芹生の里 京都観光

芹生の里

芹生の里

貴船の北の芹生峠を越えた先、北山杉に覆われた山里

貴船神社奥の院の北、府道361号の芹生峠の先の京北芹生町は標高700m、北山杉に覆われ茅葺民家が点在する山里。 歌舞伎の三大名作菅原伝授手習鑑の寺子屋で名高い伝説の地で道真の遺児を教育した武部源蔵の屋敷跡も。 そばを流れる灰屋川に自生する芦が名の由来で灰屋までの渓流沿いはハイキングコース

芹生の里とは?(基本データ)

名前
芹生の里(せりょうのさと)
エリア
京北・周山
ジャンル

山里

建立・設立
 
札所等
京北十景
アクセス
  • 叡山電鉄鞍馬線「貴船口」駅下車 府道361号を北へ徒歩約1時間40分
  • 京都バス「貴船」(33系統)下車 府道361号を北へ徒歩約1時間10分
駐車場
なし
拝観料
なし
お休み
特になし
拝観時間
見学自由
住所
〒601-0404
京都府京都市右京区京北芹生町
電話
075-852-0300(右京区役所京北出張所)
FAX
-
公式サイト
芹生の里 京都京北ナビ
芹生庵

芹生の里の地図

芹生の里のみどころ (Point in Check)

京都市右京区京北芹生町、京都市北部の郊外、貴船神社の奥の院から府道361号を北へ進み、芹生峠を越えた先の標高700m、北山杉に覆われ茅葺の民家が点在する山里。

2005年(平成17年)に京都市右京区に合併・編入された旧京北町の一地区で、右京区の北部、大堰川の支流の灰屋川(はいやがわ)の最上流に位置しており、地名の由来はその集落を流れる灰屋川に芦が自生したとの伝承からといいます。

集落の南部にある芹生峠を隔てて北が右京区京北芹生町、南が左京区鞍馬貴船町と行政区分は峠を境に分かれていますが、現在の府道361号はかつては京北周山から京の都へ向かう際の最も知られた道であったといい、往来する人も多く、現在川床で有名な貴船は周山方面から芹生峠を越えた人が休憩を取る茶屋のようなものから始まったといわれていて、また林業が盛んでかつては薪炭などを京の都へと送られていたといいます。

しかし周山から京都へ向かう道としては国道162号(周山街道)がメインとなり、離村者が相いだ現在は数件の民家が点在するのみの静かな山里となっていますが、豊かな自然が残る灰屋から芹生までの灰谷川の渓流沿いは絶好のハイキングコースとして人気といいす。

また芹生の里は歌舞伎の三大名作として名高い「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の中で、物語の大きな山場となる四段目「寺子屋の段(てらこやのだん)」の舞台になっていることでも知られています。

藤原時平の讒言により太宰府へ左遷された菅丞相(菅原道真)の子息・菅秀才(かんしゅうさい)を委ねられた丞相の愛弟子・武部源蔵(たけべげんぞう)が、人里離れた鳴滝村(京都市右京区)で手習指南を務めた後、この地に隠棲し菅秀才を匿っていたといい、現在の勢龍天満宮のある辺りが武部源蔵の邸宅跡(史跡寺子屋の跡)として伝わっています。

2016年(平成28年)に南丹市、綾部市、京丹波町や京都市左京区・右京区にまたがる山間地帯を主体とした一帯が「京都丹波高原国定公園(きょうとたんばこうげんこくていこうえん)」として国定公園に指定されると、指定区域は京都府により「森の京都」と新たに命名されて地域振興が図られていますが、芹生の里もその対象エリアの一つとなっており、また世帯数が減少し冬季は無人になる消滅可能性集落となったことから「芹生の里保存会」が結成され、芹生の里の存続と発展のための様々な取り組みが行われているといいます。

芹生の里の施設案内

 

芹生峠~芹生の里入口の分岐

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    芹生峠

     

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    枕状溶岩露出箇所

     

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    芹生の里入口

    府道361号を貴船側から北上した場合の里の入口
    寺子屋橋の手前右に「京北十景 芹生の里」の標柱とその左に「京都丹波高原国定公園登録記念碑」が建つ
    橋を渡るとすぐ分岐

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    京都丹波高原国定公園登録記念碑

     

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    寺子屋橋

    灰屋川に架かる

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    分岐

    道標が2つ
    1つは「右 花背に至る 左 山国を経て周山に至る」で、もう一つは左右それぞれにあるスポットを表示している

分岐西側

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    芹生山荘 掬水庵(きくすいあん)

    桜の名人・佐野藤右衛門が設計・監修した紅枝垂桜の庭園
    4月末頃に満開を迎える本州でも最も遅い桜

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    河原畑家

    里の中でも最も古い民家の一つで唯一蔵が保存されている

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    佛返りの地蔵尊

     

分岐東側

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    芹の里

    里内唯一の民宿

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    聖福寺

    日蓮宗寺院

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    芹生町案内図

     

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    芹生ロッジ

     

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    勢龍天満宮(せりょうてんまんぐう)(史跡寺子屋の跡)

    1943年(昭和18年)に武部源蔵の隠棲の跡と伝わる現在地に建立された社で、祭神として菅原道真公を祀る
    菅原道真の忠僕として知られる武部源蔵は芹生で寺子屋を開いたと伝わり、芹生の里は歌舞伎や人形浄瑠璃で演じられる「菅原伝授手習鑑 第四段 寺子屋の段」の舞台となっている
    南座の吉例顔見世興行にて「菅原伝授手習鑑」を演じる歌舞伎役者は舞台の成功を祈願してよく参拝に訪れるという
    境内は入口に鳥居、鳥居の左手に説明板、鳥居をくぐるとすぐ寺子屋橋という名前の木造の橋が灰屋川に架かり、橋を渡ると覆屋で囲われたやや小さめの本殿が鎮座し、その左奥に歌碑がある

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    古代杉の森

    寺子屋跡の上流の谷合は巨木・奇木が点在する神秘的なパワースポット

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    氷池の跡

    かつて村人がここに人工の小池を設けて谷水を導き入れて凍らせ、初夏まで保存の後に御所に献上していたという

周辺

芹生の里の主な年間行事・カレンダー

年中行事

 
 

 

月並行事

 
 

 

花ごよみ

 
桜(サクラ)

 

 
銀杏(イチョウ)

勢龍天満宮

芹生の里のレポート・旅行記

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