西賀茂大将軍神社 京都観光

西賀茂大将軍神社

西賀茂大将軍神社

 

 

西賀茂大将軍神社とは?(基本データ)

名前
西賀茂大将軍神社(にしかも たいしょうぐんじんじゃ)
エリア
紫野・鷹ヶ峯
ジャンル

寺社 鳳輦・神輿

建立・設立
609年(推古17年)
祭神
磐長姫命(いわながひめのみこと)
およびその家族神四柱
ご利益
王城鎮護・北方守護
方除け
不老長寿・延命長寿
例祭
10/23以前の日曜(例祭)
神紋・社紋
 
アクセス
  • 京都市営バス「大宮総門口町」(1・9・37・特37号系統)下車 徒歩約5分
  • 京都市営バス「神光院前」(1・9・37・特37号系統)下車 徒歩約5分
駐車場
なし
拝観料
境内自由・無料
お休み
-
拝観時間
-
住所
〒603-8845
京都府京都市北区西賀茂角社町129
電話
075-491-6623
FAX
-
公式サイト
京都市指定・登録文化財 環境保全地区(北区) 京都市情報館

西賀茂大将軍神社の地図

西賀茂大将軍神社のみどころ (Point in Check)

京都市北区西賀茂角社町、世界遺産・上賀茂神社の西に位置する西賀茂地域の産土神として知られる神社。

この点、京都市内には複数の大将軍神社が存在することから、それらを区別するため「西賀茂大将軍神社(にしがもたいしょうぐんじんじゃ)」と呼ばれることもある神社です。

社伝によると飛鳥時代の609年(推古天皇17年)、この西賀茂にあった古代の役所・官衙(かんが)の瓦窯で働いていた人々の瓦屋寺の鎮守社として建立。
そして794年(延暦13年)、第50代・桓武天皇の平安京造営に際しては、王城鎮護のため京都の四方に「大将軍神社」が祀られましたが、当社はそのうちの北方の守護神とされたと伝えられています。

その後は西賀茂地域(今原・鎮守庵・総門・田尻)の産土神(氏神)として、地域の人々に厚く崇拝されてきました。

主祭神として磐長姫命(いわながひめのみこと)とその家族神4柱の計5柱を祀り、王城鎮護(北方)、方除け、そして不老長寿・延命長寿のご神徳で知られています。

現在の本殿は1591年(天正19年)に造営された上賀茂神社(賀茂別雷神社)の摂社・片岡社の旧本殿を、江戸初期の1629年(寛永6年の)の賀茂社造営の際に氏子たちが譲り受け、1628年(寛永5年)から1636年(寛永13年)の間に移築したもの。
一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、流れ造社殿としては賀茂社(上賀茂・下鴨)の現存する社殿として最古の建物とされ、同じく同時期に受領した片岡神社の刻銘のある2個の鉄燈籠とともに、1985年(昭和60年)に京都市指定有形文化財に登録されています。

また本殿や拝殿を中心とした境内に鎮座する建築物群とそれを取り囲む樹木とが一体となって鎮守の森としての景観をよくどどめており、優れた境内環境を形成しているとして、1985年(昭和60年)6月1日に境内全域が京都市の「大将軍神社文化財環境保全地区」に指定されています。

行事としては毎年10月下旬に執り行われる「例祭」が有名で、前日の夜に「宵祭」の神事として餅搗き(もちつき)が行われた後、当日の神輿巡行では、主に小学校高学年の女子7名で構成される「乙女」たちが神饌物を納めた御舟を頭の上に乗せて運び、行列の主役を務めます。

この点、大将軍は日本古来の神ではなく中国の風水思想から生まれた陰陽道における方位神で、奈良時代頃日本に入り、平安中期から鎌倉初期にかけて最も盛んに信仰を集めたといい、建築や転居、旅行などにおいて方角の吉凶を司る神として、長きにわたり民間の崇敬を集めてきた神様です。

大将軍信仰は、最も盛んだった江戸時代には全国的に広まっており、一村一社といわれるほどに「大将軍社」があったといいますが、「神仏分離令」を機に多くの大将軍神社が姿を消し、現在は大将軍を祀る神社は多くはありませんが、京都には西賀茂のほかに現在、大将軍神社として
【北】今宮神社大将軍社
【南】藤森神社大将軍社
【西】大将軍八神社
【東】東三条大将軍神社
が現存しています。

西賀茂大将軍神社の施設案内

 

境内

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    大将軍社の社号標と駒札

    境内の北東の交差点、交差点を南へ進むと正面鳥居

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    看板

    大将軍神社と5枚のパネルで

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    南鳥居

    正面鳥居

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    由緒書

    鳥居の右手

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    南参道

    途中左手に玉垣

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    手水舎

     

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    社務所

    神符守札授与所・祈祷受付所

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    拝殿

    珍しい割拝殿の形式

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    拝殿内部

     

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    本殿

     

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    立砂

    本殿前に2つ

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    石灯籠

    本殿手前の「大将軍」と刻まれた灯籠は江戸初期、寛永年間(1624-45)のもの

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    東側末社群

    角ノ社 素戔嗚尊(すさのおのみこと) 大将軍=牛頭天王と同一視
    片岡神社 事代主神(ことしろぬしのかみ)
    貴船神社 高 神(たかおかみのかみ)
    稲荷神社 宇気母智神(うけもちのかみ)

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    立砂

    東側末社の北側に1つ

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    西側末社群

    愛宕神社 火之迦具神(ほのかぐつちのかみ)
    松尾神社 大山咋神(おおやまくいのかみ)
    八幡神社 応神天皇(おうじんてんのう)
    春日神社 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
    山王神社 大山咋命(おおやまくいみこと)

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    瓦窯から発見された石

    拝殿横

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    世代受け継ぎの木

    境内に3か所あるという朱色の玉垣で囲われた杉の木
    数百年にわたって繁茂した大木が倒れた後、その根元に種が落ちて自然に成長した実生の木であるという

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    西参道

     

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    西鳥居

     

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    説明板

    西鳥居の右手
    京都市指定文化財環境保全地区の説明も

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    道標

    神光院前の交差点を南へ行った所にある
    この交差点を西へ進むと正面鳥居手前の看板に突き当たる

周辺

関連

西賀茂大将軍神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1
歳旦祭

 

4/29
春祭

 

6/30
大祓

 

7月土用の丑の日
虫送り

 

9/1
八朔

 

10/23以前の日曜
例祭(御輿巡行)

前日の夜に「宵祭」の神事として餅搗き(もちつき)
当日の神輿巡行では、主に小学校高学年の女子7名で構成される「乙女」たちが神饌物を納めた御舟を頭の上に乗せて運び、行列の主役を務める
その他に氏子各町会長の「総代」、乙女の警護を担う男性「宮詣」、主に就学前の児童で構成される「稚児」、そして主に小学生たちで構成される「神輿若中」などの行列が、古来の衣装に身を包み氏子町内を練り歩く

11/23
お火焚

 

12/31
大祓

 

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