彰之碑
    源三位頼政卿顕彰之碑

     

  • 宝篋印塔
    宝篋印塔

     

  • 通圓家の墓
    通圓家の墓

     

  • 羅漢堂
    羅漢堂

     

  • 上林竹庵碑
    上林竹庵碑

     

  • 石造層塔
    石造層塔

     

  • 地蔵尊
    地蔵尊

     

  • 扉

     

  • 初瀬
    初瀬

     

  • 三春ノ滝
    三春ノ滝

     

  • NO IMAGE
    法華水

     

  • 救世船乗観音
    救世船乗観音

     

  • 大書院
    大書院

     

  • 養林庵書院
    養林庵書院

     

  • 参道
    参道

     

  • 門

     

  • 不動堂(災難除け不動明王)
    不動堂(災難除け不動明王)

     

  • 手水
    手水

     

  • 地蔵堂(池殿地蔵尊)
    地蔵堂(池殿地蔵尊)

     

  • 源頼政の墓(源三位頼政公の墓 宝篋印塔)
    源頼政の墓(源三位頼政公の墓 宝篋印塔)

     

  • 最勝院
    最勝院

     

  • 春日型 石灯籠
    春日型 石灯籠

     

  • 最勝院開祖 澄栄師之碑
    最勝院開祖 澄栄師之碑

     

  • 門

     

関連

周辺

平等院の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1
修正会(しゅしょうえ)

新年を祝うとともに「国家安泰」や「無病息災」などを祈願する

3/2
関白忌(かんぱくき)

「宇治関白」として知られる平等院の開基・藤原頼道(ふじわらのよりみち 992-1074)の忌日(命日)である旧暦2月2日にその遺徳を偲んで行われる法要で、宇治に春を呼び込む行事として知られる
頼道は「御堂関白(みどうかんぱく)」と呼ばれた藤原道長(ふじわらのみちなが)の嫡男で、1017年(寛仁元年)に父・道長から摂政を譲られた後、約50年に渡って関白を務めて父・道長とともに藤原氏による摂関政治の全盛期を築いた人物
昭和の大修理後の1958年(昭和33年)に復活して以来、ほぼ毎年続けられており、法要は鳳凰堂内で行われることから、当日の午前中は鳳凰堂の内部拝観が休止となる
平等院を共同管理する浄土院・最勝院をはじめ、宇治近辺の宗派を超えて集まった僧侶たちが色とりどりの法衣を身に纏い、平橋と反橋を渡って鳳凰堂へと入堂
花びらを象った青色の散華を撒いた後、読経を行う

5/26
頼政忌(よりまさき)

源頼政(みなもとのよりまさ 1104-80)は平安末期の武将で、武勇に優れ2度の鵺(ぬえ)退治で知られる「平家物語」にも登場する人物
1180年(治承4年)5月に、後白河天皇の皇子・以仁王(もちひとおう 1151-1180)の令旨を奉じて平家打倒の兵を挙げるも計画が平氏に露見して失敗に終わり、平等院境内の扇の芝でで辞世の句を残して自刃した
その墓所は平等院の塔頭・最勝院(さいしょういん)にあり、忌日(命日)である5月26日に法要が行われる
10:00より頼政のお墓で住職がお経をあげ、頼政の末裔やゆかりのある人々が焼香を上げるほか、一般参拝者も焼香を上げる事ができる
当日は普段閉じられている観音堂が公開され、観音堂内と頼政最期の場所と伝わる扇の芝の前でも念仏が唱えられ頼政の供養が行われる

12/28
お身拭い式(おみぬぐいしき)

国宝の本尊「阿弥陀如来坐像」に積もった一年のほこりを払う年末の恒例行事
住職の読経が堂内に響く中で覆子(ぶくす)と呼ばれるマスクをした僧侶が長さ約3mの羽箒を使い、仏像に触れないように丁寧にほこりを落として清める

11月中旬から12月初旬頃の金土日祝
夜間特別拝観「瑞光照歓~錦秋のあかり~」一般公開

 

12/31
除夜会・除夜の鐘(じょやのかね)

