天道神社
天道神社とは?(基本データ)
- 名前
- 天道神社(てんどうじんじゃ)
- エリア
- 二条城
- ジャンル
- 建立・設立
- 創建不詳
794年(延暦13年)に長岡から平安京へ遷座 - 祭神
- [天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)]
伊勢神宮内宮の主祭神、三貴子の一柱であり、皇室の氏神とされる
[八幡大神(はちまんおおかみ)]
第15代応神天皇と同一とされ、全国の八幡宮で祀られる、誉田別命(ほんだわけのみこと)とも
[春日大神(かすがおおかみ)]
春日大社の祭神であり、武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神の総称
藤原氏の氏神とされる - ご利益
- 国家安寧・子孫長久・萬民豊饒
五穀成就・家畜悪疫除け - 例祭
- 11/3
他に天道花神事(5/17)などが知られる - 神紋・社紋
- アクセス
-
- 阪急京都線「大宮」駅下車 徒歩約5分
- 京福電鉄(嵐電)嵐山本線「四条大宮」駅下車 徒歩約5分
- 京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅下車 徒歩約14分
- 京都市営バス「四条大宮」(3・6・8・11・13・特13・臨13・18・特18・26・28・29・32・46・55・67・69・71・91・201・203・206・207・臨号系統)下車 徒歩約5分
- 京都バス「四条大宮」(71・72・73・74・75系統)下車 徒歩約5分
- 京阪バス「四条大宮」(82系統)下車 徒歩約5分
- JRバス高雄・京北線「四条大宮」下車 徒歩約5分
- 京都市営バス「四条堀川」(3・8・9・11・12・13・特13・臨13・26・27・28・29・32・46・50・52・55・67・91・201・203・207・急101・急111号系統)下車 徒歩約5分
- 駐車場
- なし
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒600-8397
京都市下京区仏光寺通猪熊西入西田町615(仏光寺猪熊西北角) - 電話
- 075-821-2973
- FAX
- -
- 公式サイト
- 天道神社神輿会 Twitter
天道神社の地図
天道神社のみどころ (Point in Check)
京都市下京区仏光寺通猪熊西入西田町、四条大宮を南に入った住宅街にある小さな神社。
祭神は伊勢神宮・内宮の主祭神である天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)を主祭神に、正八幡大神(せいはちまんおおかみ)と春日大明神(かすがだいみょうじん)を左右に併祀しています。
創祀は不明ですが、かつては「天道宮」と称し、長岡京(現在の長岡京市)に祀られていたといい、平安遷都直前の792年(延暦11年)、長岡をはじめとする付近7郷(現梅津以南の村々)の村落で疫病が蔓延し家畜が甚大な被害を受け全滅の危機に瀕した際、この社に祈願したところ1頭の犠牲も出さずに全治したことから「家畜の悪疫除け」のご利益で知られるようになりました。
そして794年(延暦13年)の第50代・桓武天皇による平安京遷都の際には、国家安寧・子孫長久・万民豊穣を祈願して天道神社が勧請されることとなり、信仰の厚い長岡の村民は人々から家畜に至るまで沿道に並んで見送りをしたといいます。
当時は銅駝坊(どうだぼう)の南方、三条坊門東洞院(現在の東洞院通御池上る付近)にあり、1町四方におよぶ広大な境内に荘厳な社殿を有し皇室をはじめ多くの人々が集まる社だったといいますが、元弘・建武年間(1331-36年)に度々兵火に遭い焼失。
その後、200年余り経った戦国時代の1574年(天正2年)に織田信長により五条坊門猪熊の現在地を授かりようやく再興を果たしますが、江戸中期の1788年(天明8年)に京都で起きた「天明の大火」によって再び焼失し、後に再建されに現在に至っています。
境内はそれほど広い敷地ではないものの、縦長の敷地に本殿のほかに天満神社や稲荷社などが巧みに配置されており、このうち天道天満神社は、時代や資料によって25社が異なる場合はありますが、天道天神として「洛陽天満宮二十五社」の一つに数えられている社です。
また境内には明治天皇の皇后で明治天皇とともに東京の明治神宮に祭神として祀られている昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう 旧名・一条美子(はるこ) 1849-1914)の御胞衣を収めた塚がありますが、これは一条家に誕生した皇太后の栄華祈願のため、皇太后の父がこの地に埋納したもので、皇太后は19歳の時に皇后宣下を受け、見事に祈願成就となりました。
行事としては毎年11月3日の「例大祭・神幸祭」における神輿巡行が有名で、四条大宮の交差点付近での差し上げ時には多くの見物客で盛り上がります。
また5月17日には、長い竹竿の先に躑躅や石楠花、卯木などの季節の花をつけて庭先などに高く掲げる「天道花神事(てんどうばなしんじ)」が執り行われます。
主に旧暦の4月8日の灌仏会の日に開催され、近畿・中国・四国地方などで見られた風習で、祈年祭や花まつりの一種であるとか、鯉のぼりの原型であるなどともいわれていますが、明治期になってこの風習は廃れ、現在は山間の一部でしか見られないため、京都市内の街中で見られるのは非常に珍しいことだといいます。
その他にも6月30日の「夏越の祓」における茅の輪くぐりや、秋に境内を黄色く彩る銀杏の木などが見どころです。
天道神社の施設案内
境内
-
-
鳥居
-
-
-
社務所
-
-
-
拝殿・本殿
-
-
-
約束稲荷神社
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)(稲荷神)
-
-
-
天道天満神社
菅原道真公 洛陽二十五社
-
-
-
弁財天厳島社
市杵島姫命(いちきしまひめみこと)(宗像三女神の一神)
-
-
-
八坂社
牛頭天王(素戔嗚尊)
-
-
-
明治天皇皇后(昭憲皇太后)御胞衣埋納所の碑
-
-
-
オガタマノキ
-
-
-
クスノキ
-
-
-
イチョウ
-
-
-
東口
-
周辺
天道神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1
歳旦祭
- 2月節分
節分祭
- 5/17
天道花神事
国宝「洛中洛外図屏風(上杉本)」にも描かれている伝承的行事
近年行う所は稀で、神事として行うのはとりわけ珍しい- 6/30
夏越大祓神事(水無月大祓式・夏越祭)
17:00
- 11/2
例大祭・宵宮祭
17時より宵宮祭
17時~ 模擬店・子供みこし・ステージ・ビンゴゲームなど
19時半頃より祇園囃子奉納(過去に菊水鉾・は船鉾)- 11/3
例大祭・神幸祭
12時半より例大祭・神幸祭
13時半より神輿渡御
神輿のほか、剣鉾や子供神輿、獅子舞などが氏子区域を練り歩く
四条大宮交差点ロータリーで差し回し- 11/23
火焚祭
- 12/31
大祓式・除夜祭
月並行事
- 毎月1日
月次祭