網野神社
網野神社とは?(基本データ)
- 名前
- 網野神社(あみのじんじゃ)
- エリア
- 京丹後
- ジャンル
- 建立・設立
- 10世紀以前の創建
3か所に祀られていたものを1452年(享徳元年)9月に現在地に合併奉遷 - 祭神
- 日子坐王(ひこいますのみこ)
住吉大神(すみよしおおかみ)
水江浦嶋子神(みずのえのうらしまこのかみ) - ご利益
- 心願成就、海の神・交通安全
病気平癒(早尾神社)、防火・防災(愛宕神社) - 例祭
- 10月体育の日(例祭)
他に夏越の大祓(6/30)、愛宕神社例祭・マンドリ神事(7/24)などが知られる - 神紋・社紋
- 丸に三つ引き
- アクセス
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- 丹鉄宮豊線「網野」駅下車 北へ徒歩約25分、車・タクシーで約5分
- 丹後海陸交通バス「アミティ・網野庁舎前」下車 北へ徒歩約3分すぐ
- 駐車場
- あり
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒629-3101
京都府京丹後市網野町網野789 - 電話
- 0772-72-0079
- FAX
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- 公式サイト
- 網野神社
網野神社とこわか奉賛会
網野神社 Twitter
網野神社神輿連たつみ会 Facebook
網野神社本殿 文化遺産オンライン
網野神社の地図
網野神社のみどころ (Point in Check)
京都府京丹後市網野町網野、丹鉄網野駅の1kmほど北に鎮座する神社。
第9代・開化天皇の御子神で「古事記」において勅命により丹波国に派遣されて上蜘蛛の首領「玖賀耳之御笠」を誅し、その後丹後地方にとどまり国造りをしたと伝わる「日子坐王(ひこいますのみこ)」、大阪・住吉大社より分霊を受け海の神・交通安全の神として祀られている「住吉大神(すみよしおおかみ)」、そして浦島太郎のモデルとなったとされる浦島伝説ゆかりの「水江浦嶋子神(みずのえのうらしまこのかみ)」の3柱を祀る神社です。
その創建の経緯は不明ですが、平安中期927年(延長5年)にまとめられた当時官社に指定されていた全国の神社一覧「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」の中に記載のある延喜式内社であるため、創建はそれよりも前の10世紀以前とみられています。
そして元々は3箇所に鎮座されていたものを、砂に埋もれそうになったことから、室町時代の1452年(享徳元年)9月に現在の社地に合併奉遷されたと伝えられていて、元宮は銚子山古墳に近い宮山にあったといわれています。
現在の「本殿」は1922年(大正11年)に再建されたもので、「拝殿」は本殿と同じ時期に建てられた後、1927年(昭和2年)の丹後大震災の被災により、1929年(昭和4年)に再建されたものです。
また境内の「蠶織神社(こおりじんじゃ)」は1925年(大正14年)4月に地元のちりめんと養蚕の関係者が宮中紅葉山の養蚕神と京都・今宮神社にある織物神の分霊を勧請して祀ったもので、社殿は1782年(天明2年)に建造された元の本社の社殿が用いられているといい、毎年4月には「祈願祭(京丹後ちりめん祭)」が執り行われ、丹後ちりめんが奉納が行われています。
社殿は2007年(平成19年)から2008年(平成20年)にかけて蠶織神社とともに「平成の大改修」が行われ、その後2009年(平成21年)8月に本殿をはじめ拝殿、渡廊、神饌所、透塀、手水舎、石鳥居、蠶織神社社殿の計8棟の建築物が「国の有形登録文化財」に選定されています。
行事としては毎年秋の体育の日に神輿渡御が行われる「例祭」をはじめ、毎年夏の「愛宕神社例祭」では近年復活した迫力ある火祭り「マンドリ神事」、6月30日の茅の輪くぐりも行われる「夏越の大祓」などが知られています。
網野神社の施設案内
境内
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石鳥居
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社号標
鳥居の左
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参道
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手水舎
参道左
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社務所
参道左、手水舎の奥
丹後震災後の1929年(昭和4年)の建造
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儀式殿(結婚式場)
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蓬莱山
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拝殿
本殿と同時期の1922年(大正11年)に建てられた後、1927年(昭和2年)の「丹後大震災」の後に再建されたもので国の有形登録文化財
入母屋造金属板葺、正面に千鳥破風と軒唐破風を付ける
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本殿
現在の社殿は1922年(大正11年)の再建で国の有形登録文化財
設計は奈良県技師の岸熊吉、大工棟梁は城崎郡竹野村の長岡虎造が担当し、一間社流造金属板葺で蟇股などに華麗な彫刻が施されているのが特徴
なお1782年(天明2年)に建造されたと推定される元の本社社殿は蠶織神社の社殿となっている
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神輿蔵
本殿左奥
秋の例祭で用いる御神輿2基を安置する
