宝塔寺(七面山)
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京都市内最古の多宝塔に京都の日蓮宗で最古の本堂も
平安初期に関白藤原基経が創建し源氏物語33帖「藤ノ裏葉」にも登場する真言宗極楽寺が前身。 鎌倉末期に日像に帰依し日蓮宗に改宗しその没後現在の寺名に。 七面山中腹1万坪の境内には京都の日蓮宗最古の本堂や総門、市内最古の多宝塔の3つの重文に朱色の仁王門、山上の七面社や7つの塔頭などがある
宝塔寺(七面山)とは?(基本データ)
- 名前
- 宝塔寺(七面山)(ほうとうじ(しちめんさん))
- エリア
- 東福寺・稲荷
- ジャンル
- 建立・設立
- 嘉祥年間(848~51年)、藤原基経が極楽寺として創建(源氏物語33帖「藤ノ裏葉」にも登場)
899年(昌泰2年)、基経の子・藤原時平が完成
1307年(徳冶2年)、住持の良桂が日像に帰依し延慶年間(1308~1311年)、真言宗から日蓮宗に改宗
1590年(天正18年)、応仁の乱で焼失後に8世・日銀が伽藍を再建 - 創始者
- [開基] 藤原基経
[開山] 日像 - 宗派
- 日蓮宗
- 山号
- 深草山
- 本尊
- 三宝尊
- 寺紋
- 井桁に橘(日蓮宗の宗紋)
- アクセス
- 駐車場
- 自家用車10台分 無料
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 無休
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒612-0885
京都府京都市伏見区深草宝塔寺山町32 - 電話
- 075-641-1859
- FAX
- 075-643-3033
- 公式サイト
- 宝塔寺 永代供養墓 寂光廟
宝塔寺(七面山)の地図
宝塔寺(七面山)のみどころ (Point in Check)
京都市伏見区深草宝塔寺山町、伏見稲荷大社の少し南にある日蓮宗の寺院。
旧本山は大本山妙顕寺で、山号は深草山(じんそうざん)。
寺伝によると平安中期の899年(昌泰2年)、関白・藤原基経(もとつね)が発願し、基経の没後にその嫡子・藤原時平(ときひら)が父の開運の旧地に真言律の僧・聖宝(しょうぼう)を開山に迎えて創建した「極楽寺(ごくらくじ)」が前身とされています。
代々藤原氏の外護を得て栄え、有名な紫式部の「源氏物語」の「藤裏葉」帖に寺名が言及されているほか、鎌倉時代には曹洞宗の開祖・道元も宇治に興聖寺を開く前に境内の安養院(あんにょういん)に住していたといわれています。
当初は真言宗の寺院ででしたが、鎌倉後期の1310年(延慶3年)、日蓮の法孫で京都で布教にあたっていた日像(にちぞう)が当時の極楽寺の住持・良桂(りょうけい)と法論を行った結果、日像に帰依するとともに日蓮宗へ改宗して法華の道場となり、「鶴林院」と改められました。
日像(にちぞう)は1294年(永仁2年)に日蓮の弟子としては初めて京都布教のため入京し、1334年(建武元年)に妙顕寺を開いて京都に宗門の礎を築いていますが、その基はこの寺院にあったといえ、そのためこの地には遺言により日像の廟所(びょうしょ)が置かれているほか、妙顕寺の歴代住持もここに埋骨されています。
その後、1467年(応仁元年)の「応仁の乱」や「「天文(てんぶん)の乱」によって多宝塔以外の伽藍は焼失。
長らく再建されませんでしたが、戦国時代の1590年(天正18年)、8世・日銀によって中興され、45年間かけて本堂はじめ諸堂を再興し、寺名も現在の「宝塔寺」に改められました。
寺名の由来は、日像が京都に入る7つの街道の入口「京都の七口」に建立した法華題目の石塔婆「題目石塔」の1つを日像の廟所に祀ったことによるものといわれています。
境内は室町時代1439年(永享11年)以前の建築で京都市に現存する中でも最古といわれる「多宝塔」をはじめ、本堂、四脚門(総門)などの国の重文指定の建物なども有する伽藍と7つの塔頭寺院で構成。
まず門前の室町中期建立の「四脚門(総門)」の周囲は隠れた桜の名所として知られ、そこから仁王門へと続く長い石段の参道は、両側を塔頭寺院が囲み、時代劇のロケにもよく使用される風情のある場所です。
次に朱塗りの色鮮やかな「仁王門」は江戸中期の1711年(宝永8年)の再建で、両脇を仁王像が守護し、大きな提灯の吊るされた天井には250枚もの牡丹絵画が飾られています。
そして荘厳な雰囲気の「本堂」は、1608年(慶長13年)の創建で、堂内に十界曼荼羅・釈迦如来立像及び日蓮・日像の像が安置されています。
更に本堂背後の「七面山(しちめんさん)」へ向かって伸びる長い石段の先には、1666年(寛文6年)に勧請された法華信仰を守護する七福吉祥の七面大明神(しちめんだいみょうじん)(七面天女)を祀る「七面堂」があり、そこからの眺めも見事です。
また石段の途中には芸能守護の神として、とても珍しい「都々逸(どどいつ)大明神」も祀られています。
近年外国人観光客などに人気の伏見稲荷大社のそばにありながら、観光寺院でないことから境内は人気も少なくゆったりと散策できるほか、市街地の見晴らしも良く、ちょっとした穴場スポットといえるお寺です。
宝塔寺(七面山)の施設案内
総門・石段
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総門(四脚門)
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石標
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藤裏葉苑の石
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源氏物語像
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伽藍石
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門衛所
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石段
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圓妙院
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大雲寺
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直勝寺
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日像荼毘所碑
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霊光寺
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了性院・本久院・深信院廃寺跡
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慈雲院
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自得院
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本堂・多宝塔
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仁王門
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放生池
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浄行菩薩(手水)
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本堂
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慈母観世音菩薩
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ポンプ室
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鐘楼
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門
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方丈(本坊)
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WC
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客殿
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納骨堂
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長廊下
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霊宝堂
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高麗門
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石塔
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神輿蔵
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駐車場
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法華納経塔
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痔守護秋山霊
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大本山妙顕寺歴代墓所
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多宝塔
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舎利塚
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墓地
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四海唱導廟所
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宝塔寺自動車道路
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太鼓楼・日像上人廟
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太鼓楼(鼓楼)
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昭宣堂
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昭宣塚・千塔塚
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三十番神堂
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日蓮銅像
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法輪石
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経一丸像
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日像上人廟
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千仏堂(鬼子母神)
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七面宮
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七面宮
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茶所
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妙見堂
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都々逸大明神
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鷹義大明神・清鷹姫大神
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熊鷹大明神
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たつみの瀧
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神馬像
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常富稲荷社
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武春大明神
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