JR稲荷駅 京都観光

JR稲荷駅

JR稲荷駅

伏見稲荷大社前に位置、国鉄最古のランプ小屋が現存

JR奈良線の駅で相対式ホーム2面2線の地上駅。京阪伏見稲荷駅とともに伏見稲荷大社の最寄り駅だがこちらは駅から徒歩すぐ。 京阪同様に神社をイメージし駅の柱が一部朱塗りに。 構内には東海道本線の駅だった名残の準鉄道記念物である国鉄最古のランプ小屋が現存。 龍谷大学深草キャンパスへのアクセスにも

JR稲荷駅とは?(基本データ)

名前
JR稲荷駅(じぇいあーるいなりえき)
エリア
東福寺・稲荷
ジャンル

鉄道・駅 JR奈良線

建立・設立
1879年(明治12年)8月18日
アクセス
  • JR奈良線「稲荷」駅下車すぐ
  • 京阪本線「伏見稲荷」駅下車 東へ徒歩約5分
  • 京都市営バス「稲荷大社前」(南5号系統)下車 徒歩約7分
駐車場
-
拝観料
なし
お休み
特になし
拝観時間
時刻表に準ずる
住所
〒612-0881
京都府京都市伏見区深草稲荷御前町
電話
0570-00-2486(JR西日本お客様センター)
FAX
-
公式サイト
稲荷駅 JRおでかけネット
稲荷駅ランプ小屋(準鉄道記念物) JRおでかけガイド

JR稲荷駅の地図

JR稲荷駅のみどころ (Point in Check)

京都市伏見区深草稲荷御前町、京都市の南東、千本鳥居で有名な伏見稲荷大社の伏見街道を挟んで一の鳥居の向かいにある、JR西日本(西日本旅客鉄道)の奈良線の駅。駅スタンプは伏見稲荷大社の千本鳥居。

当駅は現在は奈良線の所属となっていますが、元々は東海道本線の駅として開業されたのがはじまりです。

東海道本線は東京都の東京駅から兵庫県神戸市の神戸駅までを結ぶJRの鉄道路線で、日本の鉄道路線としては最古の路線で、明治初期に初めて日本に鉄道が敷設されて以来、日本の鉄道交通・物流の大動脈を担い続けています。

1872年(明治5年)に新橋駅(のちの汐留駅)~横浜駅(現在の桜木町駅)間が日本で最初の鉄道として開業された後、関西では1874年(明治7年)の大阪駅~神戸駅間の仮開業を経て、1877年(明治10年)2月に京都駅~神戸駅間の営業が開始されました。

その後、関西における東海道本線は1879年(明治12年)に京都駅から現在の大津駅の南西にある大谷駅までの間、そして翌1880年(明治13年)には大谷駅から大津駅まで延伸されますが、稲荷駅は1879年(明治12年)8月18日にこの京都駅から大谷駅までの延伸の際に設置されたもので、1889年(明治22年)には新橋駅~神戸駅間の東海道本線が全通したのを受けて国鉄東海道本線の所属駅となります。

この点、当時の東海道本線の京都~大津間は、現在の路線(新東海道本線)とは異なり京都駅から稲荷駅~山科駅(旧)~大谷駅~馬場駅(現在の膳所駅)を結ぶルートでした。

これは当時はまだトンネルを掘る技術が低かったことからいったん南へと迂回するルートで作られたもので、稲荷駅から南へ下がった後は、現在の名神高速道路のルートで大谷まで結ばれていたといい、山科駅も今よりもずっと南にある勧修寺の境内の北側あたりに設置されていたといいます。

そしてその後1921年(大正10年)に東海道本線のルートのうち京都駅から馬場(現在の膳所駅)までの区間は、京都駅から大津までほぼ最短距離で東へと進んでいく現在のルート、すなわち東山トンネルから現在の山科駅を経由し新逢坂山トンネル、そして大津駅を経たルートへと切り替えられることとなり、京都駅から稲荷駅へと南へ迂回していた部分は東海道本線からは外れることとなります。

その一方でこのルートは京都の南にある奈良駅から伏見の桃山駅を経由して京都方面へと北上する新たな路線である「奈良線」に接続されることとなり、この時に稲荷駅は国鉄奈良線の所属駅となり、そして1987年(昭和62年)4月1日には国鉄分割民営化によって西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となり現在に至っています。

ちなみに京都から大谷までの旧東海道本線の残りのルートについては、前述の通り築堤跡を利用して1963年(昭和38年)に「名神高速道路」が整備されています。

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、反対側の京都方面の1番のりばへは階段とエレベーターとで跨線橋で連絡しています。

現在の駅舎は1935年(昭和10年)に竣工したコンクリート造りの建物で、伏見稲荷大社の最寄駅ということもあって駅舎は神社の雰囲気を取り入れた外観で造られているほか、内部の柱も一部が朱色に塗られていて、2000年(平成12年)から2003年(平成15年)にかけて近畿地方の特徴ある100の鉄道駅を選んだ第1回「近畿の駅百選」にも選ばれています。

また構内にはかつて当駅が東海道本線の所属駅であった時代の名残をとどめる「ランプ小屋」と呼ばれる建物が残されています。

1879年(明治12年)の旧東海道線開通当時に汽車が照明用に使ったランプや灯油類の保管場所として使用されていたもので、現存する旧国鉄最古の建物であることから準鉄道記念物にも指定されています。

約8平方メートルのレンガ造りの建物で内部には歴代の珍しいランプや当時の時刻表、運賃表、汽車の尾灯など当駅や奈良線に関する備品類が収蔵されており、予約すれば見学することも可能だといいます。

駅を出てすぐ正面にある伏見稲荷大社の最寄駅として、とりわけ正月には伏見稲荷大社への初詣客で大混雑となりますが、近年は外国人観光客が増加している関係もあって当駅の利用者も更なる増加を見せているほか、京都市内最古の多宝塔を有し桜の名所としても知られる宝塔寺(七面山)や、江戸時代の絵師・伊藤若冲の作と伝わる五百羅漢と若冲の墓のある「石峰寺」などの深草にある史跡を巡る際ににも利便性の高い駅となっています。

また駅の南西には龍谷大学の深草キャンパス、東側には京都工学院高校などがあり、学生の利用も多い駅となっています。

JR稲荷駅の施設案内

 

地上

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    駅舎

     

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    ランプ小屋

     

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    旧東海道本線の説明版

     

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    きっぷ売り場

     

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    コインロッカー

     

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    改札口

     

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    コンコース

     

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    トイレ

     

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    跨線橋へのエレベーター

     

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    宇治・奈良方面ホームへの階段

     

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    宇治・奈良方面ホーム

     

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    駅名標

     

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    跨線橋への階段(宇治・奈良方面)

     

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    跨線橋(北の階段側)

     

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    跨線橋への階段(京都方面)

     

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    京都方面ホーム

     

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    駅名標

     

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    跨線橋へのエレベーター

     

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    跨線橋(南のエレベーター側)

     

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    流水の桜

    駅舎から遠い京都方面のホームへの跨線橋を降りたところにある桜の木

周辺

JR稲荷駅の主な年間行事・カレンダー

年中行事

 
 

 

月並行事

 
 

 

花ごよみ

 
桜(サクラ)

 

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