源光庵
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「悟りの窓」と「迷いの窓」からの紅葉の眺めは見事
鷹峯にある曹洞宗寺院。1346年に臨済宗大徳寺2世徹翁義享が隠居所として創建、江戸期に卍山道白が再興した際改宗。 本堂から丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」を通して眺める紅葉の庭園は額縁絵さながらの美しさ。 本堂の血天井は関ヶ原の戦いの際の落城の悲劇を今に伝える伏見城の遺構
源光庵とは?(基本データ)
- 名前
- 源光庵(げんこうあん)
- エリア
- 紫野・鷹ヶ峯
- ジャンル
- 正式名
- 鷹峰山 寶樹林 源光庵
- 建立・設立
- 1346年(貞和2年)
1694年(元禄7年)、再興され臨済宗から曹洞宗に改宗(「復古禅林」の別名) - 創始者
- [開基] 徹翁義亨(大徳寺2世)
[再興] 卍山道白 - 宗派
- 曹洞宗
- 山号
- 鷹峰山(ようほうざん)
- 本尊
- 釈迦牟尼佛(釈迦如来)
- 寺紋
- 三つ葉葵
五七の桐(総持寺)・久我龍胆(永平寺)(曹洞宗の宗紋2つ) - 札所等
- 釈迦三十二禅刹巡拝 第4番
- アクセス
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- 京都市営バス「鷹峯源光庵前」(6・北1号系統)下車 徒歩約1分
- 駐車場
- 自家用車20台分 無料
- 拝観料
- 中学以上 400円
小人 200円
※団体拝観は要予約 - お休み
- 無休(法要行事で拝観中止の時間あり)
- 拝観時間
- 9:00~17:00
- 住所
- 〒603-8468
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47 - 電話
- 075-492-1858
- FAX
- 075-493-5646
- 公式サイト
- 鷹峰山 源光庵 曹洞宗近畿管区教化センター
源光庵 曹洞禅ナビ
源光庵の地図
源光庵のみどころ (Point in Check)
京都市北区鷹峯(たかがみね)、平安京の中心・朱雀大路にあたる千本通の今宮通との交差点より北方、緩やかな上り坂の続く鷹峯街道(たかがみねかいどう)を進んだ先にある曹洞宗の寺院。
正式には「鷹峰山寶樹林源光庵(ようほうざん ほうじゅりん げんこうあん)」といい、山号は鷹峰山、本尊は釈迦如来。
南北朝時代の1346年(貞和2年)、朝廷から国の仏教行政を任さていれた大徳寺2世・徹翁義享(てっとうぎこう)の隠居所「復古堂」として開いたのがはじまり。
当初は臨済宗大徳寺派の寺院でしたが、その後衰微し、江戸初期の1694年(元禄7年)に加賀国大乗寺の27代目・卍山道白(まんざんどうはく、かいざんどうはく)により再興され、曹洞宗に改宗されました。
現在の本堂は道白による再興時の建築で、本尊・釈迦牟尼佛に加え、両脇に阿難(あなん)尊者、迦葉(かしょう)尊者が祀られています。
源光庵といえば何といっても丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」があることで有名です。
それぞれに仏意が込められており、丸い窓は、何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心、他方四角い窓は生老病死など日々のさまざまな苦しみの「人間の生涯」を表しているといわれていて、窓の前に座って自分の姿を見て自問自答し、自我を見つめ直す人も多く見かけられます。
近くにある光悦寺や常照寺とともに秋は紅葉の名所としても有名で、本堂前の北山を借景にした庭園をはじめ、門前から境内まで紅葉を楽しむことができ、中でも四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」の窓越しに見る紅葉は趣があり絵画のような美しさで、毎年数多くの参拝客が訪れます。
また本堂の天井「血天井」は「関ヶ原の戦い」の前哨戦となった「伏見城の戦い」で徳川家康の重臣・鳥居元忠とその家臣らが自刃した際についたという血の手形や足跡が残されています。
その供養のために東山七条の養源院や大原・宝泉院などに移築された伏見城の遺構の一つで、落城の悲劇を今に伝える貴重な資料となっています。
源光庵の施設案内
境内
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石標
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表門(旧門)
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門
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石碑
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石碑
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駐車場
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鐘楼
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山門
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庫裡
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開梛と雲版
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蹲踞
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WC(東司)
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椿
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受付
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書院
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悟りの窓・迷いの窓
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鶴亀の庭
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苔庭
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本堂
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血天井
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霊芝観世音
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鳥居元忠公位牌
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開山堂(復古堂)
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庭
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出口
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墓所入口
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墓所
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稚児井戸
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周辺
源光庵の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 1/1~1/3
修正会(大般若祈祷)
- 3月彼岸の日
春彼岸会
- 8月
盂蘭盆会
- 9月彼岸の日
秋季彼岸会
- 12/31
除夜の鐘
一般参拝者も参加可能、整理家を配布、108回で終了
月並行事
- 毎月第1日曜
坐禅会
7:00~9:00、1・8・11・12月は休会
座禅と法話
花ごよみ
山茱萸(サンシュユ)
本堂前
- 10月下
杜鵑草(ホトトギス)
山門をくぐり堂へと向かう石畳の参道の脇
芒(ススキ)
山門前の参道の両脇や境内にも
紅葉(こうよう)