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駐車場
参道途中右手
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市杵嶋神社
境内南東の亀の池に鎮座する通称「弁天さん」
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休憩所
市杵嶋神社そば
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神馬
蠶織神社の横
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蠶織神社の石碑
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蠶織神社(こおりじんじゃ)
参道途中右
1925年(大正14年)4月に地元のちりめんと養蚕の関係者が宮中紅葉山の養蚕神と京都・今宮神社にある織物神の分霊を勧請し祀ったもので、毎年4月に祈願祭を行い、丹後ちりめんが奉納される 社殿は1782年(天明2年)に建造された元の本社社殿で国の有形登録文化財
社名は大正天皇の皇后・貞明皇后(ていめいこうごう)のお言葉のまにまに定められものといい、由緒に皇室との縁が深いことから社紋は「菊」と「桐」となっている
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立脇神社
参道途中右
元は網野町尾坂地区の氏神だったが、地区の人口減少に伴って1962年(昭和37年)に網野神社境内に遷座
食物や稲や竈(かまど)など生活全般の守護神
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忠魂碑
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倉庫
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公園
境内東側は公園になっていて子供の遊べる遊具などもある
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石碑
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早尾神社
本殿右
病気平癒の神徳で知られる天湯河板挙命(あめのゆかわたなのみこと)を祀り、かつては秋の彼岸の中日を例祭日として竹市と相撲などがあったという
天湯河板挙命は垂仁天皇の命で白鳥を捕らえる際に水江に網を張ったことが「網野」の地名の由来との言い伝えもある
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愛宕神社への石段
本殿右奥
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愛宕神社
境内本殿右手奥、石段を上がった高台に祀られている
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関連
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網野神社元宮
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朝日神社
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周辺
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銚子山古墳
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しわ榎と嶋子の館跡
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六神社
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嶋児神社
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釣溜(つんだめ)
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福島神社
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網野神社の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1
歳旦祭
9:00
- 1/14
古札焼納神事(どんど焼き)
6:00より昼頃まで受付
正月の松飾りやしめ縄、古くなった御札やお守りなどを1年の感謝を込めて焚き上げる- 2/3
節分祈祷
- 3/13
祈年祭
- 4月中旬
蠶織神社祈願祭(京丹後ちりめん祭)
- 6/30
夏越の大祓(茅の輪くぐり神事)
18:00
- 7/24
愛宕神社例祭並びにマンドリ神事
境内にある愛宕神社の例祭で、火の神として知られる祭神・火産霊神(ほむすびのかみ)に感謝を捧げ、地域の防火防災を祈願
17:00より神事の後、18:00頃より神賑行事として神楽や網野太鼓のほか、最後に20:00頃より「マンドリ神事」と呼ばれる麦わらの束に火をつけ大きく振り回す火祭りが執り行われる
「マンドリ」は半世紀近く途絶えていたが、2013年(平成25年)に住民たちの手で「マンドリ保存会」が結成されて復活- 10月体育の日
網野神社例祭
10月体育の日の前日に「宵祭」
御神楽奉納祭、子ども屋台、神輿夜の巡行、網野太鼓
10月体育の日に「本祭」
8時半 例祭(神事・浦安の舞奉納・御神楽奉納)
10時頃 2基の神輿が出発、各区の子供みこし巡行
11時頃 御陵交差点にて元宮祭
午後 神輿渡御の後、神社に帰着後に還幸祭- 12/13
新嘗祭
- 12/31
年越の大祓