御所八幡宮
御所八幡宮とは?(基本データ)
- 名前
- 御所八幡宮(ごしょはちまんぐう)
- エリア
- 三条寺町・四条河原町
- ジャンル
- 建立・設立
- 創建年不詳
村上源氏の流れを汲む中院(なかのいん)氏が源氏の氏神として知られる石清水八幡宮の若宮を三条坊門の邸宅内に勧請したのがはじまりと伝わる
鎌倉期の1278年(弘安元年)10月に御所の二条内裏が焼失した際、第91代後宇多天皇が前内大臣・中院通成の邸宅を仮内裏としたことから、邸宅内の鎮守社が「御所八幡宮」と呼ばれるように
南北朝時代には室町初代将軍・足利尊氏の弟・足利直義が邸宅を構え、「観応の擾乱」により直義が亡くなった後は尊氏により御所八幡宮が再興され足利氏の鎮守となる
昭和期に入り太平洋戦争の強制疎開により現在地に移転 - 祭神
- 八幡三神
├応神天皇(おうじんてんのう)(誉田別命 ほむだわけのみこと)
├神功皇后(じんぐう)((息長帯比売命 おきながたらしひめのみこと)
└比賣大神(ひめおおかみ)
[配祀] 宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)(稲荷社) - ご利益
- 厄除開運・勝運守護
安産・子宝 - 例祭
- 9月15日に近い日曜(例祭)
- 神紋・社紋
- 向かい鳩・十六菊
- アクセス
- 駐車場
- なし(近くに御池地下駐車場や有料パーキングあり)
- 拝観料
- 境内自由・無料
- お休み
- 無休
■おもしろ市
├毎週金曜日開催
└11:00~夕方(雨天中止) - 拝観時間
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- 住所
- 〒604-8105
京都府京都市中京区御池通高倉東入亀甲屋町594-1 - 電話
- 075-221-6417
090-1912-2290(おもしろ市) - FAX
- 075-221-6417
075-411-3256(おもしろ市) - 公式サイト
- 御所八幡宮社
京都おもしろ市
御所八幡宮の地図
御所八幡宮のみどころ (Point in Check)
京都市中京区御池通高倉東入る亀甲屋町、御池通と高倉通の交差点の南東角にある神社。
元々は村上源氏の一門である中院氏が、源氏の氏神である石清水八幡宮の八幡神を邸内に勧請し祀ったものでした。
その後、鎌倉時代の1278年(弘安元年)10月に御所の二条内裏が焼失したことにより、第91代・後宇多天皇は1279年(弘安2年)11月に三條坊門万里小路にあった前内大臣・中院通成(なかのいんみちなり)の邸宅に行幸。
その後もしばしば行幸し仮内裏としたことから、邸内に祀られていた中院氏の鎮守社は「御所八幡宮」の名で呼ばれ、代々の中院氏によって厚く奉斎されたといいます。
また邸宅のあった場所は平安末期の1180年(治承4年)に平氏討伐の令旨を発した後白河法皇の皇子・以仁王(もちひとおう)(高倉宮)の邸宅「高倉殿」があった場所であることから「高倉八幡」とも呼ばれていました。
そして南北朝の動乱の頃には室町幕府初代将軍・足利尊氏の実弟・足利直義が同地に邸宅を構えていましたが、兄弟が争った「観応の擾乱」の後に直義が亡くなると、尊氏は自らの邸内に清和源氏の流れをくむ足利家の守護神として勧請し再興。尊氏の法名「等持院」にちなんで「等持院御所八幡宮」とも呼ばれていたといいます。
その後は皇室や足利家の保護を受け繁栄するも、「応仁の乱」の後は衰退し、更に昭和期に入ると太平洋戦争中に御池通の強制疎開により、元々は堺町御池の西南角の御所八幡町にあった社地は御池通高倉東入へと遷され現在に至っています。
応神天皇、神功皇后、比売(ひめ)神の三神、いわゆる八幡神を祭神とする八幡宮の一社で、現在は初音学区とその近在の守護神として、また御池通に面していることから「御池の八幡さん」と呼ばれ親しまれています。
また安産と幼児の守り神としても有名で、子供の夜泣き、疳の虫退治のご利益で知られる左京区上高野の三宅八幡宮と並んで「虫八幡」と呼ばれ、世間の信仰を集めています。
例祭は9月15日に近い日曜日に行われていて、勇壮な神輿の渡御や、可愛らしい稚児行列が氏子区域を練り歩くほか、毎週金曜日にはフリーマーケット「八幡さんのおもしろ市」も開かれて賑わいます。
御所八幡宮の施設案内
境内
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鳥居と社号標と駒札
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看板
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手水舎
鳥居くぐって右
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社務所
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クスノキ
鳥居をくぐってすぐ左手
区民誇りの木
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本殿
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高良社
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初音稲荷および三社
稲荷社の朱塗りの鳥居の奥に左手に猿田彦社・大宮比賣社・金刀比羅社の三社、右手に稲荷社(初音稲荷)
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天満宮社と臥牛
末社群の瑞垣の脇
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絵馬掛
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皇太子殿下御成婚記念碑
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西口
高倉通側の出入口
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御池会館
御池通沿いの鳥居の左手
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周辺
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御池通
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高倉通
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御所八幡宮の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 6/30
夏越の大祓
大祓人形によるお祓いの受付
- 9/15に近い日曜
例祭(秋祭り)
前日18:00より「宵宮祭」
当日10:00より「祭典」
13:00より「神幸祭」
神輿渡御、子供神輿2~3基と稚児のお練り行列のほか、途中の休憩所などで太鼓の奉納も- 11/23
新嘗祭・お火焚祭
月並行事
- 毎週金曜
八幡さんのおもしろ市
11:00~夕方で雨天中止
10店ほどの店が手作り品や古布、小物を販売するフリーマーケット