養泉寺(丹波の萩寺) 京都観光

養泉寺(丹波の萩寺)

養泉寺(丹波の萩寺)

三段池公園西、萩の寺として親しまれる福知山花の十景

臨済宗南禅寺派。三段池公園西の鬼ヶ岳中腹に位置。1339年孤峰覚明が開創。 観音堂の天井は福知山城舞殿の格天井を移したといわれ花ととりの絵図には百花百鳥が色鮮やかに描かれる。 別名萩の寺の愛称で親しまれ初秋には3種約150株、白萩と赤萩のしだれ萩が咲き乱れ境内を埋め尽くす。福知山花の十景

養泉寺(丹波の萩寺)とは?(基本データ)

名前
養泉寺(丹波の萩寺)(ようせんじ(たんばのはぎでら))
エリア
福知山
ジャンル

寺社

建立・設立
1339年(暦応2年)
創始者
孤峰覚明(三光国師)
宗派
臨済宗南禅寺派
山号
明光山
本尊
釈迦牟尼
寺紋
 
札所等
福知山花の十景
アクセス
  • JR山陰本線・福知山線「福知山」駅下車 車・タクシーで約10分または徒歩約30分
  • 丹鉄宮福線「福知山」駅下車 車・タクシーで約10分または徒歩約30分
  • 「福知山駅」より庵我バスで約10分「団地前」下車 徒歩約5分
  • 舞鶴若狭自動車道「福知山IC」より約15分
駐車場
あり(無料)
拝観料
境内自由
■萩の季節(9月上~下)
└100円
※団体、観音堂拝観は要予約
お休み
 
拝観時間
9:00~17:00
住所
〒620-0014
京都府福知山市中375
電話
0773-22-3887
FAX
-
公式サイト
福知山花の十景 福知山観光協会

養泉寺(丹波の萩寺)の地図

養泉寺(丹波の萩寺)のみどころ (Point in Check)

京都府福知山市中、三段池公園の西、鬼ヶ城の中腹に位置する臨済宗南禅寺派の禅宗寺院。

南北朝時代の1339年(暦応2年)、醍醐寺と同じ孤峰覚明(こほうかくみょう 1271-1361)(三光国師)が開創した四筵開場の最初の道場と伝えられています。

孤峰覚明は臨済宗の僧で、会津に生まれて17歳で出家し叡山で受戒して天台を学び、紀伊国由良や出羽、鎌倉、そして元に渡って禅を学び、出雲・雲樹寺や和泉・大雄寺を開き、篤く信仰したという第96代・後醍醐天皇(ごだいごてんのう 1288-1339)や第97代・後村上天皇(ごむらかみてんのう 1328-68)などに戒を授けた人物です。

「天田郡誌」によれば、後醍醐天皇が隠岐島から船上山に逃れた際に出雲の雲樹寺より覚明を招いて禅学を講じ、京都に戻った後も詔勅にて禁裏に侍講し、南禅寺の住持としようとしたものの、名刹を好まなかったため、病気と偽って帰り養泉寺を開創したといい、現在の「本堂」は山門や鐘堂とともに1904年(明治37年)に再建されたものです。

また境内の高台にある「観音堂」は当時中村の山中に大仙寺という七堂伽藍を有する真言宗の寺院がありましたが、室町時代に廃寺となりこの観音堂のみが残ったものを、1691年(元禄4年)に領主の下地により当寺に移築したもので、その後1847年(嘉永元年)に修築され現在に至っています。

そして観音堂の堂内の天井画「花ととりの絵図」は福知山城の舞殿に使用されていたと伝わる格天井を移したものといわれ、81枚の板には百花百鳥が色鮮やかに描かれており、事前に予約をすれば拝観することができます。

この他にも境内では四季を通じて花を楽しむ事ができますが、とりわけ別名「丹波の萩寺」と呼ばれ、福知山観光協会の選定する「福知山花の十景」にも選ばれているように萩の名所として有名です。

終戦直後に本堂前に白萩(シラハギ)を植えたのがはじまりといい、その後株分けして数を増やして境内や駐車場などに萩が植えられ、現在は白萩の他に宮城野萩(ミヤギノハギ)と錦萩(ニシキハギ)を加えた3種約150株となり、毎年初秋の9月上旬から中旬にかけて白色や赤色のしだれ萩が咲き乱れて境内を埋め尽くします。

養泉寺(丹波の萩寺)の施設案内

 

境内

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    「養泉寺参道」の石標

    猪崎交差点から府道55号舞鶴福知山線を北西へ進んだ55号線沿いの交差点右手角にある
    道を右に曲がり田園風景の中を少し進んだ所に境内がある

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    参道

    周辺はのどかな田園風景が広がる

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    墓地

    境内の東側

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    駐車場

    境内の東側

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    観音像

    境内南東側は庭園のようになっていて、中央に観音像が立っている

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    分岐にあり「ようこそようこそ」と書かれている

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    六体地蔵

    門の右手

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    入口の門前にある

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    寺号標と入口門

    門の右側に由緒書と寺号標があり「明光山 養泉禅寺」と刻まれる

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    十三重石塔

    入口門の左側

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    石段

    山門へと続く

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    山門

     

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    絹本着色光明本尊像図の説明板

    山門前左手

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    参道前庭

    本堂へと続く
    9月には両脇に萩が咲き乱れる

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    仏足石

    山門くぐってすぐ右

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    鐘楼

    山門入って右手の観音堂の手前

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    観音堂

    境内入って右手奥の石段を上がった高い位置にある

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    本堂

     

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    庭園

    本堂の東側にある枯山水の石庭

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    庫裏

    本堂左側

周辺

養泉寺(丹波の萩寺)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

9月中
萩の集い「名月コンサート」

 

月並行事

 
 

 

花ごよみ

3月中
桜(サクラ)

駐車場付近の庭園に6本の寒緋桜(カンヒザクラ)
桜は1991年(平成3年)に寺の名物の萩(ハギ)を贈った返礼として、鹿児島にあるロケット打ち上げ施設である旧文部省宇宙科学研究所の鹿児島宇宙空間観測所(現・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所)から贈られた苗木10本を住職が育てたもので、「ロケット桜」の愛称で親しまれているという

9月上~9月中
萩(ハギ)

丹波の萩寺として有名、1950年代頃にハギの植栽を始め、現在は本堂前や駐車場周辺などで白萩、錦萩、宮城野萩の3種約150株が楽しめる

 
彼岸花(ヒガンバナ)●

 

 
秋海棠(シュウカイドウ)

 

 
紅葉(こうよう)

 

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