23:30より住職がまず撞き、その後一般参拝者が先着順に5~6人で1打ずつ撞く、回数の制限なく1時頃まで
先着1000人に干支の特製絵馬を進呈、当日は入園は無料だが通常の拝観はできない(表門ではなく南門より入場)
国宝の梵鐘は「姿形の平等院」と称され、滋賀県大津市の音の三井寺、高雄の銘の神護寺とともに日本三名鐘の一つ

関連イベント

10月下~11月上の土日祝
宇治十帖スタンプラリー(うじじゅうじょうすたんぷらりー)

源氏物語「宇治十帖」の古跡を中心に、世界遺産の宇治上神社や平等院ほか市内の史跡を巡り、宇治の歴史や自然を満喫できる秋の恒例イベント
宇治橋周辺にスタンプが設置され、基本コース・健脚コースの2種類が用意されている
開催期間中はゴールの宇治公園の塔の島(中の島)に宇治市宣伝大使「ちはや姫」や宇治ご当地キャラ「チャチャ王国のおうじちゃま」も登場する

花ごよみ

3月下~4月中
椿(ツバキ)

表門を入って右にある手水に赤い椿 最勝院境内の庭園には「唐椿(トウツバキ)」などの10種類のツバキが植えられており、外から鑑賞できる
また1997年(平成9年)の阿字池の発掘調査中に池底の泥の中から出土した椿の種子が奇跡的に発芽し、栽培を続けた結果2003年(平成15年)に初めて開花し、時代にちなんで「室町椿(むろまちつばき)」と名付けられた
室町時代の16~17世紀の地層から出土したもので、600年以上を経て開花し、平等院庭園の様子をうかがい知る貴重な資料であるとともに、植物史上でも重要な出来事
現在は宇治市植物公園の緑の館で一般公開されており、1月中旬~下旬に見ごろ

3月
木瓜(ボケ)●

浄土院前と表門前、不動堂の庭などに真っ赤な花を咲かせるボケの木

4月上
桜(サクラ)

染井吉野や枝垂れ桜が庭園や池の周りを囲むように点在する
鳳凰堂対岸の六角堂の前の枝垂桜と鳳凰堂とのコントラストも見事
鳳凰堂の背後、境内の西側にも桜の木が並び、特に羅漢堂のそばの枝垂桜が立派
境内東を流れる宇治川沿いの宇治公園も桜の名所として有名

4月下~5月上
藤(フジ)

観音堂の南側、阿字池の北側に藤棚
樹齢280年以上、花房は約1mあるというノダフジ
地面の砂に擦りそうなぐらい長く垂れ下がっていることから「砂ずり藤」とも呼ばれている
また藤の花は藤原氏の象徴でもある

4~5月
霧島躑躅(キリシマツツジ)

阿字池の北の畔

4月中~5月中
躑躅(ツツジ)

藤棚の周辺を中心に、ちょうど藤が満開になっている横で赤やピンク、白色の花を咲かせる

5月下~6月上
皐月(サツキ)

阿字池の周囲

5月中~10月中
睡蓮(スイレン)

阿字池のほか、姫睡蓮の鉢も

7月
蓮(ハス)

7月上~8月中旬、平等院固有の「平等院蓮」は1999年の発掘調査で発見された200年前の蓮の種を宇治市植物公園の協力で栽培し2001年に開花させたもの
白色の花びらの先端が最初はピンク色だが、開花すると純白に変わるのが大変珍しい古代蓮
見頃になると鳳凰堂を囲むように広がる阿字池周辺に約20鉢が飾られる

9月
萩(ハギ)

平等院の脇や、不動堂にピンク色の萩、最勝院には白色の萩

11月中~11月下
紅葉(こうよう)

表門近くや観音堂の周辺
阿字池では鳳凰堂を背景に紅葉を撮影することができるほか、水面に映り込む紅葉も見どころ、また鳳凰堂の裏側でも紅葉が楽しめる
平等院ミュージアム鳳翔館を出た南門側にも紅葉があり、特に鐘楼付近の紅葉が最も色鮮やか

11月下
山茶花(サザンカ)

表門の左手前の生垣に白いサザンカ

平等院のレポート・旅行記

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平等院の口コミ

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