東福寺 天得院
東福寺 天得院のとは?(基本データ)
- 名前
- 東福寺 天得院(とうふくじ てんとくいん)
- エリア
- 東福寺・稲荷
- ジャンル
- 建立・設立
- 正平年間(1346~70年)
- 創始者
- 東福寺第30世・無夢一清
- 宗派
- 臨済宗東福寺派 大本山東福寺の塔頭
- 山号
- 万松山(萬松山)(ばんしょうざん)
- 本尊
- 千手観音立像
- 寺紋
- 桔梗
- アクセス
- 駐車場
- ■東福寺駐車場
├バス6台分(北駐車場)
└自家用車30台 無料
※秋の特別拝観期間中は閉鎖 - 拝観料
- ■初夏(桔梗(ききょう)を愛でる特別拝観)
├大人500円
├中高生300円
└小学生以下無料
■秋の特別拝観
├昼食1人 4,000円
├茶席1人 1,300円
└夕食1人 4,000円 - お休み
- 通常非公開
■特別拝観(6月中旬~7月初旬の桔梗の時期と・11月中~12月初旬の紅葉の時期のみ公開)
└公開中は無休
※期間中初夏は「桔梗膳」秋は「紅葉膳」の精進料理 - 拝観時間
- ■初夏(桔梗(ききょう)を愛でる特別拝観)
└10:30~17:00(受付は16:30まで)
■秋の特別拝観
├昼食 11:30~14:00
├茶席 14:00~17:00
└夕食 17:00~19:00
■夜間特別拝観(11月中旬)
└17:00~20:30 - 住所
- 〒605-0981
京都府京都市東山区本町15丁目802 - 電話
- 075-561-5239
- FAX
- 075-525-3653
- 公式サイト
- 京都東福寺 天得院
東福寺 天得院の地図
東福寺 天得院のみどころ (Point in Check)
京都市東山区本町15丁目、京都屈指の紅葉の名所として知られる臨済宗東福寺派の大本山・東福寺の日下門前にある、25ある塔頭寺院の一院。
南北朝時代の正平年間(1346-70)に、東福寺第30世・無夢一清(むむいっせい)が開創した東福寺五塔頭の一つで、その後は年とともに寺は衰微していましたが、大機慧雄(だいきえゆう)により中興されました。
1614年(慶長19年)、東福寺第227世・文英清韓(ぶんえいせいかん)が住菴となり、豊臣秀吉や秀頼に五山文学を教授する学僧として手厚い扱いを受け、秀頼の請に応じて方広寺の鐘銘を撰文することになりましたが、豊臣家が滅亡した「大坂の陣」の引き金にもなったいわゆる「方広寺鐘銘事件」で鐘銘中の「国家安康 君臣豊楽」の文字が家康の文字を引き裂くことで徳川家を呪詛し、豊臣家の繁栄を願うものとして家康の怒りを買い、難詰された結果、天得院は取り壊されました。
その後、江戸後期の1789年(天明9年)に再建された後、1868年(明治元年)に山内の塔頭・本成寺を合併して現在に至っています。
美しい杉苔に覆われた枯山水の庭園は、桃山時代に作庭されたと伝わり、1968年(昭和43年)に中根金作の指導により一部補修されたもので、現在はこの庭園内の土塀に沿って桔梗や萩などの四季の花が美しく咲く花の寺として親しまれており、とりわけ桔梗は作庭された頃から植えられていたといい「桔梗の寺」として知られ、寺紋も桔梗となっています。
また紅葉やツワブキも美しいことで知られ、初夏の6~7月と秋の11月の年に2回特別公開され、初夏は枯山水庭園一面を覆うように紫色や白色の花を咲かせる約300本の美しい桔梗の姿を、秋は杉苔に覆われた枯山水庭園と紅葉との美しいコントラストを本堂内の華頭窓と呼ばれる独特な形をした窓を通して楽しむことができます。
期間中は庭園を鑑賞しながら書院にて「桔梗膳」または「紅葉膳」の精進料理のほか、抹茶や甘味を頂くこともできるほか、日没後には庭園ライトアップも開催され、夜の庭園を楽しむこともできます。
東福寺 天得院の施設案内
境内
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道標
東福寺日下門前の交差点角
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山門
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寺号標
山門右
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「桃山時代 枯山水庭園」の石標
山門左
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参道
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慈母観音
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筆塚
庫裏の左手前
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歌人・荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)の句碑
「石のしたしさよしぐれけり」
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花岡大学童話碑
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庫裏
山門くぐって左
玄関から拝観受付へ
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方丈
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廊下
突き当たりに花頭窓
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方丈南庭
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坐禅石
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手水鉢
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門
扉に桔梗の寺紋
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方丈西庭
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花頭窓
西庭側
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石灯籠
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書院
西庭の奥
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坪庭
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東福寺保育園・東福寺児童館
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関連
周辺
東福寺 天得院の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 6月中~7月中
初夏の特別拝観(桔梗を愛でる特別拝観)
- 11月中~12月初
紅葉を愛でる特別拝観
花ごよみ
- 11月中~3月上
椿(ツバキ)●
外からも見ることができる
- 4月中~4月下
霧島躑躅(キリシマツツジ)●
拝観不可
紫陽花(アジサイ)●
- 6月中~7月上
桔梗(キキョウ)
「桔梗の寺」と呼ばれ寺紋も桔梗
安土桃山時代作庭と伝わる枯山水庭園に300本以上、一面の杉苔の中に咲く青と白の桔梗のコントラストが美しい
6月中~7月上旬にかけ「桔梗を愛でる特別拝観」があり、特別公開期間中の昼は精進料理、夜は庭園のライトアップと抹茶が楽しめる- 6月上~中、9月上~中
萩(ハギ)
二度咲きの萩で知られる
土塀の外側にハギが植えられ、6月上~中旬と9月上~中旬の二度楽しめる
外からも見ることができる- 9月中
藤袴(フジバカマ)●
外からも見ることができる
- 9月中
彼岸花(ヒガンバナ)●
白い彼岸花
外からも見ることができる- 9月中
石蕗(ツワブキ)
外からも見ることができる
- 11月下~12月初
紅葉(こうよう)
- 11月中~3月上
山茶花(サザンカ)●
外からも見ることができる