岡田鴨神社
岡田鴨神社とは?(基本データ)
- 名前
- 岡田鴨神社(おかだかもじんじゃ)
- エリア
- 木津川
- ジャンル
- 建立・設立
- 第10代・崇神天皇(すじんてんのう)年間(B.C.148-B.C.29)
- 祭神
- [岡田鴨神社] 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
[天満宮] 菅原道真(すがわらのみちざね) - ご利益
- [岡田鴨神社] 交通安全・導きの神
[天満宮] 学問・出世の神 - 例祭
- 4/3(例大祭)
他に天満宮例祭 夏越祭(7/25)などが知られる - 神紋・社紋
- 尻合わせ三つ葵
- アクセス
- 駐車場
- 10台
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 不定休
- 拝観時間
- 9:00~16:00
- 住所
- 〒619-1113
京都府木津川市加茂町北鴨村44 - 電話
- 0774-76-3131
- FAX
- 0774-76-3138
- 公式サイト
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岡田鴨神社の地図
岡田鴨神社のみどころ (Point in Check)
京都府木津川市加茂町北、JR加茂駅の北東の木津川の南岸に鎮座する神社。
賀茂氏の祖である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀る神社で、式内社(式内大社)、旧社格は郷社。
「釈日本紀」に収載の「山城風土記」逸文によれば、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、日向国の高千穂の峰に天降られた神で、初代・神武天皇(じんむてんのう B.C.711-B.C.585)が東遷を行った際、サッカー日本代表のシンボルマークにもなっていることでも有名な八咫烏(やたがらす)に化身し、熊野から大和への難路の先導をしたといわれていて、大和平定の後は大和国・葛城山の峰にとどまった後、最終的に落ち着くこととなる山城国・下鴨神社(賀茂御祖神社)に至る途中に山城国・岡田の賀茂を通ったと記載があり、これが岡田鴨神社を指すと考えられ、このことから下鴨神社の元宮とする考え方もあるようです。
そして第10代・崇神天皇(すじんてんのう B.C.148-B.C.29)の時代、前述のような建角身命に縁のある岡田賀茂の地に、賀茂氏族の発展を祈願して賀茂氏による奉祀にて下鴨神社より祖神・賀茂建角身命を勧請し創建されたと伝わっています。
文献上の初見は859年(貞観元年)の「日本三代実録」で、当社に従五位上の神階を授けるとあり、また平安中期の927年(延長5年)にまとめられた当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である「延喜式神名帳」においては山城国相楽郡に「岡田鴨神社 大 月次新嘗」として、式内大社に列するとされ、古くより高い格式を有する神社であったといいます。
その後1873年(明治6年)には郷社とされ、1877年(明治10年)に式内岡田鴨神社と決定され現在に至っています。
元々は現在地より北西に鎮座していましたが、木津川の流路が変わる度に水害に遭ったことから、水害を避けるために当時は天満宮が祀られていたとされる現在地に遷座されたといい、現在の本殿にて鴨神社と天満宮が並んで祀られているのはその名残りですが、天満宮の方が境内社の扱いとなっています。
ちなみに同地は「続日本紀」の708年(和銅元年)9月22日の条に見える元明天皇の「岡田離宮」の地であるとも言われ、離宮が廃された後、その旧跡を保存するために天満宮が祀られたともいわれています。
一方、岡田鴨神社の旧地の方は、現在は藪となっていて、旧地であることを示す石碑「鴨大明神趾」が建てられています。
現在の「本殿」は江戸時代に春日大社から移築されたもので、移築当時の春日造(春日移し)が残されているといい、2018年(平成30年)に末社「金刀比羅神社」の本殿とともに京都府指定文化財に指定。
その他にもも境内は緑豊かで本殿裏にある楠の巨木が見事なほか、天満宮にちなんだ紅白の梅もあり、また春は桜、夏には百日紅の花が境内を彩ります。
行事としては毎年7月25日に開催される天満宮の祭礼である「夏越祭」が知られていて「茅の輪くぐり」が行われて多くの参拝者で賑わいます。
岡田鴨神社の施設案内
境内
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鳥居
南面して建つ
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社号標
鳥居の前左
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「左 いが いせ道」の道標
鳥居の右
奈良・京都から伊勢に向かう街道の分岐点だったことが分かる
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参道
50mほどで松並木が続く
東側に平行して舗装された右が続く
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分岐
参道の最後の方が交差点のようになっている
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天満宮の灯篭
手水舎の手前
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手水舎
神門手前左
八咫烏の像がある
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御神門
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本殿前広場
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社務所
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八幡宮(遥拝所)
祭神は応神天皇
国家・家庭の守護神、文化・開運の神
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三十八社神
本殿正面右手にある末社で、京都府指定文化財
祭神は鹿嶋神御子三十八神
武道・勝負の神
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金刀比羅神社
本殿正面右手にある末社で、京都府指定文化財
社殿は江戸時代に春日大社より移築された春日造
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拝殿
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狛牛
本殿前右手
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本殿
正面向かって右が岡田鴨神社で賀茂建角身命を祀り交通安全・導きの神
左が摂社・天満宮で菅原道真公を祀り学問・出世の神
江戸時代に春日大社から移築されたもので、移築当時の春日造(春日移し)が残されているといい、2018年(平成30年)に京都府指定文化財に指定
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社殿跡の石標
本殿右
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楠(クスノキ)
本殿裏にある巨木
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関連
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岡田鴨神社旧跡地碑
神社の西北西200mの竹藪の中に1927年(昭和5年)建立の石標が建つ
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周辺
岡田鴨神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 4/3
例大祭
- 7/25
天満宮例祭 夏越祭
17:00
半年間の罪や穢れを祓い、清浄なる心身に立ち返る神事
直径2mの茅の輪を総代が奉製し茅の輪くぐりが行われる
参道には園児の奉納した行燈絵画や夜店が立ち並ぶほか、境内では神賑行事も行われる
月並行事
花ごよみ
梅(ウメ)●
桜(サクラ)●
百日紅(サルスベリ)●
金木犀(キンモクセイ)●